アーサーが教える体のふしぎ25号の内容は、脳、神経ネットワーク、脊髄、神経と神経細胞など | 親愛なる人に-読書の薦め

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25表紙
アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年8月22日号


24号の記事についてはこちらです 。

24号の付録についてはこちらです。


25号の内容は、
動物の脳・・・・・・・・・・・・・242
神経ネットワーク・・・・・・・・・244
脳・・・・・・・・・・・・・・・・246
脊髄・・・・・・・・・・・・・・・248
神経と神経細胞(ニューロン)・・・250


動物の脳:242-243p
動物の神経ネットワークには、沢山の神経(体の各部分を動かすための情報)が集中して密接につながりあって固まっています。その全体のコントロールセンターをと言います。草食恐竜の脳は、体の割に脳はとても小さかったです。海綿動物には神経ネットワークがなく、クラゲは神経は持ってますが神経が集まった脳はありません。イカタコの軟体動物は体の割に大きな脳を持っていてます。脳には機能に合わせて専門化した「領野」があります。嗅覚野は匂いのの情報を受け取り、運動野は体の筋肉をコントロールします。ある領域が大きいほどその動物にとって重要で、カメレオンは視覚野がとても優れています。脳が一番の大きい生き物は、マッコウクジラで重さ8kgですが、脳体重比は、1対5000(人は1対50)です。


神経ネットワーク:244-245p
神経ネットワークで一番重要なのは脳で、その脳の下から太い神経の束となって脊髄が出て脊柱の中を通っています。脳と脊髄を中枢神経といいます。中枢神経と体の各部分を結ぶ神経を末梢神経、末梢神経の中でも心臓や内臓など自動的にコントロールしている神経を自律神経といいます。末梢神経のうち脊髄から出ている神経を脊髄神経といいます。目や鼻などの感覚器は、情報を電気信号に変えて神経を通して脳に送ります。脳はそれらの情報を受け取ると、次にどう動くか判断して命令を体の各器官に送り筋肉が動きます。


脳:246-247p
人の脳は約1.4kgのやわらかい組織です。大脳の表面には沢山のしわがあり脳細胞を沢山詰め込んでいます。脳の後ろ側、大脳の真下に小脳があり、小脳の前の大脳の底の部分から長くて太い脊髄がのびています。脳は体重の50分の1しかありませんが全血液量の5分の1が集まります。脳の表面を覆う大脳は、左右それぞれと呼ばれる部分に分かれます。脳の前側が前頭葉、頭のてっぺん付近が頭頂葉、脳の横側が側頭葉、後ろ側が後頭葉です。脳の内側には記憶、感情、食欲、性欲になど本能的な行動に関わる部分があります。脳に血液を送っている動脈の一部分がふくらみを作る動脈瘤は、突然破れてしまうときがあります。血液が漏れると脳に大きな圧力がかかるので脳が損傷し命が危なくなります。他に血管が詰まる血栓症によって脳に損傷を起こすこともあります。受精三週間後、神経組織の管が胚子(妊娠初期の胎児)の後ろがわにでき、やがてその管の先の部分が大きくなり前脳、中脳、後脳、そして脊髄ができ、脳らしくなるのは15週間後です。PET(陽電子放射断層撮影法)という方法で放射性薬品を使って脳を撮影すれば、脳活動を観察できます。


脊髄:248-249p
脊髄は指ほどの太さで大人で平均45cmあります。脳の底からのびて、脊柱を作っている椎骨の穴が連なってできたトンネルを通っています。脊髄の両側から31対脊髄神経(末梢神経)がのびています。脊髄の内側の神経細胞が集まっている灰白質の周りには、脊髄を上下に走る繊維からなる白質です。脊髄神経は前後の神経根で脊髄とつながっていますが、前側の運動根は筋肉に、後ろ側の感覚根は感覚器からの信号を脊髄に伝えます。脊髄に局部麻酔をするとそれより下の部分からは脳に信号が伝わらなくなるので痛みがわからなくなります。脊髄は、脳からの信号を体中の筋肉に運んでいます。脊髄が損傷すると体の一部が麻痺してしまうことがあります。首の部分の脊髄に損傷を受けると体全体が麻痺してしまうことがあります。


神経と神経細胞(ニューロン):250-251p
神経は白っぽい色をした丈夫な糸のようなもので電話機のように働き、常に電気信号が通っています。神経細胞は、脳に千数百億もあります。腰から足にかけて走る座骨神経は、体の中で最も太い神経で約2cmあります。神経は神経上膜という固い膜で覆われ、その内側にここの神経細胞の軸索が長い糸のように伸び、まとまって神経繊維の束になり、この束が神経周膜にくるまれています。神経細胞は細胞体神経繊維からできており、細胞体からのびている沢山の短い突起を樹状突起といいます。この突起が他の神経細胞からの信号を受け取り、受け取った信号は、細長い軸索を通り神経細胞に伝わります。軸索がミエリン鞭(しょう)に保護されています。神経細胞には、樹状突起が短く軸索が長い多極神経細胞、軸索が枝分かれしたところに細胞体がある「偽単極神経細胞、細胞体の両側に軸索がのびている双曲神経細胞があります。脳の中にあるアストロサイト(星状膠(こう)細胞)は、神経細胞の形を整えて栄養を与え有害な物質が近寄らないようにします。


25号の付録はこちらです・・・

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