上橋菜穂子「獣の奏者Ⅰ 闘蛇編(とうだへん)」とっても素敵な国産ファンタジー、お薦めです! | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

2006年11月 319p 講談社
☆☆☆☆+

上橋菜穂子「獣の奏者Ⅰ 闘蛇編」読みました。

        「獣の奏者Ⅱ 王獣編(おうじゅうへん)」 はこちらです



エリンは母のソヨンと住んでいました。ソヨンは、凶暴な闘蛇(竜のような動物?)の世話をする獣ノ医術師でした。


あるとき、母の飼っている闘蛇が原因不明の病に倒れ全部死んでしまいます。その責任をとってソヨンは処刑されます。


それを助けようとして、娘のエリンはソヨンの処刑現場に近づきます。ソヨンはそんな娘を不憫に思い、ある禁を犯してエリンを救います。。。


エリンは数日後、隣の国の蜂飼いのジョウンに助けられるのでした・・・


明日から読書週間、書店くじ(図書くじ) も配られます。お薦めの本は、ということで、上橋菜穂子「獣の奏者Ⅰ 闘蛇編」読みました。これ、面白いです!文章がわかりやすく、登場人物もたくさんではなく、また彼らの住んでいる風景がイメージできます(といってもイメージされる場所は日本の風景ではありませんが)。


エリンやジョウンの心根もわかりやすく感情移入しやすい作品です。国産の子供向けのファンタジー、たくさん読んでいるわけではありませんが、この作品はトップクラスでしょう。

いいところで終わってしまいました。次巻の王獣編がすぐにでも読みたいです。国産ファンタジーの良さを教えてもらえたこの一冊、お薦めです。


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amazonの上橋菜穂子の本

原作本はこちらです。2008年10月に講談社青い鳥文庫版が出ました(2009年1月追記)
獣の奏者(1)

獣の奏者(そうじゃ)(1(闘蛇編))