渋谷ではたらく社長のアメブロ

サイバーエージェントの社長である藤田晋のブログです。


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本日VOYAGE GROUPの株式売却を
発表しました。(CNETの記事

VOYAGE GROUPが当社のグループで
あることをご存じなかった方も多いかも
知れませんが、それだけ独立性高く
運営してきた会社です。
元はMYIDという会社を買収する形で

グループ入りし、

傘下で現経営陣がECナビを立ち上げ、

事業を多角化し現在に至ります。

一貫して安定的に利益を創出する

親孝行の子会社でしたが、宇佐美社長

が本体の役員を外れてからは、

どこかの時点でグループを離れて

IPOを目指したいという意向をもらって

いました。
グループ内にとどまると、事業の重複

などの理由で上場が困難だからです。

しかしながら、重要子会社であれば

あるほど余程の理由がない限りは

売却の意思決定は難しく、それは

元役員だった宇佐美さんも重々承知

していました。

だから合理的に売却の判断が可能な

ワンチャンスをいつも頭の片隅に置いて

いました。

今回、VOYAGEに短期的に業績を
悪化させてでも抜本的なテコ入れを
行う必要が生じたため、この機会に
売却を決断しました。

当社自体もこの売却によって利益を

得ますが、変な話ですが、
VOYAGE GROUPは経営陣も、社員も、
技術者も優秀でモラルの高い会社
なので、譲り受けて頂いたファンドに
とっても良い案件ではないかと思ってます。

今後、独立企業としての活力をうまく
活かして柱となる事業を育てることが
できれば、IPOも現実味を帯びてくる
かも知れません。

当社も全株売却ではなく、10%

保有継続するので、今後はVC事業

に立場を変えて、上場を楽しみに
待ちたいと思います。

サイバーエージェントのグループ戦略

は、集中と拡散を時間の経過と

ともに交互に行っていくことで
全体を成長させていきたいと思っています。
その時期により、適切な判断は

変化するため、上記の「ワンチャンス」
という言葉が出てくるのです。

VOYAGE GROUPのみなさん、

長年ありがとうございました。

これからの活躍を応援しています。




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昨日、CNETに私のインタビュー記事が掲載

されました。

渋谷ではたらく社長のアメブロ
実行段階に入ったAmebaの「デカグラフ」構想--スマホに集中する藤田氏の勝算



昨年の夏の山籠もり で決めた戦略が、

ようやく明るみになりました。

当社としては非常に珍しいことなのですが、

「デカグラフ」構想は秘密裡に準備を

進めてきたものです。

スマホの新しい市場では、相対的に

一番最初に出すことや差別化することが

とても大事だから、情報が漏れるとさすが

に困るからです。

しかし、当社はいつもはこのように記事
になったり、私がブログに書いたりする

ことで、新しい取り組みを説明していたの

で、秘密裡に進めていただけに、

社内の意思統一が図りにくく、混乱を

招いたりして皆に迷惑もかけました。

ようやく発表できる段階に入って、

そういう意味では少しほっとしたような

気がしています。

社内外にあった疑問にお答えできる

ようになりました。

CNETの記事を読んでいただくと大体は

分かりますが、



Q.なぜ今更SNSを始めるのか?

A.SNSを始めるというつもりはありません。

様々なコミュニティやゲームの基盤となる

共通プラットフォームの構成をSNS的に
創っています。

Q.デカグラフというのはなんなのか?

A.これから出る様々なコミュニティや

ゲームをミニグラフ、それを包括する

基盤のことをデカグラフと呼んでいます。


Q.なぜネイティブでなくブラウザベースか

A.サービス間の回遊性、日々の更新
など運用面を重視しています。収益規模
としてもブラウザのほうが大きいです。

Q.先行する他社に勝てないのではないか

A.アメーバでは、スマホ向けに考え

抜いたUI、多種多様で大量なコミュニティ
を突破口にしていきたいと考えています。

6月にオープン化しますが、当初は自力で

SAP事業者に魅力的に映るプラットフォーム

になるまで拡大させていくつもりです。
初期段階でご参画頂いたSAP企業様

にはその恩に報いるように努力します。



など、社内さえも混乱していたメッセージ

これからはブログやメディアを通じて、

積極的に発信していきたいと思います。


記事の文中にもありますが、私は

1か月のスケジュールの9割を

プロデューサー業に費やしています。

この半年は狂ったようにコミュニティを

手がけてきましたが、

今後はゲームの製作、運用に割く時間

の比率を高めていくつもりです。

また、5月からは、1か月のスケジュール

9割以上をエンジニア、クリエイターと

直接合う時間に変えました

技術のサイバーエージェントを創るべく、

自分が更に踏み込んでいきます。


※「デカグラフ」構想については、明日の

決算説明会でも私からご説明いたします。













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書道家の武田双雲先生 にお願いして、
「集中、深堀、細部」と書いて頂いた
作品をオフィス中に貼り出しました。

