皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
今回は、
「話下手の為に、恋愛/結婚がうまく行かない人」
の中でも、
前回の私の類型の「(1)」である、
「会話したい内容が何も頭に浮かんでこない」
というタイプの方に向けて、
そうなってしまう原因
を私の考察を基にお書きしたいと思います。
<(1)会話したい内容が
何も頭に浮かんでこない原因>
Aタイプ(無関心型)
そもそも他者への興味/関心が薄く、
他者と関わりたいという欲求が余り無い方
もいらっしゃるでしょう。
そうなると、
「相手を知りたい」
とか
「自分の事をわかって欲しい」
という欲求は生じにくくなり、
「自分が話したい事」や「相手に聞きたい事」
も必然的に浮かんで来なくなると思います。
この原因として考えられるのは、
◎「愛着の形成不全」
幼い頃の親等との間の愛着形成がうまく行かず、
”社会的関わりシステム”が構築されなかった。
◎「先天的な原因」
愛情や絆のホルモンと言われる
オキシトシンの受容体の数が先天的に少なかったり、
その働きが弱かったり、
或いは共感や他者理解に必要な
ミラーニューロンの働きが生まれつき弱かったり、
等の原因が考えられます。
Bタイプ(感覚/感情鈍麻型)
「この人の事が気になる」
とか
「私に好意を持って欲しい」
等の自分の感情や感覚を感じられないと、
当然「話したい事」や「聞きたい事」は浮かんでこない
でしょう。
この原因として私が考えるのは、
先天的なものではなく、
後天的に身に着けた無意識(辺縁系等)の防衛反応
ではないか?という事です。
何故なら、
自分の感情や感覚が鈍麻(麻痺)したまま生まれて来る
とすれば、
生物学的には生き残る事が難しくなるでしょうから、
先天的にそうした状態で生まれてくる事の確率は、
非常に少ないと考えます。
だとすれば、
(後天的に)どうしてそうなったのか?
例えば、
生まれつき感覚過敏を有して生まれて来た子が、
それを抑圧せざるを得ない環境で育ったり、
その特性の為にトラウマチックな経験をしたり、
或いは本人自身の無意識(辺縁系等)が
感覚過敏の過覚醒を制御する必要を感じ、
一気に低覚醒状態に持ってゆき、
感覚/感情をシャットダウンしている、
とも考えられるでしょう。
つまり、
不適応的(危険)な感覚過敏を環境に適応できる(安全)様に、
無意識(辺縁系等)が感情/感覚鈍麻といった
防衛戦略を採っているのでは?
と考えます。
※類型(タイプ)別の解決のヒントは後述致します
次回は
「(2)会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない」
といった類型について
(私が考える)そうなってしまっている原因
をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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