「この世界に僕たちが生きてること」プレミアム10 NHK | shima-tの 中学校道徳研究

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テレビ番組を活用した中学校の道徳授業を提案しています。

道徳の授業に使える番組は?そのワークシートは?

道徳の授業に悩む中学校の先生ぜひご覧ください。

中学・道徳・資料・指導案。

16日放映。筋ジストロフィーの障害と闘いながら「ほほ笑みの絵」を描き続ける青年の姿を通して、生きることとはどういうことかを問いかけるドキュメンタリー。愛知県豊田市旧下山村在住の河合正嗣さん29歳、やはり筋ジストロフィーで先に亡くなった弟の遺志を引き継ぎ、絵を描き続けている。その河合さんに2年間密着。モデルは病院のスタッフや患者さん、という110枚の微笑みの絵を描く、いう目的のため、それでも日々生きる意味を問いながら画用紙に向かいギリギリのところで前向きに生きる姿に心打たれました。この河合さん、確かNHK教育の福祉番組で1度紹介されたことがあったはず。人工呼吸器に心臓のペースメーカーで生かされている体、「一体自分が生きることに意味があるのか」。しかしそれは河合さんのみならず万人が感ずるであろう心の奥底にあるギモン。「とりあえずできることをやろうじゃん!」とかすれた息で、しっかりと意思表示。考えさせられ、そしていろいろ教えられる奥深い映像でした。「私が子どもにしてあげられるのは笑顔でいること」とほんの一瞬涙声になられた明るいお母さんにもグッときました。微笑みの絵を一時中断し、100号の油絵大作に挑むという河合さん、その後順調でしょうか・・・。

・番組評価~☆☆☆☆