日本の酒飲みの友、焼き鳥。
都内には焼き鳥屋が3,000件近くあるそうです。
焼き鳥も立派なB級グルメです。
2013年11月に
『久留米やきとり/「ダルム」「ヘルツ」一本づつ! なんのこっちゃ?』と、
『久留米やきとり/焼き鳥天国、焼き鳥屋地獄』を投稿しましたが、
ご当地グルメも探せばいっぱいありそうです。
日本の人気料理は、大体が江戸時代にルーツがあるんですが、
焼き鳥に関してははっきりわからないそうです。
そもそもが、野鳥は食べても、ニワトリを食べる習慣はなかったみたいです。
BS日テレ「料理はじまり帖」という番組で、焼き鳥のルーツを探しました。
番組によると、文献的には1643年の「料理物語」という日本最古のレシピ本に焼き鳥の記述があり、それが最初ではないかということです。
ただそれは、鶴や白鳥、鴨、雁などの野鳥の名前があるだけで、
今のような串刺しの料理ではなく、丸焼きではなかったかということで、ルーツとはいいがたいようです。
この本から50年後、「合類日用料理抄」という料理本が出版され、鳥を串に刺したという記述があるそうですが、小さく切って刺したのかは不明、ニワトリという言葉も出てこないので、これもルーツとは言い難いようです。
番組が焼き鳥の原型考えるのは、1785年ですから江戸時代が終わるちょっと前に出された「万宝料理秘密箱」にあるものではないかというのです。