本日2011年度の本決算を発表しました。
サイバーエージェントの14期目は、
売上高 1195億円(24%増)
営業利益 143億円(54%増)
最終利益 73億円(33%増)
という結果になりました。
また2012年9月期の業績見通しは、
売上高 1300億円
営業利益 170億円
最終利益 85億円
と発表しました。
昨年の本決算
では、「当社は飛躍の
機会を迎えている」と書きましたが、
期中に地震の影響を受けながらも、
飛躍の年にふさわしい結果を残せた
のではないかと思います。
Ameba事業は完全な柱に育ちましたが、
広告代理事業、FX事業、SAP事業と
影響の大きい主要事業も軒並み好調に
推移しています。
新しい期もまた十分に飛躍が期待
できる状態にあると思います。
そんなタイミングで、長年の問題を解決
させるため、広告代理事業の変革
に
着手しました。
売上の約半分を占める部門です。
この時期だからできたとも言えますが、
これはサイバーエージェントの強い
ベンチャー精神の現れでもあります。
売上利益が1000億円、100億円
超えたのは今回が初めてです。
しかし、当社はこの辺りで落ち着く
会社になるつもりは毛頭ありません。
終わった期も、新しい期に入ってからも、
これでもかというほど新しい事業に
着手し、人も金も先行投資しています。
また、将来起こりうる問題に対しても、
先送りせず早めに対処してきたつもりです。
会社が増収増益を続けていると、
もう安泰なんじゃないか、
経営陣は何を焦っているのかと
思う人もいるかも知れないですが、
それは違います。
そもそも会社に安定や安心なんて
ありません。気を緩めれば、やがて
危機が忍び寄ってきます。
特にネット業界はあっという間です。
ユニクロの柳井社長が新著
「柳井正の希望を持とう」
の中で、不安と危機感は性質が
違うと仰ってます。
-
不安は漠然としたもので、みな正体が
分かればほっとするものですが、
「危機感は自分を客観視して、
慢心しないよう努力を続けること」
だそうです。
これからもサイバーエージェントが
急成長を続けるベンチャー企業で
あり続けるために、
不安に打ち克ち、
いつも危機感を持っていたい
と思います。
この1年皆が本当によく頑張ったのに、 - 気を緩めるな話しばかりで恐縮ですが、
- 前回のブログ同様、好調なときほど
気を引き締めるべきです。
でも、大型の買収をしない、
外部の大物を上層部に採用しない、
自分たちで創って伸ばす経営方針の
当社が成長し続けている理由は、 - 社員の絶え間ない努力の積み重ねに
よるものです。 - 今年も決算賞与
が出せてよかったです。
もっともっと良い会社にするために、 - 来期も皆で一丸となって頑張りましょう!