署名提出から、たった6か月で結論を出すの? | 地方から政治を変える「塩見さとる」のブログ

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1000兆円という莫大な借金を抱える国に、地方交付金という仕送りで養って貰っている地方。今後地方はどうして生き残っていくのかを実践していくブログ。

経営破たん寸前の私立成美大学をどうするか?  これからの地方大学を取り巻く状況   と分析をしてきました。
それを踏まえて書いてまいります。

今後の動向

地元紙の記事で
公立大学検討事業予算を付帯決議付きで可決 市議会特別委
とありますので、着々と公立化へ向けて進んでいるように思います。
おそらく当初の予定通り3月末までに公立化を決めてしまいたいのではないでしょうか。

黒字化は難しい
しかし、前回 これからの地方大学を取り巻く状況) で 書いたように、現在出てきているシミュレーションは、現在と近未来を考慮せずに600人以上の生徒数ありきで、なおかつ実質経営破綻した責任や失敗の反省 をすることもなく、将来マネジメントも理念もない単なる公立化シミュレーションなので、これで黒字化するのは難しいでしょう。

税金投入ありきの議論を
それでも成美大學を公立化し存続させていきたいのならば、私たちの税金をどのくらい投入していくかという議論をしなければなりません。
公立化移行に8億円でしたか、そして元職員の方の話などを聞く限りは、賞与や給与もまともに支払えないのが恒常的になっているようなので、維持していくのに 年1億や2億くらいの費用は掛かるのではないでしょうか。(金額はどちらもしっかりとした裏付けのあるものではありませんが、一定の根拠はあります。)

今の進め方では反対せざるをえない

福知山市の予想歳入
中期財政見通し(平成26年10月作成) ※福知山市作成
限られた予算の中、未来への投資につながる大学を残していきたいという気持ちに変わりはありません。
しかし福知山市の財政が大幅に悪化していく中、税金投入ありきの公立化では長続きしないでしょうし、結果として私たち市民への足かせとなる可能性が大きいように思います。

たった6か月での結論
9月に第1弾の署名が提出され、10月から12月の計5回の会議を積み重た結果結論が出ず、補正予算で公立大学検討事業を進め、3月までに形にする。
市役所にしては非常に素早い動きですが、たった半年で決めなければいけないことなのでしょうか?

税金を使っても熟考すべき
公立化するにしろ、しないにしろ、3月までに早急に結論を出すのではなく、せめてあと1年間議論を積み重ね、より良いもので市民が納得する形での案を示していく事が必要だと思います。
1年も持たない、破産してしまうというならば、1年限定で維持費を市で出し、その間に持続できるより良い形のものを作っていくべきであり、それほど重要な案件だと考えます。



次回は、全く新しい発想での公立化の提案をしていきます。

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