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2011年6月 413p 文藝春秋 「週刊文春」2010年1月14日号~11月25日号
○東野圭吾「真夏の方程式」読みました
小学校5年生の恭平は、両親の仕事が忙しいため、玻璃ヶ浜で民宿「緑岩荘」をやっている伯父さんと家に、夏休みの間、預けられることになりました。玻璃ヶ浜は海はきれいですが、現在は寂れた観光地状態です。
恭平は伯父さんの民宿に向かう途中の電車の中で、ある変わった男性、湯川と一緒になり、湯川も、恭平と同じ宿に泊まることにしました。
湯川は、玻璃ヶ浜沖の海で、海底熱水鉱床を探索しようとする会社デスメックのアドバイザーとして、玻璃ヶ浜に滞在することになっていたのです。行った当日には、環境保護団体とデスメックと公開説明会があったところでした。
その当日、湯川が泊まった「緑岩荘」のお客の客が、海で足を滑らせて亡くなりました。
地元警察は、その死を事故として片付けようとしましたが、亡くなった男は元刑事、一酸化炭素中毒の疑いがあることもわかりました。湯川は何かつかんだようなのですが・・・
ということで、東野圭吾「真夏の方程式」読みました。やはり、「ガリレオ」シリーズ、面白いですね、キャラが立ってます。するすると読めてしまいます。
そして、今回は、恭平と湯川との交流が良かったです。湯川は、子どもにはある意味優しいのですね。何か、湯川の人間性をかいま見た気がします。
湯川の性格、偏屈ではありますが、いくつかの事件を経て、より人間味が増した気がします。ガリレオシリーズ、面白いし、東野圭吾、うまい!パチパチ・・・z111
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