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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、文学賞へ挑む際の心構えについてです。




当ブログへご訪問いただき、ありがとうございます。


昨日も1000名を超える方からアクセスがありまし

た。プロ志望の人の熱い思いが伝わってきます。




プロになるには、文学賞で入選する必要があります。


昔のように、出版社へ原稿を送り付けて読んでみて

ほしいと希望しても、受け付けてくれなくなりました。


その代わり、ほとんどの出版社が文学賞を設ける

ようになりまして、送りつけられた原稿は自動的に

文学賞の応募作品にまわされます。




あなたは、文学賞についてどういうイメージを抱いて

いるのでしょうか。敷居の高さを感じていますか。


ともすれば格調の高さや別世界の話と受け取りがち

になりますが、そんなことはありません。


絶対に覚えておいていただきたいのは、相手も人間

ということなのです。




面白いもの、感動を覚えるものには応援したくなります。

それが人間の自然な感情ですよね。


出版社で働く人も審査員の先生方も人間なのです。機械

が審査するわけではありません。


プロになるのが夢。


そんな夢には意味がありません。プロになって人々に

感動や勇気を与え続けたいという気持ちがないと、応募

作品もその程度のレベルに落ち着いてしまうのです。




審査する側が人間であるなら、応募するあなたも真の

人間である必要があります。


もしも、自分のことしか考えない計算高き人生を送って

いるなら、作品の質は表面だけが煌びやかで、中身の

ないものになることでしょう。


逆に、他人のことを優先してきた人であれば、平易な

文章の中にも、やすらぎや温かみといったものが溢れて

いることでしょう。


文章テクニックの問題ではないのです。テクニックだけで

はどうしようもないところに、文学賞の当落があるのだと

考えてください。