初森ベマーズ。 | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

乃木坂46 ドラマ「初森ベマーズ」高評価の理由
乃木坂46メンバー総出演ドラマ「初森ベマーズ」がとてつもなくヘンテコで面白い。浮世離れした「ハイレベ..........≪続きを読む≫



乃木坂46主演『初森ベマーズ』が今月からBSジャパンでも放映中だ。

8月16日に開催された乃木坂46全国ツアー広島公演の中で『初森ベマーズ』番外編が上演されたのだが、大型ビジョンを駆使した珍妙なソフト対決シーンが印象に残った。まあ、市川猿之助による歌舞伎版「ワンピース」もそれと同じ手法をやっていて笑ったけどね。

公園を潰そうとする傲慢極まりないセレブお嬢様にしてソフトボールの強豪ポラリス学園のスーパーエースであるキレイ(白石麻衣)と公園の守るためにソフト対決するハメになったマンガ好きのヒロインななまる(西野七瀬)がショパン(生田絵梨花)とコテ(高山一実)と共にメンバーを懸命に集めて「初森ベマーズ」を結成し、宿敵ポラリス学園との対決を目指してソフトボールトーナメント大会を必死に勝ち抜くハナシのようだ。

僕は第3回まで観たのだが、ブッ飛んでいて中々面白い。メイン演出の鈴村展弘(のぶひろ)監督は、「スーパー戦隊」シリーズや「平成ライダー」シリーズといった特撮ヒーローモノを手がけているお方。だから荒唐無稽演出はお手のもので、中でも橋本奈々未演じるマルキューが相手チームが放ったビーンボールをイナバウアー状に背中を反り返してかわしてからフルスイングでホームランをカッ飛ばすシーンが斬新過ぎて好きだな。

キレイはかなりのヒールキャラなんだけど、エステを受けながら足はおもりを付けて鍛えていたり、更に空気椅子しながら食事をとっていたりと、ここまでやるかというくらい努力を怠らないので、なんだか憎みきれないな、と。

そしてななまる達を厳しく鍛えるオネエ監督役を怪演する手塚とおるとキレイの父親役で憎々しい存在感を見せる津田寛治も印象深い。

次回も早く観たくなった。