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1998年6月 445p 角川書店
○貴志祐介「天使の囀り(さえずり)」読みました。
高梨光宏は、人の内面を描くような作家です。最近は、すこし伸び悩んでいます。何かきっかけが欲しいのでしょう、高梨はブラジル奥地の現地の研究グループに同行する機会を得ます。高梨は、現地での様子を、恋人で医者である北島早苗に、電子メールで送ります。
帰国後、早苗は、高梨の性格が変わったと感じました。高梨は、頭の中で「天使が囀るようになった」と言い出します。また、高梨とブラジルに行った研究グループのメンバーは次々と変死をします。高梨にいったい何が起こったのか。。。
ということで、貴志祐介「天使の囀り(さえずり)」読みました。全く先の読めない展開の作品でした。前半と後半と雰囲気ががらっと変わる作品でもあります。そして、生理的に気持ち悪いところもあります。意外な展開を味わいたい人に、お薦めです。5192
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