【Pray for Japan】義援金集めと「本当にできること」とは? | ロスめし

ロスめし

Hello, Los Angeles. I'm very hungry.


東北地方太平洋沖地震から2週間以上が経ちました。アメリカで毎日の様に流していたCNNや他社ニュースの震災情報が徐々に他のニュースに移行されて、断片的にしか情報が入らなくなってきました。ネットで見れていたNHKニュースも見れなくなり、今やネットからの情報またはテレビジャパンの無料放送でしか直接的な情報は入らなくなりました。でも時が経っても未だに被災地の状況はあまり変わってないのがひしひしと伝わってきます。

今日ミクシィのいちマイミクさんが紹介していた陸前高田で医療チームの一員だった方のブログを読みました。そして改めて被災地の厳しい現状を知り、あまりの酷さに涙が止まりませんでした。そして改めていろいろと考えさせられました。出来るだけ多くの方に読んでいただきたいのでこの場でも紹介させていただきます。

私がどんなに頑張って義援金を集めようと、その金額は限られています。そして、何より私は今回の震災を実際に体験していません。被災は愚か、今でも続く余震も体験していませんし、計画停電もなにもかも体験していない第3者です。その私がアメリカから何かするにはあまりにも遠すぎるのかもしれません。震災が起こってから始めている義援金集めも端から見ればただの「偽善者」でしかないのではないだろうか…。始めた頃は夢中だったので考えもしなかったそんなことを思い始めました。でも3月11日のあの日から、本当なら今頃は日本に居る自分がアメリカでぬくぬくと何もしないでいる訳には行きませんでした。どうしても何かしたかったし、何かしないではいられなかったんです。

陸前高田で医療チームの一員だった方のブログの中で一人の女の子が登場しています。その子は今回の震災で母親を亡くしてしまいました。まだ小さいその手を握る暖かい母親の手を今回の震災で奪われてしまったのです。さらにブログにこうありました。「誰かのせいにすれば少しは矛先が出来て醜い感情を出せるけど、天災だから怒りの持って行き場がない。」と。行き場の無い怒りと不安、悲しみが第3者の私が同情するにはあまりにも深すぎました。

週末、殿の手を取り、彼の手の暖かみをじっくりと感じました。その暖かみは今まで何気なく感じていたものよりも何百倍も暖かく感じ、そしてもしもこの手が二度と握れないとしたら…と考えると胸がきゅーっと痛くなりました。

私には何が正しいかはわかりません。私がやっていることが正しいかもわかりません。多分私がやっていることなど本当にゼロに近い支援にしかなっていないと思います。ある意味自己満足にしか過ぎません。そして周りの多くの方を巻き込み、助けを得ていることでやっとここまで成り立っています。でも私には信じることを貫いて行くことしか出来ません。スマップの中居くんが先日放送されたSmap×Smapの特番でこう言ってました。「自分たちがやっていることは偽善と思われるかもしれない。でも今はそんなことを言っている場合じゃないんだ。」と。みなさんにはいろいろな思いがあると思います。でも被災地で避難している人たちは考える余地もなければ、選択する選択肢もありません。一刻一刻を争う深刻な状態で居ます。その彼らを実際に救う術は非常に限られています。そこで遠くはなれたアメリカでいったい何が出来るのか。もう一度深く深く「本当に自分に出来ること」を考えてみたいと思います。そしてその間にも支援活動は続けて行くつもりです。

ということで今日までの義援金活動のレポートをします。先週はカレーの後にブラジルのチーズパンで有名な「ポンデケージョ(Pão de queijo)」を作りました。これ、とっても簡単でとっても美味しいのでレシピをご紹介しておきます。

ポンデケージョ
参考サイト:「ポンデケージョ」のレシピ
【材料】
タピオカ粉 200g
牛乳 100ml
水 100ml
オリーブ油 大さじ4
パルメジャンチーズ 150g
胡椒 少々
卵 1個

ロスめし-ポンデケージョ1

タピオカスターチまたはタピオカフラワーをメインとした材料。

ロスめし-ポンデケージョ2

タピオカスターチをふるって耐熱容器のボウルに入れておく。オーブンを200℃(アメリカなら400度)に予熱する。

ロスめし-ポンデケージョ3

小鍋に牛乳と水各100mlを入れ、サラダ油大さじ4を加えて火にかけ、沸騰する直前で火からおろし、

ロスめし-ポンデケージョ4

タピオカ粉の入ったボウルに少しずつ流し入れる。液体が熱いので木しゃもじなどで良く混ぜ合わせる。

ロスめし-ポンデケージョ5

生地が素手で触れる温度まで下がったら、粉チーズ150g、溶きほぐした卵、胡椒少々を加えパンを作る要領で手でこねる。

ロスめし-ポンデケージョ6

天板にオーブンシート/アルミホイルを敷き、手にサラダ油をつけながら(分量外)生地を直径2cmくらいに丸め、4cm~の間隔をあけて鉄板にならべ、200℃で20分焼き上げる。

ロスめし-ポンデケージョ7

焼き上がる間にチーズの良い香りが部屋中に充満し、とっても癒されました。

ロスめし-ポンデケージョ8

焼きたてのアツアツを味見。これが…

めちゃめちゃ美味しい!!!

