私は11月に中学、高校時代に出会った友人達の大学の学園祭を見に行くため、千葉県まで行って参りました!!
今回はその際に偶然その存在を知り、立ち寄った「谷津干潟」という干潟について書きます。
11月に行った場所の記事を何故、12月も半分は過ぎたころに書くのかと言われますと、
すみません、ただ単に更新するのを忘れていました
部員失格級の失態ですよ、本当
あくまで今回私が千葉県に出向いたのは学園祭目当てでしたから、あまり長居はせず、干潟をぐるっと一周して、水鳥や干潟の景色を遠巻きに観察するくらいしかできませんでしたがね・・・。
谷津干潟は千葉県習志野市にあるラムサール条約に登録されている湿地です。
そのため、干潟内への立ち入りは厳しく制限されていました。
そんな谷津干潟の景色はこんな感じです。
沢山のマンションなどの大きな建造物や住宅地、交通量の多い道路によって囲まれている中で、この湿地は存在感を放っておりました。
ラムサール条約に登録されている湿地がこんな身近に感じられるとは思いませんでしたので、ビックリしました。
説明が遅れましたが、ラムサール条約は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」であります。
谷津干潟でも様々な水鳥を観察することができます!
今回は印象に残った(デジカメで撮ることができた)3種類の鳥類について書きました。
私が今回最初に発見したのは、ウ科のカワウ(学名: Phalacrocorax carbo)です
ウ科は、他の鳥類と違って、防水のための脂を分泌する尾脂腺が未発達であり、自体の防水をすることが困難な鳥類です。
それ故、潜水して獲物を捕らえるのが得意な反面、食べ終えた後は、濡れてしまった翼を乾かさなければならないのです。
この写真は、ちょうど複数のカワウ達が翼を乾かしている場面を撮った物であります。
ちなみに、日本には他にもウミウやヒメウといったウ科が生息していますが、私が写真の鳥達をカワウと判断したのは、嘴の色の違いからです。
ウミウやヒメウの嘴は黒色であるのに対し、カワウの嘴は褐色であるからです。
画像を拡大していただければ、嘴の色が黒色でないことは確認できます。
続いて発見したのは、ホシハジロ(学名:Aythya ferina)でございます
最後の写真に1羽だけ写っていますが、この個体がオスです!
私の主観ですが、ホシハジロのオスの目は赤いので、目付きが悪い感じがします(・_・;)
このホシハジロは渡り鳥であり、ヨーロッパからシベリアで大多数が繁殖します!
日本には越冬のために渡ってくるのですが、北海道でのみ、小数の個体が繁殖活動を行います。
写真に数羽写っている小さい鳥の正体はシギ科のハマシギ(学名:Calidris alpina)です。
ハマシギはユーラシア大陸や北アメリカ大陸(北極圏に相当する地域)で繁殖し、日本や中国などで越冬します。
ハマシギは夏羽ですと、翼が赤褐色に見えますが、冬羽はご覧のとおり灰白色になる水鳥です。
貝類や甲殻類などを食べるために泥に嘴を突っ込む仕草や、餌を探して一生懸命動き回っている姿がとにかく可愛かったです
そんなハマシギですが、最近では日本へ渡る個体数が減少しているため、2012年に環境省により、準絶滅危惧種に指定されてしまいました。
こんなに愛くるしい鳥がいなくなっていくのは悲しいことです。
我々ヒトの手で食い止めていかねばなりません。
私は全てのヒトが自分達を含め、この地球上のすべての生物が幸せになれるように祈り、少しずつ努力を重ねていくことが大切なのだと思っています!
すでに特定の生物(ナメクジと貝類のカキ)を苦手としている時点で、
こんな理想を書いても説得力はないかもしれませんが、彼らも地球上には必要なので、苦手ではありますが、幸せになってほしいです!
~本日のおまけ~
谷津干潟に流れ込んでいる川の中に、アカエイ(学名:Dasyatis akajei)を発見いたしました
みなとみらいでの無念 (リンク先の記事を参照)をここで晴らしました!!
さて、ここからは少し真面目な話をします。
御存じの方も多いと思われますが、アカエイの尾には、
猛毒の鋭い毒針が有ります。
刺されると激痛が走り、嘔吐、下痢、呼吸困難、痙攣などの症状が起こります。
最悪の場合、死に至ることもあります。
クロコダイルハンターとして名を馳せたスティーブ・アーウィン氏はアカエイの鋭い毒針による心停止で、44歳という若さで亡くなっています(胸を刺されたということなので、一概に毒のせいとは言えませんが)。
アカエイは海水浴場や潮干狩り場にも出没しますので、御注意を
万一刺された場合は、助けを呼び然るべき応急処置の後、すぐ病院で医師の診察を受けて下さい。
おまけなのに、こんなに長く深刻になってしまってすみません。
それではこれで失礼します
by.S字