突然ですが、みなさん「レモンらしさ」をちゃんと堪能していますか？先日「ためしてガッテン」で「レモンらしさ」をテーマにレモンの美味しさを最大限に引き出した食べ方を紹介していました。その食べ方とは…
冷凍レモンすりおろし豊橋方式レモン
なんでも愛知県豊橋市でレモン農業をしている人が発見した食べ方だそうですが、様は丸ごと冷凍したレモンを皮と果実両方を丸ごとすってそれをいろいろな料理に入れて食べるという方法。こうするとたいていの料理がグンと味が良くなり、今までとは違うレモンの美味しさも楽しめるというものでした。しかもこの食べ方だと通常のビタミンCの５倍を摂取出来るのだとか。その食べ方はいろいろで、そうめんに入れたり、炊きたてのご飯にまぶしておにぎりにしたり、お味噌汁に入れたり、コロッケや餃子に入れたりなど本当に様々で、一番驚いたのはぜんざいに入れて食べること。出演者全員がその美味しさに絶賛していました。
そこで私もどれだけ味が違うのか、早速半信半疑で先日そうめんに入れて食べてみるとびっくりするほど美味しい！一緒に試した同僚全員が大絶賛していました。今まで柑橘系が大好きな私はそれでなくてもレモンは良く料理に使うのですが、冷凍保存出来るということで、保存方法も便利だし、丸ごと使えば節約にもなるしで、早速最近は何にでも応用するようになってきたのですが、今回はその冷凍レモンを使ってのオリジナル料理をメインに殿ごはんを作ってみました。
まずは前菜２品。
夏が旬のゴーヤを使ったゴーヤチャンプルー。スーパーでゴーヤを見て急に食べたくなり作りました。今回参考にしたレシピをご紹介しますが、このレシピ、凄くコクがあって美味しい！今まで作ったゴーヤチャンプルーの中で一番美味しかったです。ゴーヤの適度な苦みが心地よい♪
木綿豆腐 200g
豚バラ肉（薄切り肉でも細切りでも） 100g
☆塩、酒、昆布茶 各少々（肉の下味）
玉ねぎ 1/4個
ごま油 適量
◎卵 ２個
◎オイスターソース、酒 各小１
◎マヨネーズ 小１
◎かつお節 小１袋
しょうがの絞り汁 小１
塩、こしょう 適量
１）豆腐はしっかりと水切りをする。
２）下処理（下記参照）をしたゴーヤも3～４㎜厚にカット。玉葱は薄切りにする。
３）豚肉は、大きければ食べやすい大きさにカットし、下味(☆)をもみこむ。昆布茶(※)がない場合はだしの素で代用。
４）フライパンにゴマ油を熱し、４の玉葱→５の豚肉の順に炒める。続いてゴーヤも加えて炒め合わせる。
５）全体に油が回ったら、１で水切りをした豆腐を食べやすい大きさに切って６に加え、強火で水分を飛ばして一度皿などに取り出す。
６）玉子をよくときほぐし、◎を加え混ぜる。７のフライパンを熱し、半熟状の炒り卵にする。
７）９に７を戻して炒め合わせ、味をみて物足りなければ塩・胡椒で味を整える。最後に生姜の絞り汁を回し入れて火を止める。
８）お皿に盛って完成。今回は仕上げにかつお節少々を飾りました。ごまや生姜でも美味しいです。
《ゴーヤの下処理①》
水洗いをし、ヘタを落とす。縦半分に切り、種とワタをスプーンで掻き出して除く。ゴーヤ特有の苦みが好きな方は手順４へ。苦手な方手順３へ。
《ゴーヤの下処理②》手順２の方法で種とワタを除いたあと、3～4㎜厚にスライスし、塩少々を加えた水に10分程さらして水気を切る。
もう一つの前菜はれんこんを使ったお焼き。すったレンコンに具と片栗粉を混ぜて焼くだけでもちもちっとした食感のお焼きが出来ます。辛子しょうゆで食べると美味しい。またこのもちもちの食感がたまらない！でも味は言われてみないとレンコンってあまりわかりませんね。このもちもち感も良いけど、私はレンコンのあのシャキシャキした食感が大好きなので、今度すったレンコンの他に刻んだレンコンを入れてみたらシャキシャキ感も味わえるのか試してみようと思います。超簡単で美味しいのでおつまみなどにおすすめ！
もちもち♪レンコンお焼き
１）れんこんは皮をむいてすりおろす。ねぎは小口切り～みじん切りにする。
２）すりおろしたれんこん、ねぎ、桜えび、片栗粉をボールに入れ、混ぜる。
３）小判型に整えて、フライパンでこんがり焼く。からし醤油でいただきます！
今回ドリンクは日本酒にしました。やっぱり日本食には日本酒が美味しいね～。
前菜の後はお食事。
小鉢１個目は茎わかめの炒め煮。これは前に殿に作ったら大好評だったのでまた作りました。薄めの味付けで作ると海藻や野菜がたっぷり食べれるのが嬉しいですね！
油揚げ １枚
にんじん １本
豚肉 100g
しいたけ 適当
だし汁 1/2カップ
しょうゆ 大さじ２
みりん 大さじ２
サラダ油 適量
１）きざみ昆布を１～２分間水につけ、水洗いして、よく水きりをする。
