ひだまり日記 -6ページ目

Raclette


「ラクレット」



見るのも食べるのも、フランスへ来て初めてだった、このチーズのお料理。


スイス国境近く、サヴィワ地方の伝統料理の一つです。





今では、すっかり私の中の冬の風物詩雪の結晶


昨日、久々の友達の集まりで、主催のカップルが用意をしてくれました。




さて、これは何でしょう?




チチチ・・・(考え中)時計






チーン



はい、答えはラクレットマシーンです。(オチなしの答えでスミマセンぇーー;




最初、このマシーンを見た私は


どんな料理になるのか想像もつかなかったっす目




各自ひとつある三角の小さなプレートに、チーズをのっけます。


そして、この鉄板の下部分に、あたためるところがあり


そこにチャと入れて、チーズがトロトロになるのを待つこと1分。




鉄板上には、ゆでたジャガイモを冷えないようにあたためてまーす。




好きな具にかけて召し上がれ~ラブラブ


パン、ハム、ジャガイモ、お野菜・・・


なんでも自分の好きなものに、たっぷりと熱々のトロトロチーズチーズをかけます。


濃厚なグリュイエールチーズの食欲そそる匂いと、ジャガイモの熱々ホクホクがたまらーんじゅる・・


欲張りな私は、生ハム、ジャガイモの美味二重奏で音譜





うまーい!!


キンキンに冷えた、シャブリと一緒に。


美味しいものを食べながら、最高の仲間と至福のひとときです。





今回は、絶対試してみたい具があった。


噂で美味しいと聞いていたサーディンうお座


お味は・・・?






い・いける~五月女風4





チーズと魚って相性いいんだ~グッド!


今回使ったのはオイルサーディンだったけど、生のサーディンを軽く焼いてチーズをかけても


相当うまいらしいです。


本当は、そっちがしたかったんだけど、朝、マルシェに寄る時間がなかったので


保存食オイルサーディンで我慢であります顔 あうー





フランス語では


「削るもの」、「引っかくもの」という意味のラクレット。


もともとは、下の写真のように、チーズの断面を直火であたため


トロトロになったところを


ナイフで削って、ジャガイモなどに絡めて食べるらしいです。




おいしそ~ラブラブ




そういえば、フーの実家でチーズを暖炉であたためて


パンにつけて食べたのは絶品だったな~。









ラクレットは、チーズがメインの料理なので、どーしても沢山は食べられないけど



美味しいものは美味しい!!



ま、カロリーの話は忘れておこう おいしい




美味しいお料理、気心知れた仲間。


この上ない最高の雰囲気を、マックスに堪能した昨夜。




そして、楽しい夜の翌日、本日二日酔いです・・・げっ

Bistoro (Bar à vin)


「ビストロ」



レストランとまでは言わず、ちょっと気軽に、でも美味しいものをという時のオススメ。


その中でも、最近行ったちょーオススメビストロ(ワイン・バー)をご紹介しま~す音譜




場所は、パリ5区パンテオン宮殿の裏をちょっと下ったあたり。


小さなお店ですが、20時を過ぎたあたりから、


なんの騒ぎ?


と、意味のわからない行列が出来るのであります。





ここフランスでは、新聞より、ネットのご意見より、何より信用できる広告は


行列


行列の出来るビストロに、はずれはない!!




というわけで、何度かトライしてみたこのビストロ(ワイン・バー)ですが


いつもの行列を目の前に、待つのが嫌な私たちは退散していたのでした。




でも、今回は19時30分頃に行ったので、スンナリと入れたばかりか


まだ席も選ぶことが出来る嬉しい状態五月女風5




無愛想なおっちゃんが、


「何飲む?」


と、ぶっきらぼうに聞いてくる。


普通だったら「ムカっむっ」する私だけど、お店の雰囲気の一部にすっかりなっている、


そのおっちゃんのカントリーな感じが、むしろ心地よかったりしたのでしたチューリップ赤




私たちが食前酒に頼んだのは


やっぱりキール(お決まりやね。)




その後に、おなかのすいていた私は前菜にこれ。


どどーん



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なんと


せ・脊髄!!




体によさそ~な(?)部分ですが、食べられる部分はほんのちょっと。


味と言うより、トロトロの食感を楽しむ感じ音譜


パラパラと上からパセリと一緒にかけてくれた塩も、きっとゲランドだろうなと思うミネラルの甘さ。


カリカリに焼いてくれたトーストにのっけて・・・・うまい~ラブラブ


でも、フランス人も日本人や中国人に負けず劣らず、色んな部位食べるなあ。





フーは、あまりお腹がすいてなかったので、いきなりメインです。



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鴨肉も、濃厚なしっかりした味。


素材がいいんだろうな・・・と感心せずに入られませぬ。


それともう一つ、つけあわせのマッシュ・ポテトの美味しかったこと!!


バター、クリーム、オリーブオイル、絶妙なバランスで、まろやかな味付けに一役、二役買っていますグッド!


ま、カロリーの話は忘れよう叫び




そして私。



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白身魚のグリル。


なんとも肉厚のお魚、白身だからあっさりしているのに、しっかりジューシーな味があるのにはビックリ。

お野菜たっぷり、お米(日本米よりはちょっと軽い感じ)も、いい感じにパラパラとソースになじむ。


前菜の脊髄で口の中が、少し濃くなっていたので、さっぱりと丁度よかったですべーっだ!





ワインもすすみ、


ちょっとグダグダを話をしながら、空いたお皿を下げてもらうのを待っていたら・・・



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カウンターでグラタンを食べていた大きな婦人(失礼)が、いきなり歌いだした!!




