日本の良さを、ヨーロッパの人が教えてくれる時代になりました | お酒、グルメ、ときどき健康と雑学

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鉄なべは、革製品などのように使えば使い込むほど味が出てきて、馴染んできます。
なべが育つわけです。
また丈夫なので長く使うことができます。
したがって、親子代々受け継いで使うこともできます。
 
最近海外で、とくにフランスで人気が出ているのが南部鉄器の鉄瓶です。
日本ではほどんど人気がなく、伝統の技術が途絶えてしまうかもしれない危機に直面して、
生産者たちは、活路を海外に求めました。
外国人にも受け入れられるようにカラフルな鉄瓶を作ることで、最近の日本ブームと相まって、
フランスで人気に火が付き,ヨーロッパに広がりました。
 
最近の鉄瓶は、内部にホーロー加工やコーティングしてあるものもあるので、
鉄分補給には適していないものもあるみたいですが、
へこんだり割れたりしないのも人気の理由かも知れません。
 
今では日本でもオレンジやブルーといったカラフルな南部鉄瓶が売れ始めたようです。
長く使える鉄瓶は、古いものでもいい状態で残っているものも多いらしく、
骨董市では、外国人に人気があるらしいです。
 
アル中ル氏の小さかったころは、田舎に行くと、
練炭とか鉄瓶とか、どの家にも普通にあったのですが、
おばあちゃんの家でみた鉄瓶の注ぎ口が、サビで半分くらいになっていたのは、
何十年も経った今でもよく覚えています。
 
口の周りに徐々にサビが重なっていって、半分も塞ぐようになるには、
一体どれくらいの歳月を要したことか。
 
あまり賢いとは言えなかった幼少期のアル中ル氏
(現在では、頭脳の劣化により、働きがままならなくなっています。)は、
それを見て、特段気の利いた感慨を持ったわけではなかったのですが、
なぜかその映像だけは鮮明に残っています。
当時は鉄分の補給なんてことは、みじんも思っていませんでしたが、
今にして思えば、あの分厚いサビの層は、
鉄器と鉄分の関係を、如実に示していたわけです。;
 
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*legs of snake(蛇足)
 
酢を飲むと痩せるといわれていますが、
実際どうなのか、科学的根拠があるのかどうか、
調べてみたら、酢酸の働きで脂肪の合成が抑制されるそうです、
同時に燃焼も促され、内臓脂肪と皮下脂肪が減少するのだそうです。
 
では、いつからそう言われていたのか。
 
これが意外と江戸時代にはすでに言われていたようで、
式亭三馬の「浮世風呂」に、女湯の客のセリとして、
「いやよ、太るのは、しみしじみ嫌だ。酢でも飲んで痩せたいよ。」とあるそうです。
 
江戸時代に庶民の女性がそういっていたということは、
それ以前から、かなり人口に膾炙していたということです。
 
それともう一つ、江戸時代の女性も、太るのは嫌だったみたいです。