２）油揚げは湯通ししたあと幅を半分に切ってから細切りに、にんじんは短冊切り、しいたけは薄切りにする。豚肉を細切りにする。
３）フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を炒め、肉の色が変わったら、きざみ昆布、油揚げ、にんじんをさっと炒める。
４）だし汁、しょうゆ、酒を入れて、汁気がなるなるまで煮て、できあがり。
小鉢２品目はなすの南蛮漬け。これすっごく簡単なのにめちゃめちゃ美味しい！白いご飯と食べると良く合うと思います。酸味が利いていてさっぱりしているので、夏にもぴったり。茄子だけなのに衣が付いていて味がしっかりしているので、これだけでも十分存在感のあるおかずです。殿がかなり気に入ってました。私も初めて作ったけどあまりに美味しくて即リピ決定しました。
◆しょうゆ 大１
◆砂糖 大１
◆酢 大１
小麦粉 少々
ネギ 少々
１）ナスは一口大の乱切りにして水にさらす。調味料を合わせておく。
２）ナスの水気をふいて小麦粉をまぶし、熱したフライパンに油をいれてよーく焼く。しなっとなるくらいまで。
３）弱火にし、合わせておいた調味料を入れる。
４）ナスにとろみがついたら火を止めてできあがり♪器に盛って好みで小口切りにしたネギをふって彩り良く。
小鉢３個目は高野豆腐。先日ゆかりんりんが作ってくれたのが美味しくて忘れられず、自分でも作ってみようと作りました。今までの人生で高野豆腐の存在って理解出来なかったんですが、やっぱり私もやっと大人になったんですかねー、久しぶりに食べてその美味しさに衝撃を受けました。子供の頃は「なんであんなスポンジみたいなのが美味しいの？」って理解出来てなかったんですが、出汁がたっぷり含まった高野豆腐を口に入れた時にじゅわーっと広がるほんのり甘い出汁の味と高野豆腐がめちゃめちゃ美味しい。これは特にレシピを紹介するような料理じゃないので省きますが、初めて作ってみて簡単だしヘルシーなのでかなり気に入りました。殿も大好きだというので、もっと頻繁に作ろうと思います。出汁に変化を付けたら面白そうですね！イタリアンバージョンとかできるかな？笑）
そしていよいよ冒頭でお知らせした冷凍レモンを使ったお料理。今回は寿司飯に冷凍レモンのすりおろしたものを混ぜ込んで、蟹ちらし寿司にしました。セルクルを使って丸く形取り、ケーキのようにあしらってみました！どう見た目可愛いでしょ？
アップの断面を見るとわかりますが、一番下が冷凍レモンが加わった寿司飯、その上に蟹の身、その上にはゆで卵を作って作った白身そぼろ、そしてその上にトビコを乗せてご飯で挟んでケーキのスポンジ部分に見立て、上には黄身そぼろ、きゅうりと紫蘇で作った簡単浅漬けとガリ、いくらを乗せて可愛く盛りつけました。
蟹とレモンが合うので冷凍レモンを知ったとき、これを作ろうと思い立ったのですが、実際に作って食べてみて全てのバランスを見てみてこれはイケル！と自画自賛。殿は最初冷凍レモンが 入っているのを気づかなかったのですが、言われてみるとほんのり香るレモン。そうなんです、冷凍レモンってなぜか酸味も強くないし、レモンの香りもそこまで強くないんですよ。でも凄く味があってレモンのさわやかさが味全体に広がり、料理の味をグンと引き立たせてくれる役割をしてくれるんです。今回の蟹ちらし寿司も言われて初めて「あああ！」と思う程度のレモンのさわやかさででしゃばってないそのレモンらしさがとっても蟹と合う！またとびこのプチプチ感や適度な塩加減、上に間に挟まった白身が蟹の身をカサ増ししてくれる役割もしていて、醤油が無くても十分味わえるちらし寿司となりました。寿司飯に冷凍レモンと少々の寿司酢以外はほとんど味付けしてませんからね。ちなみに蟹の身にも冷凍レモンを混ぜました。
このレモン蟹ちらし寿司も殿が凄く気に入ってくれて、「これは見た目にもパーティなどにもってこいだね！」と絶賛してくれました。また、全体的に今回はレベルが高かったらしく、「どれが一番美味しかった？」という私の質問に「どれも本当に美味しいし、レベルが高くて甲乙付けがたい…。」という嬉しい感想も。でも無理矢理言うならやはりナス南蛮とレモン蟹ちらし寿司が今回一番のお気に入りだそうです。
私的にも今回は日本食をもっと極めたいという気持ちからいつもよりも丁寧に丁寧に作ったのもあり、自分自身でも大満足な出来でした。殿にも凄く喜んでもらえて、自分でも満足出来て、美味しい料理が楽しめる…そんな嬉しい今回の「殿ごはん」でした。
みなさんも是非「冷凍レモン」試してみてくださいね！
さーて、来週は何作ろうかな？
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