「テイラー・スウィフト(Taylor Swift)」の24年4月発表、11th「ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント(The Tortured Poets Department)」を聴きました。

僕が持っているのは、国内通常盤、ボートラ1曲付。
今回も、ポストカード4枚を封入した初回生産限定のデラックス・エディションが発売されましたが、7インチ紙ジャケットという変形仕様のため、見送りました。
収録曲は全く同じなのに、価格も高いので。

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(ジャケット表)

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(ジャケット裏)

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(封入ポスター、CDレーベル、ブックレット裏側&トレイ下)
トレイ下には、スティーヴィー・ニックスによるポエムが掲載されています。

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(ブックレット)
最終ページは、テイラーによる総括のポエム。

 

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(ポスター表裏)
封入特典。

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(帯表裏)

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(ポストカードB)
通常盤のHMVオリジナル特典。これは各レコード店でデザインが異なり、4種類あります。
また、デラックス盤はアクリル・キーホルダー(デザイン1種類)が付属します。

テイラー・スウィフトは、アメリカ・ペンシルベニア州出身の女性アーチスト。

このアルバムは、新作としては、10th「ミッドナイツ(Midnights)」以来、1年6ヶ月振りの11作目(多分、全米1位・全英1位)。
プロデューサーは、テイラーとジャック・アントノフ。
昨年は、7月に3rd「スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)(Speak Now(Taylor's Version))」、10月に5th「1989(テイラーズ・ヴァージョン)(1989(Taylor's Version))」が出たので、相変わらずの多作ですね。
音楽的には、8th「フォークロア(folklore)」以降のミニマルなサウンドを継承しています。一聴では、どの曲も同じ感じがして、バラエティーに乏しい感じも否めませんが、繰り返し聴いていると各曲の個性も徐々に見えて来ます。曲よりは詞を聞かせるアルバムかもしれませんが、その詞が難解で、対訳を読んでも意味が掴みづらいです。

1曲目「フォートナイト(Fortnight feat. Post Malone)」は、ラッパーのポスト・マローンとの共演。ラッパーだけど、ラップでは無くて、ちょっと控え目にデュエットしています。MVにも出演。
2曲目「ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント(The Tortured Poets Department)」は、アルバム・タイトル曲。歌詞に登場する「ディラン・トマス」は、イギリス・ウェールズ出身の詩人兼作家。同じく「パティ・スミス」は、パンクロックの女王。同じく「チェルシー・ホテル」は、トマスが死の直前に泊まっていたホテルで、スミスも住んでいました。この曲は良いです。
3曲目「マイ・ボーイ・オンリー・ブレイクス・ヒズ・フェイヴァリット・トイズ(My Boy Only Breaks His Favorite Toys)」は、ミディアム・テンポの曲。
4曲目「ダウン・バッド(Down Bad)」は、ゆったりとした美しい曲。封入のポスター裏面に、手書きの歌詞が掲載されています。
5曲目「ソー・ロング、ロンドン(So Long, London)」は、幻想的な雰囲気の中、囁くように歌う曲。
6曲目「バット・ダディ・アイ・ラヴ・ヒム(But Daddy I Love Him)」は、強弱をつけて歌い分ける曲。よくこんな物語性のある歌詞を書けるなあと感心させられます。
7曲目「フレッシュ・アウト・ザ・スラマー(Fresh Out The Slammer)」は、終盤曲がスローダウンします。曲名は「刑務所を出たばかり」という意味。歌詞は、The 1975のマシュー・ヒーリーとの復縁を示唆しているそうです。
8曲目「フロリダ!!!(Florida!!! feat. Florence + the Machine)」は、フローレンス・アンド・ザ・マシーンとの共演。リード・ボーカルのフローレンス・ウェルチとのデュエットによるドラマチックな曲。この曲は好きです。
9曲目「ギルティ・アズ・シン?(Guilty As Sin?    )」。歌詞の「ザ・ブルー・ナイル」は、スコットランド・グラスゴー出身の音楽グループ。同じく「ダウンタウン・ライツ」は、彼らの89年のヒット曲の名称。
10曲目「フーズ・アフレイド・オブ・リトル・オールド・ミー?(Who's Afraid Of Little Old Me?)」は、これまた幻想的な雰囲気の中、緩急を付けた曲。
11曲目「アイ・キャン・フィクス・ヒム(ノー・リアリー・アイ・キャン)(I Can Fix Him(No Really I Can))」は、つぶやくように歌われる暗い曲。
12曲目「loml(loml)」は、ピアノをバックに歌われる静かな曲。曲名は、本来「love of my life」の略ですが、歌詞を見ると「loss of my life」の略で使っているようです。
13曲目「アイ・キャン・ドゥ・イット・ウィズ・ア・ブロークン・ハート(I Can Do It With A Broken Heart)」は、シンセサイザーがピコピコ鳴る軽快な曲。バックで、会話、1,2,3のカウントや笑い声などが流れます。
14曲目「ザ・スモーレスト・マン・フー・エヴァー・リヴド(The Smallest Man Who Ever Lived)」は、ピアノをバックに単調な繰り返しながら、徐々に盛り上がる曲。
15曲目「ジ・アルケミー(The Alchemy)」は、目くるめくように展開する曲。曲名は「錬金術」。
16曲目「クララ・ボウ(Clara Bow)」。曲名は無声映画時代の人気女優の名前。ボウはトーキー映画の時代になると、下町訛りのしゃべり方が災いして人気が凋落。また、奔放な私生活が非難されて引退に追い込まれます。また、歌詞に登場する「スティーヴィー・ニックス」は、フリートウッド・マックのメンバー。前述の通り、トレイ下にポエムを載せています。
17曲目「ザ・マニュスクリプト(The Manuscript)」は、日本盤ボーナストラック。ピアノと共に静かに歌われる曲。

