キャリアデザインって美味しいの?? | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

2月21日、土曜日。
彩の国さいたま人づくり広域連合の研修センターで催された、
「公務員のためのキャリアデザイン学習会」に参加してきました。



研修の動機は
1.「キャリアデザイン」って何よ!?
2.“あの” 柴田朋子さん が初来埼!
3.人事的な意図が不明な内閣府出向



1.「キャリアデザイン」って何よ!?
最近、私の中でキャリアデザインという言葉が
にわかに熱かったりするのですが、
実はその意味をキチンと理解していないかも。
一度、専門家から聞いてみたいと思っていました。

2.“あの” 柴田朋子さん が初来埼!
私のFBでの友人がいつも「いいね!」をしてて、
気になっていたブログ。
柴田朋子~キャリアデザインでHAPPYになろう~
実は愛読させていただいています。

3.人事的な意図が不明な内閣府出向
これも少なからず根に持っていますが、
人事当局からその意図を示されることのない出向。
いや、内閣府に来たこと自体は良かったのですが、
その意図を説明しない(出来ない!?)人事に
「市役所で人件費を負担するんでしょ!?」
「何を学んでくるべきか分からないじゃん!?」
まぁ、そこは既に自分の中で整理をつけたのですが、
それでもこの学習会から得られるものがあれば嬉しい。


それで受講してみたところ、
いくつか今までにない気付きが得られました。


気付き1.組織の都合に振り回されるのが嫌い
ワークとして写真のキャリアチャートを描いたのですが、
3か所大きく落ちている部分があります。


ワークで描いたキャリアチャート

これはいずれも、
組織や幹部の都合で
仕事などが降ってきた時。
一つ目の谷は八都県市首脳会議の部会の
事務局をやることになった時。
この時は仕事の意義も分からないまま、
こんな持ち回りの事務局に巻き込みやがって!
と落ち込みました。
しかし、各都市との連携政策の取りまとめや、
自分発意での都市間連携事業にやりがいを見出して
カーブは大きく上昇します。
逆にカーブの山に当たる局面では、
手本のない事業を自ら発意し、
自分なりの考え方で進めている

庁内で初めて燃料電池自動車の国の事業を採ったり、
エコドライブやモビリティマネジメントの事業を
予算ゼロで立ち上げ、実績を作る時に上がってます。

恐らくですが、
組織や幹部の都合で、全然意義を見出せないような
事業や役割を押し付けられると大きく凹んで、
それを工夫して新しい挑戦的な事業として捉え直す、
自らの手に取り戻す時
に喜びを感じているようです。


他に今回の学習会で得た気付きが2つあります。

気付き2.コスト意識の欠如を逆手に取ればいい
一つは、柴田さんのお話にあった、
「コスト意識が無いんだから、
何でもやっちゃえばいい」

ということ。
これは、利益の出ない仕事はやり難い民間と違い、
役所は人件費に対するコスト意識が低いから、
予算さえ必要なければ何でもやれちゃうでしょ、
という話。
それでも実際の現場では決裁が通るまで、
なかなか動き出せないというジレンマもあり得ますが、
それとてロジックを組む努力を惜しみさえしなければ、
例えば「事前調査です!」と言っていくらでも動ける。

そういう意味では、どんな環境にあったとしても
「やらない」という結論は自ら下してるわけです。
やはり出来ることが何一つない
ということはあり得ない
ということです。
2月16日 ブログ「孤独から始める」参照)

気付き3.自分と異なる人材に寛容になればいい
もう一つの気付きがこれ。
自分と異なる人材は、自分に足りない能力を
補ってくれる大切な存在だということ。
自分と異なる個性を忌み嫌い排除するのではなく、
受け容れて仲間にすることで、
自分のチームが成せるパフォーマンスを高める。
これはすごい納得。
これからは、周りの皆さんに
もっと優しくなれそうです(笑)

ただ勘違いしてはいけないのは、
それは何が得意か、性格や好みが違うという意味。

私としては
もはや人としてどうしても許せない!
職業倫理として許されないでしょ!
というレベルと認識する同業者を赦すまでには
なかなか寛容になれません。
何、高い給料もらっておきながら
一日中ネットサーフィンしてるんだよ!

これを赦すのは、もはや解脱レベルでしょ。

キャリアデザイン。
まだまだ知りたいことがたくさんありますので、
引き続き勉強してみたいと思います!

皆さんはご自身のキャリアデザインについて、
どのようにお考えですか?