ああ、焼きたてをみんなに食べさせて上げたかったです。きっと子供とか大好きだろうなぁ…。

ロスめし-ポンデケージョ9

冷ましたポンデケージョを袋に入れて、出来上がり。今回は50袋ほど作りました。

ロスめし-ポンデケージョ10

おかげさまで全部なくなりました。みなさん、ありがとうございます。

ロスめし-にゃーにゃのカボチャとクリームチーズのマフィン

その次の日、にゃーにゃのお菓子がまた届きました。

ロスめし-にゃーにゃのカボチャとクリームチーズのマフィン

今回はカボチャとクリームチーズのマフィンです。「マフィンは焼きたてじゃないと…。」というにゃーにゃのこだわりから、この日いつもよりも朝早く起きて私が取りに行く直前までかかって焼いてくれました。涙)そのこだわりのせいか、このマフィンを食べた人は「今までの人生でトップに入るほど美味しい。」とか「なんですか、この完成度は!」と感動する人が多々いました。

ロスめし-にゃーにゃのカボチャとクリームチーズのマフィン

もちろん私の味見の分もありました。かぼちゃがゴロゴロ入っていて、甘さが少なめでめちゃめちゃ美味しい!にゃーにゃ、本当にありがと~。

ロスめし-のりこさんのスパムむすび

さらに同僚ののりこさんがスパムむすびを作って来てくれました。周りのみなさんがどんどん参加してくれてます。本当にその気持ちが嬉しいです。のりこさん、ありがとうございます。とっても美味しかったです。

ロスめし-森乳本にがり豆腐

さらに、私のブログを読んでくださっている「森乳豆腐」の方からメールを頂き、是非この活動で使ってくださいと本にがり入りの豆腐を48個も送って来てくださいました!(豆腐のレシピ本まで!)

ロスめし-豆腐入りみたらし団子1

その貴重なお豆腐を使って先日ブログでも紹介した「豆腐いりみたらし団子」作り。今回もまたゆうかちゃんと彼女のルームメートのまみちゃんが手伝ってくれました。

ロスめし-豆腐入りみたらし団子2

とにかく数を作らないと…ということでひたすらこねて丸める作業。気が遠くなります。

ロスめし-豆腐入りみたらし団子3

丸めた団子を今度はひたすら茹でる。

ロスめし-豆腐入りみたらし団子4

茹でた団子をひたすら串に刺す。どこかつくねに見えてきました。笑)

ロスめし-豆腐入りみたらし団子5

それらをバーナーで炙ります。

ロスめし-豆腐入りみたらし団子6

甘い醤油たれにつけて。

ロスめし-豆腐入りみたらし団子7

入れ物に入れて完成。

ロスめし-豆腐入りみたらし団子8

1箱3本入りを44箱作りました!ゆうかちゃん、まみちゃんお疲れさま!

ロスめし-レアのカステラ&スウィートポテトパイ

そして今日は食通倶楽部のメインメンバー、レアたんの手作りカステラとブランデー入りスウィートポテトパイも仲間入り。彼女もチャリティーイベントで毎日大忙しの中、合間を塗って作ってくれた心のこもったお菓子たちです。レア、ありがと~♪

ロスめし-義援金集め活動

月曜日から盛りだくさんな提供になりました。

ロスめし-ゆみさんのChile Verde

さらに料理、特にメキシカン料理が得意だというGAのゆみさんがお得意料理の「Chile Verde」を作って提供!な、なんと40食分もオーダーが入り作ったそうです。すばらしいですね。ぴりっと辛くてとっても美味しかったです。

ロスめし-ゆみさんのChile Verde

ゆみさんもお疲れさまでした!
まだまだ続く義援金集めの活動。1万ドルはあとわずか?

そして改めまして森乳豆腐の赤松様、今回のお豆腐の提供本当にありがとうございました。この場を借りて深くお礼を申し上げます。

ブログランキングに参加しています。応援クリックよろしくね。↓↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ ロサンゼルス情報へ ロサンゼルス生活情報