何と、来月には、このアルバムが「ザ・ボルター (The Bolter)」、「ジ・アルバトロス (The Albatross)」、「ザ・ブラック・ドッグ (The Black Dog)」という名称の3ヴァージョンで追加発売されます。3ヴァージョンそれぞれで、ジャケットアートワーク及びブックレット、封入特典の「折込ポスター」の絵柄が異なり、それぞれのタイトル曲がボーナストラックとして挿入されるそうです。
しかも、国内盤も発売されるというので、売れるアーチストは何でもありという感じですね。
また、配信では、「ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント-ジ・アンソロジー」と称した、17曲目や前述の3ヴァージョンのボーナストラック3曲を含めた

15曲をさらに追加した、全31曲収録のデラックス・ヴァージョンも発表されました。
要するに、アルバムもう1枚分の楽曲が制作されていたわけで、まさに驚きの展開ですね。こちらは、後日聴きたいと思います。

Youtubeで「フォートナイト(Fortnight feat. Post Malone)」のMV映像2種類を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeで見つけた「ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント(The Tortured Poets Department)」のリリック‐ビデオ映像です。
 


同じくYoutubeで見つけた「ダウン・バッド(Down Bad)」のリリック‐ビデオ映像です。
 


同じくYoutubeで見つけた「ソー・ロング、ロンドン(So Long, London)」のリリック‐ビデオ映像です。
 


同じくYoutubeで見つけた「フレッシュ・アウト・ザ・スラマー(Fresh Out The Slammer)」のリリック‐ビデオ映像です。
 


同じくYoutubeで見つけた「フロリダ!!!(Florida!!! feat. Florence + the Machine)」のリリック‐ビデオ映像です。
 


同じくYoutubeで見つけた「loml(loml)」のリリック‐ビデオ映像です。
 


同じくYoutubeで見つけた「アイ・キャン・ドゥ・イット・ウィズ・ア・ブロークン・ハート(I Can Do It With A Broken Heart)」のリリック‐ビデオ映像です。
 


同じくYoutubeで見つけた「ジ・アルケミー(The Alchemy)」のリリック‐ビデオ映像です。
 


同じくYoutubeで見つけた「クララ・ボウ(Clara Bow)」のリリック‐ビデオ映像です。