渋谷ではたらく社長のアメブロ

ネットビジネス総合事業本部の、新規事業を

大量に開発しているフロアには大体あります。
元々広告代理事業からキャリア転換した

プロデューサーや、前職で受託開発を
していたエンジニアも多いので、敢えて
この言葉をお願いしました。

幅広い業種や業態の情報を集める
広告代理のような仕事と、自社メディアの
運営はまるで違います。
海に例えると、海上を移動するのではなく、

深海を奥深く潜っていくような仕事です。
浅い海しか見ていないようではそのサービス

に勝ち目はありません。

先日、インスタグラムが約800億円で

買収されたニュース が報道されました。

800億と評価されたシンプルなサービス

であるインスタグラムを見て、

(これくらい簡単に作れるわ)と考えている

人に本物のヒットサービスを創れることは
永遠に無いと思います。
インスタグラムと類似したサービスは数多く

ありますが、使ってみると細部への拘りや
配慮が全く違うことが判ると思います。
自社メディアは「神は細部に宿る」どころか、

細部こそが決定打となるのです。

そこに全神経を注ぎ込める体制を創るのは、

自社メディアの経営としては当然です。

シャークアイポイントシステム
ネガティブチェックといった仕組みを
通じて、細部へ拘る体制に工夫を凝らして
はいますが、どうしても細かい工夫の
積み重ねは評価しにくい。

時折コミュニケーション力やプレゼン力
で切り抜けようとするプロデューサーも

いますが、それは誰のためにもなりません。

細部こそが決定打という意識を片時も
忘れないでほしいという意味を込めて、

上記の書をお願いした次第です。


これから、昨年来ずっと創ってきたもの

7月までに20本、リリースラッシュ
迎えます。

大量に出しますが、決して粗製濫造

をしている訳ではありません。

私も総合プロデューサーとして

自分の社長業すらもほったらかして
ひとつひとつの細部に拘りぬきました。

担当プロデューサーには一切他の業務
との兼務を認めず100%集中して

もらっています。

これからリリースしたものを使って頂く

ユーザーの皆さんに評価して頂くことに

なりますが、リリース後も、休まず

工夫と改善を積み重ね、さらに深く、

海の底まで潜っていくつもりです。







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東京ディズニーランドの近隣のホテルで
年1回から半年に一回に変更になった

あした会議 を行ってきました。

この1泊2日、もう思い出せないくらい、

数多くの多種多様な重要な案件を決議
しました。

調子が良い事業にほかの事業を合流さ

せる取り組みであったり、年間数億円
単位のコストを削減する施策であったり、
新会社の設立、買収、海外など将来的
に伸ばしたい分野の体制強化策、
採用活動の新しい取り組み、
オフィス戦略に至るまで。
全て具体的に落とし込み、バンバン決め

て、すっきりしたと同時に週明けからの

実行フェーズを想像すると憂鬱になります。

夢の国の近くで、超現実と向き合って、

実現可能なものを決議したつもりですミッキー

そんな中、今回私が強く求めたことの

ひとつに、「兼務の解除」があります。
会社経営においてある程度の兼務は

やむを得ませんが、勝負所の重要な

事業に取り組んでいる人にとって、
兼務はとても危険です。

楽天三木谷社長の著書に「三木谷曲線」

というのが出てきます。

渋谷ではたらく社長のアメブロ

最後の0.5%の粘りが大半の結果の
差を産み出してしまうというグラフです。
99.5%まで仕事をする人はいくらでも

いるので差がつかないのです。

何かを兼務している人は、自分は

抜かりなくやっているつもりでも、

無意識に0.5%の余った時間をもうひ
とつの仕事に振り分けてしまうものです


また、マネジメントがほかの仕事を

兼務している場合、部下は100%コミット
しているので、勝負どころなのに内部を
しらけさせてしまうというのもあります。


こういった問題も、今回のあした会議で

いくつか解決に至りました。
兼務の解除は普段の仕事では、
忙しい分、かえってきっかけを失って
しまうので、今回決められて良かったです。


参加したことがないといまひとつ理解し

にくいと思いますが、いまではあした会議
はサイバーエージェントの経営に重大な

役割を果たす場となっています。

役員8名とそれぞれ召集したメンバーを
加えて約50名の、叡智を結集し、

とことんまで自分たちを追い込み、

解決策を捻り出したのでこれでダメなら
諦めがつきます。

また、会社の幹部が一堂にそろった場で
経営の意思決定をするというのは、

決定のプロセスの透明性や意思統一の
場としても、とても良いと思います。





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人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない/見城 徹
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見城社長との共著、

「人は自分が期待するほど、見ていて

はくれないが、がっかりするほど見て
いなくはない」


が本日発売になりました。

編集の原田さんと見城社長から

「藤田君の文章は前回のより格段にいい

と褒められて、とても嬉しかったのですが、
今回は自分でも相当気合い入れて書いたし、

結構良いものが書けたのではないかという

手ごたえがあります。

みんなに読んでもらわないとわからないですけど。


前回のときは、

さくさく読めるのに、内容が軽くない

とご評価いただきました。
今回も、一足早く渡したうちの奥さんが

夢中になって読んでましたが、

かなり読みやすいと思います。


見城社長が文中で仰っているとおり、

「人は自分が期待するほど、見ていては

くれないが、がっかりするほど見ていなくはない」

という言葉は、ぶれやすい心に安定をもたらす、
過不足のない現実的な考えだと思います。

ビジネスマンも経営者も主婦も、みんなが、

心のバランスをとるのに凄く良い言葉です。


事前に一部お見せしたGMO熊谷社長から、

「余計なお世話かもしれませんが、タイトルが

長すぎませんか?」

とご指摘いただきましたが、それはその通りかも知れません。







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