15日に開催された「ワンダフルエイジング研究会」 第3部フロアディスカッションでの質疑応答についてシェアしたいと思います。
このディスカッションの座長は、アンチエイジング・ドクターの青木晃 先生、回答者は同じくアンチエイジングの第一人者白澤卓二 教授、エリカ・アンギャル さん(ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタント)、宮阪絵美里 さん(2009ミス・ユニバース・ジャパン)、中崎恵美 先生(美容皮膚科医)です。
会場からの質問は4件ほどだったと思いますが、ここではその中から興味深い質問二つを取り上げて、記事にしようと思います。ふたつめは、この記事の続編で書きますね
まずは、ダイエット・カウンセラーで管理栄養士の伊達友美さんから、エリカ・アンギャルさんへの質問です。
Q.私は日頃、油としては亜麻仁油(別名「フラックスシード・オイル」、オメガ3を多く含む)をお勧めしているのですが、エリカさんはオリーブオイル(オメガ9を多く含む)を勧めていらっしゃいますね。なぜ亜麻仁油を勧めないのですか
A. ひとつには、日本で品質の良いフラックスシード・オイルが手に入らないことがその理由です。酸化を防ぐために、オイルはコールド・プレス(低温での抽出)で遮光瓶に入ったものがよいのですが、日本で売っているものは透明の瓶に入っていることが多いのです。
それから、もう一つはフラックスシード・オイルに含まれるアルファリノレン酸(αリノレン酸)は体内で代謝されることで、DHAとEPAになります。そのためには、酵素が必要だし、すべてのアルファリノレン酸がDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイサコペンタエン酸)になるという確証はないので、ロスが出ます。
それならば、最初から青背の魚を摂った方が、DHA・EPAが直接摂れてよいと思います。その土地のものをいただくこと(地産地消)にもつながりますし。
以上、質疑応答より。
なるほど~ 私も、「なぜエリカはオリーブオイルばっかり勧めるの~」と思っていたんだよね。よい勉強になりました。伊達先生のナイスな質問に感謝いたします~