うまいか下手かは別にして、


お客が聞いていようが聞いてなかろうが、ノリノリノリノリで歌う1980年代のフランスの歌


それにハーモニーするかのような、お客の喧騒が、なんか人間くさいフランスの下町っぽくて、


とっても居心地がよかった。


みんな好き勝手してるんだけど、その自由な雰囲気が気持ちよかったりして。





その後、私はデザートをパスし、フーはクレームブリュレを取ったのですが、これは普通。


ビストロって、結構デザートに力入れてないところが多いっす五月女風10



2階のトイレから帰り、階段から。





自分たちで選んだ席のくせに、隙間風が寒くてブルブルしてたら


「そこのひざ掛け使っていいよ。」


と、さっきの無愛想おじちゃん。


見てたのね~、やさしいな、ほっこりラブラブ





あったかくて、本物の下町ビストロ、古きよき時代のパリにどっぷりしてみたいあなたにオススメ音譜


素材は最高、お料理も伝統的な感じで、文句なしに美味しいです。


ワイン・バーとしてワインワインにもこだわっているので、その日のオススメを聞いてみてね。





ちなみに壁の黒板に沢山のメニューを書いてあるんですが、


字が汚い上(アルファベットにもなってない)、


乱雑に並んでるし、絶対ないとわかるメニュー(季節もの)もあって、店員も放置状態です叫び


なので、渡されたメニューから選んでくださいねべーっだ!





19時30分くらいに行くと、たぶん予約なしで座れると思いま~す。




ナイフとフォークLes Pipos


2 Rue de l'Ecole Polytechnique,


75005 Paris


01 43 54 11 40

Le cours d'oenologie - Vallée du Rhône 2/3





わたくし事で大変申し訳ないのですが、ただいまちょっと放心状態




実はこの記事、ほぼ書き終えておりましたの。


しかも今回は大好きなワインネタなので、普通以上に張り切って書いたのに~。




それを、一文消そうと範囲指定してデリートキーを押した瞬間、


最近、とみに調子の悪い私のパソコンは、範囲指定していない部分まで全部消しちまったですの。


下書き保存もしてなく・・・。


皆さんも、こういうガビーンガーンとなることありませんか?




反抗期かしらん。


気を取り直して、書くわ、書くわ。




前回に引き続き、パート2となる今回です。


Côte du Rhône って何~?の方、パート1 へどーぞ音譜




では、お待たせしております(待ってないって?)試飲をしたワインのご紹介~べーっだ!


トップバッターはこちら





白ワイン Domaine de Granges Mirabel 2008



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ボトルに付いた水滴からわかるように、キンキンに冷やしてあります。


フルーティーな辛口。


コート・デュ・ローヌ白ワイン、記念すべきデビュー!!


思ったより飲みやすくって好きかも~おいしい






白ワイン Deshants 2008 Saint-Joseph M . Chapoutier


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M . Chapoutierとは、ローヌ地方を代表する製造社です。


ワインの深い黄色がきれいな一本、花や蜂蜜コスモスの香りがふんわりします。


こちらも辛口です。


太陽の下で飲みたい感じ~音譜





赤ワイン Saint-Esprits 2007 Côte du Rhône Delas



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70%シラー種、30%グルナッシュ種というブレンドワイン。


シラーが薫り高くさせ、でもグルナッシュが爽やかに調和させてくれる、いいあんばいの一本。


軽いスパイシーな香りが食欲をそそる、個人的には、太鼓判の一本ですべーっだ!





赤ワイン Crozes-Hermitage 2005 E.Guigal


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でました!!待ってました!!


シラー100%!!


なんと贅沢な!!香りのよさではナンバーワン!!


興奮冷めやらぬ中、早速・・・




私には、少し香りがきつくて、飲みにくいかな~・・・(貧乏舌あせる


香りのよさが売りの一本だったのに、それが苦手なんて、庶民のワインに慣れてしまったせいかしらん?


でも山椒木の芽を使ったお料理とか、合いそうラブラブ






赤ワイン Saint-Joseph 2007 M . Chapoutier



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これも、シラー100%!!


花の香り高く、ワインだけとしても楽しめると思います。


でも一品ほしいときに、先生がご紹介くださった今回のお供は、こちら。



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ちーと、見た目悪く写ってしまいましたがスミマセンあせる


作り方はいたって簡単です。


キャベツにソーセージ(チョリソーでも美味しいと思います。)をのっけて、安定をよくするために


少し卵を流してオーブンでチン。


キャベツの甘みと、ソーセージのいい感じの塩加減が、シラーの香りを引き立ててくれます。






余談ですが、おつまみとして


白ワイン 白・・・サトイモのにっころがし、ロールキャベツ、サヤインゲンを使った料理


赤ワイン 赤/ロゼ・・・いくら丼、親子丼


とか、いけるらしいですよ。


意外に、フランスワインって日本食に合うものが多くて、ビックリする発見があります。





今日の試飲はここまで~、お疲れ様さまでした。


意外に、辛口白にはまってしまった~。これからリピート確実ですチョキ


高級ワインの発見できたし~(こればっか)、自慢しよーっと。


やっぱり百聞は一見(一味?)にしかずよね~五月女風4






そうそう、最後にとっておきの一本。


白ワイン Chateau grillet (シャトーグリエ)  名醸、ローヌで最高の白ワインです。お値段も一本50ユーロ以上五月女風6




「だめだめ、Côte du Rhône なんて安酒のんじゃ。」


と、人差し指を振りながら説教するフランス人にであったら


それがチャンス。


最高の笑顔で、このワインをしっかりおごらせてやってください。




今日も長々と私の復習にお付き合いくださいました皆様、ありがとうございましたあひる