知的障がいのある青年・安永健太さんの警察官取り押さえ死亡事件 その3 なにが出来るのか? | 次郎とマーマの なんじゃこりゃ日記

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知的しょうがいA1判定=次郎 
その次郎がマーマと呼ぶ私とのなんじゃこりゃな日々

12月15日(月)の第二回公判の傍聴に行き、その後の報告集会のあと、健太さんのご家族と少し、お話しが出来ました。

私は次郎を連れているので、次郎に温かい視線を送ってくださっていました。

残された家族は、健太さんを失った悲しみを抱えながら、裁判をしてゆくということ、この長い年月が、どれほどの苦痛を与えているかを思うと、本当に、なにか出来ないか?と思うのですが、出来るとこなど思いつきません。


私は、知的障がいを持つ子の親として、健太さんが居た、幸せだった日々の話をしたいと思いました。健太さんの話をすると、そこに健太さんが来てくれると思うのです。


だから、「また、健太さんの話を聞かせてくださいね」と声をかけました。

裁判の話も大事だけれど、私たちの子どもが、どんな幸せを、私たちにもたらしてくれたかを、話したいと思ったのです。


すると、お父さんが顔を輝かせて、「健太の学校の運動会は、楽しかったですね~親が盛り上がって、もう、一生懸命になってですね」と話してくださいました。

私もその気持ちは痛いほどわかります。

支援学校の運動会は、もう、見ているほうが、最初から、泣かんばかりに感動します。


弟さんは、「障がい者のことを、皆、知らないですもんね。だから、ネットで”安永健太”で検索してみてください。ひどい言われようですもんね」

と言いました。

そして、「あ、やっぱり見ない方がいいですよ」と付け加えました。

私が傷つくと思って、そう言ってくださいました。



私は、宿題をもらったと思っています。


今現在も、ご家族が、どのような世論の中に、さらされているのか?


私も、次郎が生きてゆく社会が、少しでも、明るく、楽しい社会になるように、伝えつづけ、考え続けていきたいと思っています。


以下、いくつか、安岡健太さん事件で検索して、拾ったコメントを転載します。


読みにくいと思いますが、小さい文字で載せます(あまり読みたくない方は、飛ばしてください)。


自転車で車道走ってる男がさ、バイクに体当たりして

奇声上げて暴れ出したら、そら普通取り押さえるだろ。

こう言っちゃ何だが安定してない状態で外に出してた

親も親な気がするなぁ。



社会の迷惑になってたならしょうがない



警察官が不審者を見た目で取り押さえるのは当たり前のことです、それを健常者かそうでないかを瞬時に見分ける方法なんてあるのでしょうか、あまりに自己中心的な意見じゃないですか。取り押さえる警察官だって、異常者を取り押さえるときは怖いんですよ!命張って市民守ってるんですよ!無責任に適当言わないでください!



障碍者は社会が守れ?回りが理解しろ?

それこそ障碍者の方々を否定しているのと同じでしょう



障碍児の親は「障碍者扱いしないでください、普通の子と同じように接してください」と良く言うそうです。 しかし、なにか問題があると「障碍があるんだから、もう少し気を使って優しくしてください」と言います


ならどうしろというのよ?



このような声に出会うたびに、どうしたらいいのか?ちょっと暗い気持ちになりますが。


だからこそ、明るく、元気に、今日も次郎と一緒に、がんばっりたいと思います。


どうぞ、これからも、よろしくお願いします。


最後に、チラシも転載します。


私も、この事件を伝えながら、署名も集めています。


どうぞ、ご協力お願いします。



署名用紙は、こちら (PDFファイル)を印刷してお使いください。