今日は「中島みゆき」の93年10月発表、21th「時代‐Time goes around‐」を聴きました。

僕が持っているのは、ポニー・キャニオンによる初回盤。

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(ジャケット表)

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(ジャケット裏)
みゆきの服装は、世界歌謡祭に出演したときの物。それは2ndシングル「時代」のジャケットで確認できます。

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(2ndシングル「時代」のジャケット)

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(ブックレット写真)
ライナー・ノーツを書いているのは、前田祥丈。

aiko以前は、中島みゆきのファンでした。2000年代半ばくらいまでのアルバム(CD)は、ほぼ全部揃っています。また、ライヴや夜会にも行ったことがあります。それぞれ1回ずつですが…。
最近は、昔の作品も含めて全く聴くことはなかったのですが、何となく久しぶりに聴きたくなったので、順に聴いています。歴史があるので、まだまだゴールは先ですけど…。

21作目(オリコン4位)。
このアルバムは、セルフ・カバー集第4弾。
ただし、これまでのセルフ・カバー集と異なるのは、他人に提供した曲だけではなく、自分の曲もリメイクしている点です。
プロデューサー&編曲は、瀬尾一三。また、一部の曲の編曲を倉田信雄が担当。

1曲目「時代」は、冒頭に世界歌謡祭に出演した時の曲紹介(司会者は坂本九とジュディ・オング)と当時の歌と演奏(ライヴ)が途中まで流れ、その後に改めてリメイクした曲が始まる変則的な内容。オリジナルは2ndシングルで、1stアルバム「私の声が聞こえますか」には別ヴァージョンが収録されていますが、これも30枚目のシングル(オリコン22位)として発売されました。ただし、冒頭のライヴ部分はカットされています。また、ストリングスのアレンジは、デヴィッド・キャンベルが担当。
2曲目「風の姿」は、アイドル時代の中江有里への提供曲。
3曲目「ローリング」は、15th「中島みゆき」収録曲のリメイク。ピアノは、リトル・フィート(Little Feat)のビル・ペイン。
4曲目「あどけない話」は、ミュージカル「ラヴ・ミー・テンダー」への提供曲。歌っていたのは、吉田日出子。
5曲目「夢見る勇気」は、雪村いづみへの提供曲。このロック調の曲を雪村はどう歌っているのでしょうか?
6曲目「あたし時々おもうの」は、デビュー前の72年に、ニッポン放送主催の「全国フォーク音楽祭」で入賞した曲。
7曲目「流浪の詩」は、2nd「みんな去ってしまった」収録曲のリメイク。
8曲目「雨月の使者」は、同名ドラマの主題歌のリメイク。作詞は唐十郎。自身が作詞していない曲を歌う珍しいパターン(6th「おかえりなさい」収録の「世迷い言(作詞は阿久悠)」以来2度目かな?)。
9曲目「慟哭」は、工藤静香への提供曲(オリコン1位)。作曲は後藤次利。ピアノは、リトル・フィート(Little Feat)のビル・ペイン。この先、時に「がなるような歌い方」をするようになりますが、その先駆けとなった曲のように思います。
10曲目「孤独の肖像1st.」は、16thシングル「孤独の肖像」の原曲ヴァージョン。
11曲目「かもめの歌」は、フランス人歌手パトリシア・カースへの提供曲。

Youtubeで「風の姿」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。ただし、歌っているのは中江有里。



同じくYoutubeの「慟哭」のTVライヴ映像です。ただし、歌っているのは工藤静香。
前半はアルフィーをバックに「悪女」を歌っています。「慟哭」は3分50秒から。



時代-Time goes around-/中島みゆき

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