子どもは、
時に苦情や文句を
口にすることがあります。
友だちに対することや
学校に関すること、
場合によっては
親に対するものも
あるかもしれません。
そのような時には、
「何てひどいんだ」
と安易に同調したり、
「文句を言うのはやめなさい」
と頭ごなしに諭したりするのは
避けた方が良いでしょう。
安易に同調するのは、
苦情や文句を言う習慣を
身につける手助けを
するようなものです。
また、
頭ごなしに諭されると、
自分の気持ちが
理解されないことによる
葛藤が生じて、
それが更なる苦情の
種になったりするからです。
子どもが苦情や
文句を口にする時には、
まずはその言葉に
耳を傾けたいものです。
例えば、
「今どんな気持ちなの?」
と穏やかに尋ねるのも
良いでしょう。
そして、
「どうなったらいいんだろう?」
と求めていることを
確認するのも有益です。
更に、
「どうしてそれが大切なの?」
と子どもの価値観を
共有すると理解が深まります。
その上で、
「どうしたらいいのか考えてみよう」とか、
「何が出来るのかを一緒に探そう」など伝え、
協力関係を築くのが効果的です。
こうすることで、
話題は苦情や文句から
問題解決へと移行し、
子どもは主体的に
問題と向き合えるように
なるでしょう。
子どもは、
時に苦情や文句を
口にすることがあります。
そのような時には、
学びの瞬間と捉えて、
その苦情や文句に、
上手に対処したいものです。
※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。
神栄カウンセリングセンター
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