アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年10月17日号
アーサーが教える体のふしぎ33号記事は、成長する、老化する体、不妊と避妊、自分の体を知ろう！、生殖と成長に関する用語集 です
32号記事
についてはこちらです 。
32号付録
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33号の内容は、
成長する：322-323p
老化する体：324-325p
不妊と避妊：326-327p
自分の体を知ろう！：328p
生殖と成長に関する用語集：329-331p
成長する：322-323p
10代初め頃から始まる思春期は、体が大人になる準備をする時期で、体は劇的に変化します。また感情の変化も起こり、体と気持ちのバランスが不安定になり悩むことも多くなります。思春期の肉体的な変化を含めて、情緒面でも社会面でも成長する時期であり青年期とも呼びます。女の子は男の子より２年くらいはやく思春期が早く始まります。一番の変化は月経がはじまることです。これを初潮（初経）といいます。初潮を迎える時期の平均は12ｰ13歳です。性ホルモンが体内に増えることで体型にも変化が現れます。思春期になると男の子の筋肉は女の子よりも大きく強くなり脂肪の量も減っていき、平均的には男性は女性より体力、運動能力が高くなります。思春期には体内に男性ホルモンが増えるため、皮膚の毛穴の分泌腺が皮脂と呼ばれる脂肪成分の多い物質をたくさん作ります。皮脂が多すぎるとこれに死んだ皮膚の細胞がくっつき毛穴を詰まらせそこに細菌が感染すると皮膚が炎症を起こすニキビができます。思春期になると男性は抗ガンでテストステロンという男性ホルモンが作り始められ身体が変化してきます。
老化する体：324-325p
普通30歳を過ぎた頃からゆっくる体は衰えはじめ、45-55歳を過ぎてからは、白髪、皮膚のしわ、腰の曲がりなど目に見える変化が現れます。身体の細胞は自ら死ぬようプログラムされており、アポトーシスといいます。一方、神経細胞や心筋細胞のような一生再生しない細胞が死ぬとそれが個体の死に直結します。どれくらい生きられるかはさまざまな条件に左右され生活環境もその一つとなります。ペースメーカーは手術によって胸に埋め込まれ電気信号を心筋に送り心臓が一定の鼓動を保てるようにしています。人工内耳は音を電気信号に変えるマイクロホンが付いていて耳の中で神経信号を直接脳に送っている蝸牛にこの電気信号がワイヤコードを通して伝わる仕組みになっています。骨粗鬆症は、骨を作るためのホルモンが足りなくなるため骨がもろくなる病気で閉経後の女性に多くみられます。関節炎は骨と骨の間の隙間の軟骨がすり減ったりする症状です。
不妊と避妊：326-327p
ヒトによっては赤ちゃんが欲しくてもなかなか妊娠できないこともあります。また赤ちゃんを望んでいない場合、妊娠しないよう避妊をすることがあります。ストレスが体の性ホルモンの分泌量に変化を及ぼし生殖能力に問題を起こすことがあります。通常の射精では2-3億個の精子が放出されますが、この数が200-300万個に減ると不妊症とみなされます。コンドームは男性用と女性用があり、両方ともゴムでできた袋状の構造で精子が子宮に入っていかないように袋の中に閉じこめる仕組みになっています。クローンとは同じ遺伝子を持つ複数の生物をさす言葉です。1997年、体の乳腺の細胞から初めてクローン羊が作られました。タバコのニコチンは一時的な不妊を引き起こし、麻薬や医薬品も不妊になることがあります。
自分の体を知ろう！：328p
卵子は一生の間に400-500個しか放出されませんが卵巣には約40万個の卵子があります。陰嚢の下の精巣は他の部分より約1.5℃低い温度に保たれています。これにより精子の生産が最大になります。温度が高くなると陰嚢は下がり、高いと体の方へ引き上げ温めます。世界で一番の長生きは、ジャンヌ・ルイーズ・カルマン（フランス）さんで、122年と164日生き、1997年になくなりました。1946年ブラジルのバラカイでは１０つ子が生まれました。ロシアのフョードル・ワシリエフさんは、69人の子どもを生みました（双子16組、三つ子7組、四つ子4組）。凄すぎます・・・
生殖と成長に関する用語集：329-331p
下記の用語が解説されています。
アポトーシス、遺伝子、陰茎、黄体、骨粗鬆症、子宮、思春期、陣痛、精子、精巣、精巣上体、染色体、胎児、胎盤、超音波診断、ＤＮＡ（デオキリシリボ核酸）、胚、へその緒、ホルモン、羊水、羊水検査、羊膜のう、卵黄のう、卵管、卵子、卵巣、卵胞
感覚に関する用語集
３３号の付録は明日の予定・・・
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