妖怪たちの収穫祭とメタルピエロの誘拐劇 | 螢源氏の言霊

妖怪たちの収穫祭とメタルピエロの誘拐劇





今年のハロウィンの仮装である(笑)
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素顔(笑)
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去年のメイクはこれ(マッドマックス風)
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去年はアキヒロ氏とハロウィンの大阪を巡り、ナンパ(連絡先は数件ゲットしたが、その後の進展は皆無)という名のパトロールをした。


ハロウィンの百鬼夜行御用



今年のメイクのテーマは「メタルピエロ」
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全体的にはブラックメタラーに愛好されているコープスペイントを施し、
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血の表現はヴァイキングメタル(Turisasチュリサス)、
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そして口元とヘアセットは、バットマンの悪役ジョーカーをイメージした。
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キャラ設定は、Little Bigというロシアのテクノバンドの曲「Dead Unicorn」のMVに登場する殺人誘拐犯のピエロを意識している。






不気味なのは自覚の上だが、最も過激なのは、これらは水彩絵の具で描いていることだ(笑)
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血糊だけは百均で買って、頭を怪我したような生々しさを表現した。
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今年の同伴者は、親戚(?)の里奈りな氏。
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里奈氏は10月に埼玉から脱出し、新天地として私とおなじ大阪府堺市で一人暮らしを始めた。


別に私を頼って大阪に来たという訳ではなく、関東以外で、交通の便と治安の良い所となると必然的に大阪の堺になるからだという。


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もちろん、私は土地勘が有り余っているので、物件探しには携わったが。


里奈氏宅は堺市の都心部、私が住んでいるのは堺市のそこそこ田舎なので、近くも遠い。


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まるで個人版の経営コンサルタントのように、私は影から里奈氏をサポートして、日常生活のほとんどに関わっている。


事実上、保護者であると言ってもいい。


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だが、目的は里奈氏の自立と封印解除なので、ゆくゆくは私の役目が満了するということだ。



里奈氏についての記事。


一族滅亡の希望と源氏の血痕

物好きたちの夏と支配からの独立3 ~東西の来訪者~






そして10月30日(土)


ハロウィンは里奈氏宅に寄り、自分のメイクと里奈氏の特殊メイクの仕上げをした。



この姿で電車に乗って、難波に向かった(笑)
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なりきらないと、とてもじゃないがこんなことやってられない(笑)



やって来たのは道頓堀。
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ちょうど去年ぐらいから、街は人海戦術の如き騒ぎが恒例となったが、私はハロウィンとは、節分で追い出された鬼の復讐だと結論づけた。


いわば、ハロウィンのコスプレ集団の行進は、現代に蘇った妖怪たちの百鬼夜行ひゃっきやこうである。


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去年のハロウィンの目当てはナンパだったが、今年は里奈氏に楽しんで貰うこと。


特殊メイクをしていつもと違う自分に目覚め、今までの行動パターンや固定観念から脱却し、心を解き放つという思惑があった。


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いわばハロウィンに便乗したリハビリのようなものである(笑)


ハッキリ言って、収穫祭は西洋の行事なので、本来の趣旨ははどうでも良いといえば良い。


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夜が深くなるにつれ、人々は増えていった。
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今回は道頓堀だけではなく、アメ村も交互して巡回しているので、どこで撮ったのかは写真を見て判断してほしい。



これはアメ村。紅白ゾンビとダースモール。
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趣旨は違えども、やったことは去年と同じく、面白そうなコスプレイヤーがいれば共に写真を撮って貰うことだ。



耳だけバニーガール。
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すでに日本のハロウィンは文化となっており、非日常を演出することで、マンネリな日常から心身を解放するという効果があるのだろう。



グラサンゾンビ。
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だからこそ、西洋のようなお菓子交換でなく、コスプレ徘徊という日本独特の風習となって、みんな常識人という仮装を脱いでいるのだ。



火神大我と怪盗キッド。
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そして、実際にそのような効果があるからこそコスプレパレードに興じているのだと思うし、近年の流行はとても喜ばしいことだ。



普通のキッド。
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逆に人びとがタテマエと上っ面から解放され、場所代はタダでお祭り騒ぎできるという機会が現代日本において他にあるだろうか?



