アーサーが教える体のふしぎ27号の内容は、気持ちとストレス、睡眠と意識、脳と神経の病気など | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

27表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年9月5日号

26号の記事についてはこちらです 。

26号の付録についてはこちらです。

27号の内容は、
気持ちとストレス・・・・・・・・・262
睡眠と意識・・・・・・・・・・・・・264
脳と神経の病気・・・・・・・・・266
自分の体を知ろう!・・・・・・268
脳と神経に関する用語集・・269


気持ちとストレス:262-263p
ヒトはストレスと向き合うために、表情が発達しました。表情が無意識に作られることにより、お互いどんな風に感じているか伝えあうかわかれば無駄な争いを避けることができるからです。なるほど。。。戦う、逃げるはストレスに対する自然な反応の一つで、犬などの動物も危険を感じるようなものに出会うと、どちらかの反応をします。大脳の奥まったところにある、大脳辺縁系には、脳弓、帯状回、橋、海馬、扁桃体などがあります。大脳辺縁系は、闘争・逃走反応のような、生き延びるのを助ける基本的な本能や感情を処理するので、原始脳とも呼ばれます。ストレス解消法には、瞑想、太極拳、美術、音楽などのセラピーがありますが、これらは何か単純でおだやかなものに神経を集中させることで、ストレス原因である複雑な問題、感情を取り除くということです。闘争・逃走反応は、基本的な生物的な反応なのですね。。。


睡眠と意識:264-265p
眠っている脳も忙しく働いています。眠っているとき、脳は深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム(Rapid Eye Movement:急速眼球運動)睡眠を繰り返します。レム睡眠のときは夢を見たり、筋肉の緊張が無くなり呼吸は不規則にまぶたの下で目が激しく動きます。眠りのリズムはノンレム睡眠中枢レム睡眠中枢、別々の部位で管理されています。脳波計を使うと、ノンレム睡眠の脳波の波形は、波の上下左右の幅が大きくなり、レム睡眠のときの波形は起きているときによく似ています。睡眠の周期は80-120分間隔です。赤ちゃんは20時間、大人は8時間、老人になると昼間でもうたた寝することがあります。眠っているときも耳や皮膚などの感覚器は脳に信号を送り続けていて、風や車の音は無視されますが、火災報知器などの音など重大な出来事があると、すぐ目を覚ますことができます。すごい・・・


脳と神経の病気:266-267p
髄膜炎を起こす細菌に感染して、脳の周辺の膜が剥がれてしまうことがあります。はっきりした理由もないのに長い間憂鬱が続く場合、鬱病が疑われます。てんかんは、神経細胞を行き来する信号が突然乱れ不規則になって、意識や動作が混乱し発作が起こったりする病気です。10人中1は悩まされている片頭痛は、最初に脳や頭皮の血管が狭くなり、その後頭痛が起こります。脳しんとうは、頭を激しくぶつけ、脳が揺すぶられたりぶつかったりして、一時的に意識を失うことです。


自分の体を知ろう!:268p
神経細胞は長いもので、1mあり、そのほとんどが軸索の長さです。胎児では120万個の神経細胞、大人になるまでに140億個の大脳皮質の神経細胞ができます。20歳からは毎日1-10万個の神経細胞が死んでいきます。ヒトの脳の重さは大人で1.4kgで体重比1対50、チンパンジーは1対120、牛は1対1200。最も長い神経は、腰から足にかけて伸びる座骨神経です。


脳と神経に関する用語集:269-271p
下記の言葉が解説されていました。
運動野、記憶、季節性情動障害、交感神経、細胞膜、視覚野、軸索、シナプス、シナプス間隙、樹状突起、小脳、自律神経、神経細胞(ニューロン)、神経節、脊髄、大脳、大脳皮質、大脳辺縁系、中枢神経、聴覚野、椎骨、ディスレクシア、脳、脳幹、白質、副交感神経、片頭痛、扁桃体、麻酔薬、末梢神経、ミエリン鞘、葉、レム睡眠(急速眼球運動睡眠


用語集
27用語1 27用語2 27用語3


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