アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円
付録 ☆☆☆☆
記事 ☆☆☆☆
4号の記事内容は,体の動き,体の働き,体のバランス,細菌と戦うしくみ,体のこわれた部分をなおすです です.イラスト+写真で,わかりやすく説明してあります.記事は10ページです.
体の動き:
体の動きには,随意運動(自分が動かしたいと思って動く)と不随意運動(その逆)があります.
ひとつの神経細胞(ニューロン)はミエリンという脂肪質に包まれている軸索がいくつも集まっています.
軸索の端の部分は,シナプス小胞が集まっていて神経伝達物質のやりとりをしています.
神経系を通る電気は,ヘッドホンを流れる電流より低いそうです.今,文章を書くために,指を動かしていますが,こうして動かすことは,何万もの細胞と複雑な化学反応が反応しています.
体の働き:
細胞は食べ物から吸収するブドウ糖と肺から吸う酸素を結びつけてエネルギーを作り出します.
体の中のバランス:
気温に応じて,皮膚の内側を一定に保つ働きが体にはあります.
汗腺は,身体中に約300万個あります.
肝臓は,タンパク質を作ったり,毒素を分解したり,食べ物の形を変えて必要なときに出します.
膵臓は消化液のほか,血中糖度を保つインシュリンをつくります.
腎臓は尿の濃さを調整して,体の水分のバランスを保ちます.
体重の約6割が水です.
細菌と戦うしくみ:
リンパ球は,T細胞にウイルスに,細菌の特定のタンパク質を見せます.T細胞は自分のコピーをたくさん作り,抗体をたくさん詰め込んだキラーT細胞を作り出します.
キラーT細胞は,ウイルスに抗体をあびせかけ,働かせないようにします.
キラーT細胞は胸腺の中で作られ大きくなります.
リンパ節は何百万のリンパ球の基地になっています.リンパ管はリンパを身体中に届けます,脾臓で育つリンパ球もあるそうです.
体のこわれた部分をなおす:
血管が切れると,血小板が集まり,血小板が出す化学物質により,血液中のたんぱく質から作られた繊維が網のようになって
かさぶたになり,傷をふさぎます.
骨は,折れたあと,タンパク質のロープがわたされ,折れた部分をうめて新しい細胞の足がかりとなり,骨を作る骨芽細胞が新しい骨のまわりに厚めにかぶさります,直ったあとは,骨を壊す破骨細胞が余分な骨を食べて,平らにします.
X線は高周波のエネルギー光線で,骨以外のすべての体の物質を通り抜け,反対側におかれた写真フィルムに写し出されます.