オオカミとライオン。
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もしも、ハロウィンが規制・自粛されるほどの不寛容社会となれば、その時こそ日本の将来を憂慮したほうがいい異常事態だろう。



三角公園はコスプレ会場に。
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里奈氏にとってはこんな経験初めてだろうし、このように遊びに触れることも、とても大切な教養となり、心の療養となる。



フリーザと獣。
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どうやら過酷な時であっても、楽しい思い出が心の支えとなり、トラウマを解消する原動力になることが人間よくあるらしい。



ベティー・ブープ。
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でも、善行をしているという感覚は全くなく、むしろ親でもないのに、ここまで他者の人生に介入していいのかという後ろめたささえある。



ポケモンハンターとピカチュウ。
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しかし、里奈氏本人がそれを望んでいる以上は仕方ないし、私自身も世話焼きを楽しんでいることは曲げられない事実だ。



キャットウーマンとバットマン。
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自分が親になったらどんな子育てをするのか?里奈氏との交流を通して、それを試されている気がするのだ。



りゅうちぇると奥平哲子。
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そうして理解したことは…、今の私では到底、親になる資格はないということだ(笑)



ポリスガール。
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この世には、子を産み育てる資格すらない親が多すぎるし、子に死ぬより苦しい思いをさせるぐらいなら、一生独身を貫くほうがマシだ。



V仮面(アノニマス)集団。
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私の指導は極めて冷淡かつドラスティックで、そこに過去の境遇への同情などはない。


同情は差別、共感は偽善、贔屓は下心であると考えているからだ。


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私は問題を解決することにしか興味がないし、具体的で現状打破的なアドバイスしかしない。


まさしく鬼将軍という感じだが、へそ曲がりな坊さんが説法をするのをイメージしてもいい。



酔い潰れる鬼将軍。
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だが里奈氏いわく、私はすべて見透かしているような発言が多く、的確に言い当てているので心に刺さるらしい。


なんでわかったの!?」とよく言われる。


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私は思ったことを言っているだけだが、それは無意識のうちに直感や経験則で、相手の真理を洞察するクセがついているからかもしれない。


それに、里奈氏は極めて分かりやすい性格でもあるからだ(笑)


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戎橋えびすばしに座っていると、名物と間違えらたのか、何回もアジア系観光客に記念撮影を求められ、おそらく50人以上と撮ったと思う。



両者、こんなに写真を撮られたのは初めてだ。
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普段の私は人混みが大嫌いだが、ハロウィンは人でなしの群れなので、逆に心地いい。



生首たち。
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キャットガールとバニーガール。
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くいだおれ太郎(本人)
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私は愉快な誘拐犯にしか見えない(笑)



なんと友人のκカッパ氏と遭遇した(笑)
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コイツとも腐れ縁だが、その右隣のヤツなんて保育園から知り合いなので、世間は狭過ぎる。


κ氏もパトロール中らしく、なぜか顔面を往復ビンタされた(笑)


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やはりカップルと誤解されたが、弁明するのが面倒なので、友人に会うたびに骨が折れる。


いちいち、男女交際や恋愛とかいう小さい枠に俺を当てはめるな!



