子供の野球 悲しみに押しつぶされそうな私

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いろいろ考えさせられる一週間でした。

次男、高校三年生。三男中学三年生。

野球部での最後の夏。

お茶当番で、麦茶氷を作ったり、アクエリアスを買い出しに行ったり。

背番号を縫い付けたり、応援用のポロシャツを着て、みんなで応援したり。 

これらが全て終わりました。 

次男は、去年、先輩のチームに入れてもらって、誰もが期待していなかった大阪大会優勝、そして、国体へ。優勝したときの先発ピッチャーでした。

小学四年生からパニック障がいと不登校。

中二の夏まで続きました。 

それを経てのこの快挙。

私も、心から嬉しかったし、ブログやFBに投稿すると、たくさんの方に、

「感動します」

とコメントをいただきました。

今年は、誰もが期待していなかった去年とは違い、みんなが期待していた優勝と国体。

次男は、自責点0をずっと貫いていた、いわゆる「期待されていた」ピッチャー。
（と言っても、「軟式野球」という小さな小さな世界でですが(笑)）

初戦はコールド勝ち。

二回戦の相手は、なかなかの強豪ですが、みんなが勝てると思っていました。

しかし・・・

負けてしまいました。

野球というスボーツは、単純でなく、

ちょっとしたことで流れをつかんだり、つかめなくなったり・・・

勝ち負けが予想と大きくずれたりもします。

とはいえ、

「息子が打たれて負けた」

これは、まぎれもない事実です。

開始時間が大きく遅れ、私は夕方から英会話のレッスンがあり、
どんどん打たれて、６－０.。
応援席の保護者がみんな無言になっていくなか、
私は、時間切れとなり、職場へ帰りました。

ものすごく思い気持ちで、
悲しい？今にも泣きだしそう？辛い？
どんな言葉もピンと来ない・・・
自分でも自分の気持ちがわかりません。

そんな気持ちで、レッスンへ突入。

私が応援に行けない試合でも、

保護者のグループラインでいつもどんどん速報が来ます。

ほんの少しの「逆転」の期待。
でも、ラインには何の報告も入りません。

ニコニコ笑っていつものようにレッスン。
でも、まるで鉛を胸に抱えているかのような気持ちで。

一本目のレッスンが終わり、スマホを見てみる。
「６－２で負けました」
ひとこと、報告がありました。
だれも、そこに反応していません。

そのまま、何もなかったかのような顔をして、

普通にレッスンしました。
胸にあったおもりは、ものすごく重くなっていて、
叫びだしてどこかへ行きたいような気持ち。
次男はどうしているんだろう。
どんなに泣いたんだろう。

そして、大きな大きな「責任」という気持ち。
「優勝して国体へ！」

これは、チームみんな、監督、そして、保護者みんなの、

「夢」ではなく、「目標」。

いや、「目標」より、もっと現実味があったような感覚を、

みんなが持っていました。

「ミッキー（次男の愛称です）がいるから」
と、選手も保護者も言ってくれていました。

監督はそんな言い方はしませんでしたが、

「今年も優勝したら、○○大学の野球部に直談判しにいってやる」

と、そんなことが本当に可能なのかどうかは知りませんが、

そんなことを言ってくださっていました。

「うちの子が打たれてしまったらみんなに悪くて・・・・」

と、私の不安を保護者の仲間に言ったときは、

「そんなこと絶対ないけど、万が一そうなっても、

今までこんなに頑張ってくれたんだから、だれも何も思わないよ」
と、みんな笑顔で返してくれていました。

私も、そんなことが現実になるなんて、この時は思っていませんでした。
それが、本当に起きたのです。

次男は、私が遅くに仕事から帰ると、

何もなかったかのように、普通にテレビを見ていました。
私も何も言いませんでした。

兄弟がいないとき、ポツリと独り言。

「オレ、明日から何をしたらいいかわからへんわ」

そして、寝るとき、

「明日から野球ができなくなることが寂しい」

と、枕に顔を突っ伏して泣きました。

私は、その日、ライングループに何も投稿できませんでした。

次の日、

「みんなに謝りたいけれど、謝ったらミッキー(次男）に悪い気がして、

何も投稿できませんでした。
みんなの夢をひっぱって行けなくてごめんなさい。

今にも叫びだしたいくらいの気持ちです。

みんなに会いたいです」

と、投稿しました。

仲良しのママ友たち。

みんな、私の投稿に涙を流してくれたようです。

「ミッキーのおかげでここまで来れたよ」

「誰のせいでもないとみんな思ってる」

こんなお返事ばかりでした。
余計に泣けてきました。
 

「やるだけやった」という達成感がないまま、最後の夏が突然終わってしまったこと
このメンバーで野球をすることがもうないこと

もう、あのユニフォームを着て、背番号一番をつけることがないこと

そして、

おそろいのポロシャツを着て応援することがもうできないこと

かわいそうで、寂しくて

たかだか「子供の高校のクラブ」ですが、

こんな気持ちになるんだと、自分でもびっくりしました。

次の日も、その次の日も、またその次の日も、

朝起きて、

「今日はどことの試合だったけ？」

と考える自分がいるんです。

そして、

「ああ、もう負けたから応援はできないんだった」

と思いだして、気持ちが重くなる。

毎日毎日それを繰り返しました。

今年は、同時に、中三の三男も引退。

最後の試合は、雨でのびのびになっていた私学大会。

準優勝という結果はまあまあの出来でしたが、

その試合が、次男が負けた日の次の日だったので、

重い重い気持ちで応援。

そして、引退のひとりひとりの挨拶は、もちろん、みんな号泣しながら。

それを見て、また寂しさがつのり・・・

これで、本当にもう終わり。

麦茶氷をつくることも、冷凍お絞りをつくることも、

朝４：３０に起こしてお弁当を持たせることも、

毎日毎日ドロドロのユニフォームを洗うことも、

背番号にアイロンをかけたり、夜中に縫い付けたりすることも、

もう、全部、することはなくなったのです。

スーパーに買い物に行き、アクエリアスを見るだけで泣きそうになる。

私って、どこかおかしいんじゃないか？？？
と思うくらいです。

こんなことをずっと感じていた一週間でした。
こんな「つらい」思いも含めて、

いろんな感情を感じさせてくれて、いろんな体験をさせてくれて、
２人の息子に心からありがとう、と思います。

そして、

「夢を叶える」ということについて、考えるいい機会となりました。

ここは、とても深いので、次のブログでゆっくり語りますね。

「頭がおかしい？」と思われる(笑)　私のプライベートなことに、

おつきあいいただきまして、有難うございます(笑)

ここからの学びと気づきについての次回のブログもお付き合いくださいね。

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