山口県下関で行われた下関海響マラソンに参加して来ました。
※海峡ではなくて海響と書くのはなんともロマンチックです。
参加種目はいよいよ今シーズン初となるフルマラソンです。
この下関海響マラソンは後半のアップダウンが厳しいコースだとつのしま夕やけマラソン の時に地元ランナー方に教えていただき覚悟をしてこの日を迎えたわけですが
前日の夜となり大会コンセプトの「記録より、記憶に残る、海響のドラマ」というタイトルを見ているうちに、タイムは気にせずに景色を見ながら最後まで楽しく走れたら良いなと、
そして、いよいよ当日の朝になると肩の力が少し抜けた感じになり下関駅から人工地盤と呼ばれる2階部分デッキ上を歩いてエキゾチックな街並みを眺めながらゆったりとした心で会場へ向かう事が出来ました。
※下関市内のホテルはどこも満室で、前泊は2駅先になる北九州の小倉駅近くへ宿泊、当日の朝に本州入りし生まれて初めて会場の海峡ゆめ広場を訪れた事となりますが、一目でとっても気に入った街となりました
デッキを歩いている時、とても透き通った幻想的な歌声が流れていて、てっきりBGMだと思っていたのですが会場に近づくとスタートセレモニーの下関少女合唱隊のコーラスでこの美しい合唱は心の中に響き渡って大変感動し、これも下関の街の印象の良さにつながったと思えます。
1万人規模の大会の中でもこの下関海響マラソンのおもてなしは過去最高といってもよく、シリアスな記録狙いのランナーへ新たにSブロックのスタートエリアを設けていただき更にSブロック男子ランナー限定の荷物置き場・更衣場所として生涯学習プラザというスタート最前列に近い建物の利用が可能となっていて混雑からは無縁となっていました。
※近年のベストタイムの大会記録証をファックスで送る必要がありましたがこれは他の大規模大会でも是非採用していただきたい良いシステムだと思います。
幸い、今年の姫路城マラソンのタイムで私もSブロックに並ぶことができました。
もちろんナンバーカード・計測チップ・参加賞Tシャツは事前送付で混み合う当日受付は一切無しでした
ナンバーカードには個人希望の画像をアップロードして右下に入れていただけるというこれも他にはない素敵なおもてなしです。
そして計測チップも返却不要という事で記念品にもなる大会オリジナルの絵柄です。
大規模マラソン大会という事で、ゲストランナーも超豪華でした。
元巨人軍の宮本和知さん、お笑いギター芸人の波多陽区さん、大御所の間寛平さん、タレントの川野太郎さん
ランナーは(私もおなじみの)尾崎好美さん、千葉真子さん、道下美里さんそして猫ひろしさん
午前8時30分、どうしたことか不発気味のピストル音でスタートです
さすがはSブロックのランナーで、混み合ってはいましたがスタート後からすぐにペースは上がり一応前半目標の4分30秒/kmでラップを刻んでいけました。
6kmを過ぎた辺りで第1折り返し(7.8km)を折り返してきた先頭ランナーとすれ違いました、速っ!
7.8km第1折り返しを通過
10km通過は45分と、今回はかなり余裕をもって4分30秒/kmペースで走れています!(^^)!
15km地点
ここは2月、対岸を走った北九州マラソンの時、門司港から連絡船で渡ってきて観光した海響館付近です。
ここででクランク状の変則な折り返しをします。
↓前方の男女混合の集団ランナー、かなり速いペースの4分15秒/km程度で走っていてしばらく付いて行くも後半のアップダウンを考えて(自分のペースを守って)後ろへ下がりました
海峡ゆめタワーの会場付近を通り過ぎ日本海へ面した響灘方面へ
彦島への橋は一旦下りますが少し先の交差点を右折するとすぐに緩やかな上り坂が始まりトンネルへ
この写真を撮った直後iPhoneを落としてしまい慌てて引き返すことに
トンネル内で20km計測マットを通過
トンネルを出て待ち構えていたのはやはり長い上り坂でした。
上り坂途中、21.0975km中間点の計測マットは1時間34分45秒前後で通過
左側に30km付近の長州出島へ渡る橋が見えていてあそこまでは下り坂かな、などと思いましたが、、
そう甘くはなく、もう一か所新しい道路のだらだら続く上り坂が待っていました。
坂を上がり切って左へ曲がると今度こそ長州出島まで下り坂です。
下る途中で猫ひろしさんとすれ違いました!
正面からは間に合わず振り返って撮影、、上り坂なのにやはり速い
ここは通常は立ち入り禁止みたいなことが橋の入口に書いてありました。
29km付近、折り返し手前でアミノバイタルのゼリーを配布されていて、一気に絞り出して飲み干して再びの上り坂へ備えます。
復路の長州出島大橋の上り坂、、向かい風と相まってここが一番厳しかったです
ここで30kmを通過します(2時間16分前後)
猫さんが頑張っていた上り坂を上り右折するとゆるやかな下り坂、、追い風と相まってここでペースがやや回復します。
そしていよいよ彦島大橋への上り坂ですが、、アミノバイタルのおかげか、追い風のおかげかそれほど苦労せず上がって行けました。
左側には失速したランナーが結構いたのですが何故か今回の私は大丈夫でした。
ここから下関市街地まではほぼ下り坂
少し先の第14給水ではコーラがありました
トレイルではおなじみですが、、立ち止まれないロードではどうかと思いましたが・・・
私にとってコーラはドーピングといってよいほど効果があるので試してみました。
結果、飲んで30秒ほどは炭酸がお腹の中で膨張して速いペースでは走れませんがゲップが出てしまえば全く大丈夫でした。
しかも(そう思い込んでいるプラシーボ効果か)即効で元気が出てきて下り坂を一気にペースアップ
やはりコーラは
ただし持続時間は30~40分ほどでその後の反動の脱力もすごいのでゴールまでの時間を考えないといけません。
※かつてフランク・ショーターも炭酸を抜いたコーラをスペシャルドリンクとしてエイドに置いていたそうです。
トンネルを抜けて坂を下り切り交差点を左折、いよいよ彦島からゴールの市街地へ、
この橋が最後の上り坂です。
40kmを3時間4分48秒で通過、、
ゴールタイムを計算すると3時間15分程度になりそうでスタート前の予想よりかなり良いタイムとなりそうです。
ただベストからは程遠いので、ここは焦らず明日以降にダメージが残る苦しいラストスパートはせず気持ち良く最後まで走ることにします。
残りたったの195mですが、、ゴール前、コの字を描くように左折を2回繰り返します。
そして最後の曲がり角を左折すると
iPhoneを取り出して↑撮影していると左側から追い抜かれてしまいましたがここは気持ちよく余裕をもってゴールです
タイムは3時間15分02秒
左側から追い越した人は15分切りを目指したものだとゴール直前に時計表示を見て分かりました。
まあ、ネットでは15分を切っているので良しとしましょう(^^ゞ
よくよく考えてみると後半は結構アップダウンがあったのに過去3番目の好タイム、しかも今回はフルマラソンとしては序盤からかなり余裕度があり30km以降の楽さは今までになかったものでした。
脚のダメージもほとんどなくこの日記を書いている翌月曜日、(仕事を終えた夜ですが)いつもよりは少しゆっくりで18.85km走ってきました。
ゴール後は完走メダルとフィニッシャータオルをかけていただきました。
昨日走ったばかりだというのにまたあのコース、下関を走りたくなっています。