アーサーが教える体のふしぎ28号の内容は、動物の感覚、体の感覚、見ること、目の中など | 親愛なる人に-読書の薦め

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28表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年9月12日号


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27号の付録についてはこちらです。


28号の内容は、

動物の感覚・・・・・・・・・・・・・272
体の感覚・・・・・・・・・・・・・・274
見ること・・・・・・・・・・・・・・276
目の中・・・・・・・・・・・・・・・278
音からわかること・・・・・・・・・・280


動物の感覚:272-273p
動物たちは自分たちの環境に合わせて、それぞれ異なる感覚を身につけています。特に「食べ物を見つけること」「危険に気付く」「隠れる場所を探す」「仲間を見つける」といった感覚は重要となります。トタテグモは穴の入口周辺の地面の上に細い糸を張り糸の端をつかみ、わずかでもこの糸にふれると素早く穴から飛び出し獲物を襲います。ゾウは群れから1km以上離れて歩きますが、ヒトには聞こえない低い音を出して連絡を取り合います。ハエの目のような何百個も眼の集まっている構造を複眼といい、動きのあるものをみるのに有利とされています。コウモリは人が聞こえないほど高い声を出して、その反響音から、虫などの獲物の居場所を突き止めます。ニシキヘビの仲間は口の中にピット気管と呼ばれる特別な感覚器があり、動物の体から出る赤外線をとらえて暗闇でも獲物を見つけることができます。犬の仲間は、臭いを感知する受容体がヒトの50倍もあり、臭いについてヒトより千倍以上敏感だといわれています。


体の感覚:274-275p
ヒトには視覚、聴覚、嗅覚、味覚、皮膚感覚の五感以外にも位置や圧力、血糖値や二酸化炭素濃度を見張っている体内感覚があります。感覚器は体からくる情報を神経信号と呼ばれる小さな電気信号に変えて脳に送り解読します。視覚は脳に入ってくる情報の2/3を占めます。平衡感覚は耳の中の内耳にある感知器が大きな働きをしています。聴覚は視覚の次に重要で、知識を入れたり他者とコミュニケーションをとったりできます。皮膚感覚は複雑で皮膚にある無数のセンサー(受容体)は触覚だけでなく質感、温度、振動、圧力の大きさ、かゆみ、体の不快感、痛みも感知できます。味とにおいは独立として働き別々の神経信号を脳に送っていますが食べ物を味わうときは一体として感じられる感覚です。


見ること:276-277p
ヒトの眼は、2km先のヒトとライオンを区別できます。また、類人猿と同じように色が見分けられ、両眼視でものの距離や立体感を判断できます。目の見える範囲を視野と呼び左右の視野は重なっています。人が見ることができる可視光線は、電磁波の一部です。電磁波には赤外線、紫外線、ガンマ線、X腺なども含まれます。白い光は赤、だいだい、黄、緑、青、藍、紫が混じったものです。眼の網膜が光線のパターンを拾い上げると視神経を通して左右の視覚野に信号が送られます。シマウマのような動物の目は頭の両側に目が付いていて、広い範囲が分かり捕食者を探すには便利です


目の中:278-279p
目(眼球)は、黒目の部分以外は強膜と呼ばれる外層で覆われています。黒目の表面は、透明な角膜で中に色の付いた光彩があります。光彩の中央に開いているのが瞳孔です。光彩は光の量を調整するカメラの絞りの役目をします。瞳孔を通った光は凸レンズ型の水晶体で集束されて、透明なゼリー状の物質で満たされている目の内部の硝子体(しょうしたい)を通って、眼球の一番奥にある光を感知する網膜に達します。外の様子が映ると、それが視神経を通って脳に送られます。網膜に映った画像は上下逆さまですが、脳に伝わるとまっすぐに直されます。網膜には、光や色の情報を神経信号に変える桿体錐体の2種類の視細胞があります。1億2千万個ある桿体は、強い光や弱い光は感知しますが色を識別できません。600万個ある錐体は色や細部を認識しますが明るい光があるときしか働きません。白内障は水晶体が濁って視界がぼやける病気で失明の主な原因のひとつとなります。遠視は水晶体の焦点を合わせる力に比べて目の奥行きが短すぎて網膜に画像の焦点が合わせられません。この逆が近視です。上まぶた内側の涙腺は涙を作り、眼球の上を流れてゴミや細菌を取り除きます。


音からわかること:280-281p
音波は物が振動することにより生まれ、振動は空気のさざ波のように伝わります。波の振動の幅は振幅といって音の大きさに関係します。波の山と山の間の距離は波長といい、音の高さに関係します。1秒間に振動する数は周波数と呼ばれ、ヘルツ(Hz)という単位で表されます。大きな音にずっとさらされ続けると、耳の内部が傷つくことがあります。その場合、耳を保護する物をつける方がよいでしょう。多くの動物はヒトの可聴範囲よりも幅広い音を聞いています。高音は波長が短く周波数が高い音です。低音は波長が長く周波数が低い音です。音は音源から遠くなるほど音は小さくなり、周波数が下がるため音は低くなります。振幅の大きさは音量に関係していて、振幅が大きいほど音は大きくなります。普通の会話で60dBです。


28号の付録は次回です。


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