うつは防げます | No panda,No life ★ OSAKA

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たまにまじめネタ、基本はおおさか・うろうろもぐもぐのゆるーいブログです。

新しい年を迎えましたが、皆様方におかれましては益々のご健勝のこととお慶び申し上げます。

今日は久し振りに“うつ・神経症”に関するお話を
したいと思います。

人は何故、うつをはじめとする神経症になるのでしょうか

世界中で沢山の医師や科学者がその解明に躍起にな
っていますが、未だにはっきりとした理由は分かっていません。
一説では、モノアミン(ノルアドレナリン・セロトニン・ドーパミン)が不足することが原因と言い、また別の一説によれば、分泌されたモノアミンを受け取る受容体の減少が原因であると言われています

ところがこの二つの理論だけでは説明できない症状
があります。

そこで別な考え方が浮上します。
それはストレスなどによる神経細胞の障害が原因で起こることや神経症の患者に高齢の女性が多い事が要因として考えられることから、ホルモンのバランスによるものではないかとも言われています。
しかしどの考え方をとっても現段階では解明できていないと考えざるを得ません。

私はこれまで多数のクライエントさんとお話をして参りました。
私は医師ではありませんから治療や施術といった方
法は採りません。
ですから会話をしながら、その方がいつ何が原因
でうつや神経症のスイッチが入ったかを解明することで元の状態に戻る方法を考えたり、又、別な方に対しては、原因を追究するよりもその方に先を見据えさせることで、現在のつらい状況から脱出させる方法を考えたりします。
これは、それぞれのクライエントさんが持っている
ネルギーの大きさであったり、どの方向にそれを向けているかを私なりに判断をして、その方が無理なく元に戻ることができるように心がけています。

ここでどのような方が鬱や神経症になりやすいかという話を、私がこれまでにうつや神経症を経験した事を元に自分なりに考えた事をお話をしたいと思います。

元々私は大阪で言う所の“ええかっこしい”だったと思います。
ですから、人前では結構無理をしていました。
例えば、ジェットコースターに乗って怖くても怖くないふりをして声を出さず我慢をしていましたし、何かアクシデントがあっても、本当は腰を抜かすくらい驚いたのに顔に出さず、泰然としたふりをしていました。
当時を振り返り自分自身で考えたところ、これらのやせ我慢が自分の許容範囲を超えてしまった結果がうつや神経症を引き起こしたものだと考えています
医師には色々なことを説明されましたが、私自身が
納得するには十分ではなく、正直な所この考え方が一番自分の腑に落ちた感じです。

私の所に来られるクライエントさんにも色々な質問をさせて頂きます。
一つ、怖いと感じたときや驚いた時に声を出しますか
、又は勝手に声がでますか?
一つ、細かいホコリや汚れが気になりますか?
一つ、時間に正確ですか?
一つ、考え方に柔軟性があると思いますか?

最低この四つはお聞きすることにしています。
これらの質問は、私自身のことを含め、色々な方々とお話をした中で、どのような方が鬱や神経症になりやすいかを自分なりに分析したものです。
勿論、これだけが原因ではありませんが、これらの
質問で一番目と四番目が「イイエ」で、二番目と三番目が「ハイ」の方は予備軍であると私は考えています。

ただし、誤解の無いようにお話をしますと、うつや神経症は全て程度問題であるということです。これに当てはまったからといって、イコールうつ・神経症というものでもありません。
それとどのようなことでもそうですが、心の病には、
絶対こうでなければならないとの思い込みや決め付けは自身を追い込むだけですから、一時流行った言葉の「ファジー」や「アバウト」が適切であると思います。
あとは、怖いときや驚いたときには我慢せず思いっ
きり声を出しましょう。

私は元々ジェットコースターは好きだったのですが、それでも怖いと感じる時は目を瞑って我慢をしていました。
しかし、うつから回復したとき久し振りにジェット
コースターに乗る機会があり、その中で、怖い時に自然に声が出て絶叫している自分を客観的に見た時は新鮮でしたし、降りた後清々しい気持ちになったのを今も覚えています。

溜め込むことをせず、発散する事でうつや神経症は防げます。
声を出す事や眺望の良い景色を見ることなどで、心の澱を発散できれば心の病にはかかりません。

うつや神経症は心のボタンの掛違いで起こるものです。決して怖いものではありません。

そして何でもそう
ですが予防に勝るものはありません。
皆さんも無理をせず、怖いときや驚いたときには大
声を出し、何事にもいい加減ではなくいい塩梅で、心に余裕のある生活を考えてみて下さい。


最後に、今年も皆様方にとって素晴しい一年でありますように。



 





ほな!