女ディアブロと女ジョーカー。
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似たような色合いのメイクのキャットガール。
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跳梁跋扈ちょうりょうばっこする妖怪たち。
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もし昨年のアキヒロ氏による先導がなければ、このように夜の街で化けて踊るという発想すらなかったので、重ねて感謝である。


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国家権力の犬小屋の前で瞑想。
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すると声をかけられ、
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ベイビー共々記念撮影。
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瞑想再開。
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ナニワの平和と米の豊作を祈願。
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ジョーカーとハーレイ・クイン。
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今年は映画スーサイド・スクワッドの影響で、ジョーカーとハーレイのコスプレイヤーが急増していた。


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戎橋では、轟音のクラブミュージックが流れ、それに同調した妖怪たちが揃って跳ね上がり、橋も弾かれた弓のように揺れ動く。


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橋が落ちるんじゃないか!?と心配になるほど上下にバウンドしていた(笑)


このハチャメチャ加減が大阪の醍醐味なので、これを里奈氏に体験して貰いたかったのだ。



我々も便乗(笑)
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ちなみに、普段の私はこんなパリピではなく、大学では図書館が居場所、一人の時間がないと気が狂うぐらい、地味を好んで生きている。


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里奈氏は控えめで実直という典型的な埼玉県民なのだが、その気質が彼女の思考パターンに、必ずしも良い作用を与えているとは限らない。


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しかし、その正反対の気質をもつ大阪で暮らすことでいろいろ刺激を受けるので、いい感じに中和するかもしれない。



その筋の本職の方(本人)
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阪神優勝の時とおなじく、道頓堀川に飛び込むアホがいたので見張っているのだろう。



ゾンビ囚人たち。
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10月のあいだ、ブログ更新が滞っていたのは、里奈氏の新生活の手伝いをしていたからだ。


里奈氏は人を心配にさせ、そして人に好かれる何かを持っている。



ドナルド・マクドナルドズ。
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でも、善意とか仁義とか情けではなく、流れや親近感といった行動原理で私は動いている。


もしくは、何らかの因縁に基づく使命感か…。



変態仮面とスパイダーマン。
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気分はまるで、ゲーム『龍が如く』で遥という少女を守る主人公の桐生一馬である。
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もしくは、少女を救うステイサムか…(笑)
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里奈氏は年上(24歳)だが^^;


蒙昧という闇を言葉の光により照らしつける、すなわち啓蒙が役割だと思うが、結局のところ自分を救えるのは自分しかない。



アノニマスジェダイ。
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なので、やはり里奈氏にはネオデジタル内観を実践してもらうのが一番で、それの案内をすることが私にとっての最終的な仕事である。



またもやハーレイ・クイン。
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逆に言えば、自分の歴史は必然だったと捉え、現象の意味を理解して内観する気がなければ、私は必要ないということでもある。



キープアウト女。
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しかし、内面観察の道を歩んでゆくのならば、そこには鬼の導きと後押しがあるだろう。


私はすべての過去を肯定する。



謎のモンスター。
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私もまだまだ認知の歪み(特に悲観と排他)があるので、歯を磨くことと同じぐらいの感覚で内観をして、潜在意識を浄化したい。



MJ。
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結局、本当の心の拠り所というものは、自分の心の中にしかなく、外部にそれを求めることを依存という。



マネキン(本人)
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ともあれ、里奈氏のようなタイプは、良い相手(甲斐性のある男)を見つけ、早々に結婚するのが一番だと思う。



女豹とバニーガール。
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一人で生きている人間などどこにもいないし、自分の力だけで生きていると誤解すること程の思い上がりはない。


それから、仲良くしてくれる女友達、男友達もいてくれれば心強いだろう。



赤と青のアルザル人。
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里奈氏にはもっともっと世間や文化、たくさんの人々との触れ合いが必要だ。


内面観察と同じぐらい外部交流も大事なので、お力添えのほどを願いたいm(_ _)m


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私の理想は、核家族化や無縁社会などでなく、村社会的なコミュニティを復活させることで、皆が親となり、皆で子(人)を育てることだ。


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個人主義をベースに自我の確立を図りながら、更なる意識進化のためには、多様な交流によるシンクロや相乗効果がよく効くのである。


もはや籠から鳥は放たれた。




里奈氏のブログもよろしく。