★カリスマの秘密 | 卵白洗顔でアンチエイジング 白河三來オフィシャル・ブログ

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私何歳に見えますか?実は60歳になりました!高級化粧品もエステもいりません。卵白洗顔をはじめとしたナチュラルな美容法が中心です。ホリスティックな考え方に基づいた身体の中から美しくなる方法をお教えします。

昨日、カリスマ美容家土屋雅之さんのサロンAio-N に行ったことは、昨夜のブログ に書きました。


サロンにうかがう前におしゃれメミ ちゃまから聞かされていたのは、

「土屋さんはとにかくほめ上手。いい気分にさせてくださいますよ~音譜

というものでした。


ですから、そんなホメホメのおセレブサロンを想像していったのですが、

お話の内容は、実に、私の大好きな『本質論』でした。


もちろん、空間そのものはセレブ向けのサロンなのです。


ですが、彼が今の技術を試行錯誤の上に身につけて行ったプロセスを話してくださって、非常に本質的な人だなぁ…と思いました。


そんなふうに思いながら聞いていると、やはり、彼の口からもポロっと『本質』という言葉が出てきたりして、思わずにっこり。


毛先だけを思い通りにしようとしてもうまくいかない。髪の1本1本がどこから生えてどこへ行くのかを知らなければ。毛穴はどこにあるのか。その髪はどこへ行きたがっているのか。毛の流れがどこへ行って、どことぶつかるて、はねてしまうのか。そういうものを全部見て、余計なものを切り落としていく。今日、カットした後の髪が、余計なものを全部落としたあなたのベースとなる部分ですし、あなたの本来の髪質です。」


今日カットした後が、フラットな状態の自分です。そこから、今度は新たに欲望が出てくるんです。どんな自分になりたいかという、次の欲望が。」


「僕には、パッと見ただけで毛穴が全部見えるんです。つむじも。どの部分の髪が余計かも全部見える。これは見える人にしかわからないから、後継者を育てようとしても無理。」


その人の頭の鉢の形、頭蓋骨によって似合うヘアスタイルは決まってくる。長さではありません。ショートでも、ロングでも、どんな長さでも、それぞれその人に似合うスタイルがある。それは、ひとりひとりが違う。だから、流行の髪形というのは、コマーシャル的に作り出されたものであって、なんの役にも立ちません。」


「頭蓋骨の形を基本に、その人に似合うヘアスタイルを考えるということ。これを実践している先輩がいないかと、世界中の有名な美容師のところに勉強に行きました。でも、だれもやっていなかった。だから自分でそのノウハウを確立するしかないと思った。」


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「外人の髪と、日本人の髪では、質がまったく違います。外人の髪は、『細い、弱い、やわらかい』。日本人の髪は『太い、固い、強い』。外人の髪は、イヌやネコの毛に質が似ています。フワフワして根元から立っている。根元に空気が入ってる。だから、クシャクシャのヘアスタイルにしてもサマになるんです。それは、頭蓋骨から根元の髪が浮いているせい。


ところが、日本人の毛は硬くてペタンと寝てしまう。まず、根元が浮かないとサマにならない。だから、根元を浮かせるにはどうしたらいいか。昔先生たちは、これを全部ブローという技術で補ってきたんです。ただし、ブローは難しい。


僕はお客様が家に帰ってからでも、シャンプーした後、ブローなしでも自分でスタイリングできるようにしたかった。そのために、ブローの要らないカット。カットだけで根元が浮きあがるカットを考えたんです。」


これは私の悩みそのものでした。すぐに寝てしまう毛質。「根元を立たせるようにパーマをかけて。毛先はいいから」といつも言うのですが、うまくいかない。


「今の美容室は、髪のボリュームが多いとすぐ一番外側にシャギーを入れてしまうでしょう。そうすると、軽くなるのは表だけで、内側はそのまま。毛先が傷むので髪のツヤもなくなる。」


まさに、私の悩みもそれでした。

髪が多いからと言って、すぐにシャギーを入れられる、不揃いな毛先なので、巻くにも巻きにくい。一番外側の毛がギザギザになるから、ストレートヘアに見られるようなツヤが出ない。


「だから、僕は外側の髪は長く、内側にハサミを入れて行くんです。しかも、これ1本です。スキバサミは使いません。毛先が傷むから。」


そう言いながら、彼はひと房ずつ髪を取って、さっ、さっと毛先を切り落としていきます。


しゃべりながら、流れるような動作で、ひとつの迷いもなく、確実に要らないものを切り落としていく。


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「はい、これですべての要らないものを切り落としました。今、両手の指でこめかみから後ろまで手ぐしを通してみてください。地肌にさわれるはずです。」


言われた通り、両手の指を広げて、前から後ろに髪をかきあげると、その毛量の少なさに驚きます。まるで、小鳥の頭みたいに毛量が少なくなっているのです。その分、根元には空間ができていますから、根元の毛がふわっと浮いて、髪が自由になり、毛流れの先にある毛先の動きにもゆとりと表情ができるのです。


言ってみれば、今まで根元の髪が厚いままで、ブローだけで形にしていたスタイリング方法というのは、髪に窮屈な思いをさせたままで、無理やり力ワザでねじふせて、形にしていたようなものだったのですね。


今までは断ってきたけれど、これからは講演の仕事もしていくという土屋さん。若き美容師の卵たちの大いなる刺激材となることでしょう。

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