アーサーが教える体のふしぎ48号の内容は、新しい命と成長、生殖、生長と老化、遺伝子と遺伝 | 親愛なる人に-読書の薦め

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48表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2008年1月30日号

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アーサーが教える体のふしぎ48号の内容は、新しい命と成長、生殖、生長と老化、遺伝子と遺伝
です。

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48号の内容は、
新しい命と成長:472-474p
生殖:475-477p
生長と老化:478-479p
遺伝子と遺伝:480-481p


新しい命と成長:472-474p
ヒトの一生は他のほ乳類と同じで、卵子精子が一緒になった後で胎児として子宮で育ち、赤ちゃんとして生まれます。植物も動物も細胞という基本単位からできています。体が成長するとき細胞がふたつに分裂する細胞分裂が起こっています。また成人でも細胞分裂は行われており、血液は毎秒約2百万個の新しい赤血球が作られています。ほ乳類の赤ちゃんは、お母さんの乳腺から出てくるお乳が食べ物のすべてです。お乳には栄養の他、病原菌と戦う重要な物質が含まれています。生命は自然発生では生まれないことを19世紀フランスのルイ・パスツールが実験によって証明しました。細胞の遺伝子はDNAという形で、細胞核の染色体(染色糸)に収められています。体の細胞は分裂の際、染色体が自分の複製も作る有糸分裂が行われます。この結果、親細胞から全く同じ遺伝子を持った細胞が2つできます。細胞分裂には減数分裂があり、減数分裂で作られるのは、卵子と精子だけです。この分裂によって作られる細胞は2つでなく4つです。減数分裂の結果、卵子と精子はそれぞれの遺伝子の半分だけ持ちます。半分ずつが加わり赤ちゃんができます。赤ちゃんは、母親と父親の両方から遺伝子を受け継ぐので、子供は親に似ます。19世紀、オーストリアの修道士グレゴール・メンデルは、インゲンマメの交配から、インゲンマメの形質が混ざるのではなく現れるか現れないかであることを発見し、これら特徴を伝えるものを、現在では遺伝子と呼んでいます。


生殖:475-477p
ほ乳類では、オスとメスが交尾し、卵子と精子が一緒になり受精卵ができます。受精卵は子宮で成長する妊娠期間を経て、子宮から産道を通って生まれてきます。オタマジャクシのような精子は非常に小さい細胞で、メスの体内に入った長い尾を激しく振って泳ぎ、子宮を通り抜けると、卵巣と子宮をつなぐ卵管に入ります。卵巣から成熟した卵子が放出されていれば、精子はこの卵子に引き寄せられて、そのうちひとつが卵子の周囲を覆う透明帯という膜を突き抜け中に入り込み、卵子と精子の遺伝物質が一緒になります。これを受精と呼びます。受精後、透明帯は厚くなり他の精子が入れ込めなくなります。赤ちゃんは子宮の羊水という液体中に浮いています。酸素や栄養は、お母さんの血液から子宮の壁にある円盤状の胎盤を通して運ばれます。血液は胎盤をつないでいるへその緒を通して運ばれます。受精卵は分裂を続けながら卵管を通り子宮へすすみ、1週間後、胚は分厚くて血管の豊富な子宮内膜に着床し、栄養を受けとり始めます。細胞は増殖するにつれて様々な種類の細胞に変化していきます。4週で将来背骨になる部分ができてきますが他のほ乳類と区別つきません。5週でと呼ばれ、目らしきものができ胴体から手足が伸び、尾が縮みます。6週になると手足の指もでき、ヒトらしい形になってきます。


生長と老化:478-479p
赤ちゃんは体の割に大きな頭をしています。子宮の中でも脳と頭は非常に早く成長し、3歳になると、体や骨は大人の1/5ですが、脳と頭は4/5程の大きさに成長します。平均的には20-25歳になるまでに体は完全に成長をしてしまい、40-50歳を過ぎると老化による変化が目立つようになります。赤ちゃんの脚は身長の約1/3ですが、大人では約1/2となります。成長の様子を知るために、計測ポールを自作し、身長を記録観察する調査試験が掲載されています。


遺伝子と遺伝:480-481p
体の中には遺伝子と呼ばれる設計図があり、その中には化学物質でできたコード(暗号)があり、体を作るための指示がすべて含まれています。細胞の中には2万6千~4万個の遺伝子があります。遺伝子にはDNAがあり、これが染色体の中に詰め込まれていて、細胞核の中で対になって並んでいます。精子と卵子には、染色体は対で入っていません。受精して対になります。体の細胞には、遺伝子を含む染色体が23対、全部で46本あります。染色体は2重らせんになったDNAからできています。染色体は長さ4-5cmのDNAが、きつくぐるぐる巻きになって収められています。子孫に引き継がれる身体的特徴を、遺伝的形質と言います。遺伝的形質を受け継ぐ確率を考えるための、乾燥した小豆と黒豆を使った実験が掲載されています。


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