皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
前回、
子供を虐待してしまう原因として考えられる2つの要因、
即ち
①子育ては本能的行動ではない
②人間や(一夫一婦制の子育て行動をする)哺乳類の脳には
「子育て行動を促進する部分」に加えて
「子への攻撃行動を促進する部分」がある
という事が挙げられるとお書きしました。
今回は、そのうちの「①」について
詳しくお書きしたいと思います。
①子育ては本能的行動ではない
→どんな生物でも、個=自分が生き延びて生殖し、
遺伝子をコピーし、種=自分達(の遺伝子)が存続してゆく
という方向性が遺伝子の中に組み込まれていると思います。
ですから、
生きる為に必要な食欲や睡眠欲、そして
生殖に必要な性欲等の基本的欲求が生じる訳です。
そして、
とりわけ哺乳類、中でも人間の様に
大脳皮質が極端に進化?した種は
他の種に比べて恐ろしく未熟なまま生まれてきます。
それ故、
子供の親にも「子供を育てたい」
という「子育てへの欲求」が組み込まれています。
ところが、この「本能的欲求」は最初から
充分には機能しないものです。
例えば、
赤ちゃんは「食べたい」という本能的な欲求
を持っていますが、最初からうまく食べられるでしょうか?
ミルクをこぼしたり、むせて吐いたり、
少し大きくなっても、食べさせてあげたり、
さらに、スプーンやお箸がうまく使えなかったり・・・
つまり、
本能的な欲求であっても、最初からうまくはできない。
できるようになる為には訓練や試行錯誤等の
経験が必要になるという事です。
同様に
「子を育てたい」という本能的な欲求があっても、
それは「本能的にできる行動」ではありませんので、
最初からうまく行かないのが当然です。
なのに、お母さん方は
「あ~・・・うまくしつけられない。
いう事聞いてくれない・・・。
私って母親としてダメなんじゃないか?」
等と自分を責めたり、
「も~!!何でできないの?!!
何回言わしたらわかるのよ?!!」
等とイライラしたりして
ストレスが溜まっちゃう訳です。
そして、
特に親の性格特性として完璧主義であったり、
元々、相手が自分の思い通りにならないと
イライラする傾向が強い人の場合は、
そのストレスが極限まで達してしまう
事も考えられます。
更に、
親自身が育った原家族の中で
虐待的な事が行われていた等の理由で、
養育的なモデルとなる親が存在しなかった場合は
特に「どうしたらいいかわからない」となって
よりストレスが溜まるでしょう。
加えて、
親自身の性格傾向が、
ストレスを外に表出してしまう事が多い場合は
虐待に繋がってゆく可能性も高まると思います。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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