焼き鳥初めて物語Ⅱ | お酒、グルメ、ときどき健康と雑学

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お江戸の終わりごろに書かれた「万宝料理秘密箱」という本に焼き鳥の原型らしきものが書かれています。

 

長崎鳥田楽という料理の作り方に、「かしわ」という文字があるそうです。

知らなかったのですが、「かしわ」とはニワトリのことだとか。

 

かしわか雁か鴨を半時(1時間半くらい)味噌につけ、

味噌をよくふき取って串にさし、少し酒を塗って火にあぶるとあるそうです。

 

できたものに甘い味噌にワサビを刻んで練りこんだものをつけてやべるんですが、

番組のMCが食べてみると、田楽ですねという軽い感想でした。

 

まぁ、ニワトリを小さく切って串に刺して焼いて食べるという、焼き鳥の要件は満たしています。

 

これが塩や醤油ダレをつけて焼くという現在の形に進化するまでには、

まだ時間を必要とするのですが、

その前になぜ味噌につけたのか、当時はすでに醤油ダレもありましたから、

わざわざ鳥田楽にする必要はなかったはずです。

 

BS日テレ、「料理はじめて帖」でその理由を教えてくれたのですが、

確かに味噌を使わなければならなかった理由がありました。