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終りなき夜に生れつく 2017年2月 文藝春秋 306ページ
○恩田陸「終わりなき夜に生れつく」読みました.
途鎖という架空の独立国を巡る,連作中編.これらに出てくる人物たちは,「夜の底は柔らかな幻」に出てくる登場人物や設定と重なるところがあります.たとえば,特殊能力を持つイロとか,在職色者とか...
この作品だけでも楽しめますが,「夜の底は柔らかな幻」を読んだあとの方が,より楽しめると思いました.70917
以下,簡単な覚え書き
砂の夜 2013年8月号,9月号 オール讀物
軍勇司たちは,医療活動をするために紛争地帯に来ています.ある部族のところに治療に行くことになりました,そこには,悪魔が現れたという噂が...
夜の二つの顔 2014年11月号,2015年1月号 オール讀物
軍勇司は,医学部の学生.彼は気になる学生と会います,彼の名は葛城,不思議な感じがする男でした...
夜間飛行 2016年1月号 オール讀物
葛城は,大学生活も後半にかかった頃,途鎖入局管理官にならないかとスカウトされます...
終わりなき夜に生れつく 2016年9月号,11月号 オール讀物
連続殺人事件の犯人でないかと,ジャーナリストの和夫は,ある男を追いかけました.不思議な存在感を持つその男の名前は,神山と言いました...
追記
同名タイトルのアガサ・クリスティーの小説がありました.こちらも読みたくなりました...
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