AmebaFRESH!誕生秘話

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年始のブログで、動画で2つの重要な
リリースを控えてると書きましたが、

一昨日その第一弾、「AmebaFRESH!」が

スタートしました。

まだ不安定な部分があったり、
改善したい点が山のようにあるのですが、
まずは自分でも一日中見ています。
そして、ハマっています。

うちの息子(2歳)も猫動画にハマって、
FRESH見せると泣き止んでくれます(笑)

そもそもなぜこのサービスを創ることに
なったかという経緯が、昨日記事になりました


ハードワーカーの帝王・CA藤田晋社長(元麻雀最強位)に突撃取材! 「ニコ生の麻雀番組だと牌が見づらいからAmebaFRESH!を作った」 - ハードワーカーズ   さんから


2年前、離れていた麻雀に再び真剣に

取組み始め、麻雀の世界が劇的に

進化していることに驚きました。

ネット麻雀の普及で対戦相手を容易に
見つけられるようになったことも大きい

のですが、麻雀の世界を格段に

レベルアップさせたその最大の功労者は、

私は「ニコ生」だと思いました。

ニコ生では毎日のようにトップレベルの

プロの麻雀対局が放送されています。
映像対局ですから、もちろん4人全員の

手牌が見れるので、卓に座っていると

見えなかった相手の手牌まで見ることが

できます。しかもそれをプロの雀士が

解説してくれるのです。
昔だったら、とてもあり得ないことでした。


日本のサッカー選手が急速に世界レベル

に近づいた理由は、CSがほとんどの

欧州サッカーを中継し始めたからでは
ないでしょうか。
世界最高レベルが身近に観れるように

なったサッカー少年が自分もこういう

プレーをしたいと見よう見真似で

練習に励むようになったのです。

昔だったら海外のスタジアムで観て感動

したとか4年に1度のW杯で観た記憶が

あるというのと、毎週末観ているのでは

訳が違います。

それをマスメディアではなかなか

陽の当たらなかったジャンルまで
広げたのは、まさにインターネットの

メディアの力だと思います。


すっかりニコ生のヘビーユーザーになった

私ですが、一方で不満に感じるとところ

もありました。

それは、スマホで見ていると麻雀の牌が
見辛かったり、UIの悪いところが
なかなか改善されないという点でした。
また、麻雀界のレジェンドに対して
失礼なコメントが画面に出て不快な思い
をすることもありました。

私も以前は画面にコメントがかかるUIに
馴染めませんでしたが、これが苦手な

人がいるかも知れません。

また配信側も、イメージの問題でコメントが

かかる映像では出演しずらいジャンルが

ありそうです。
例えば私が好きな音楽のジャンル、

日本のヒップホップなどは厳しいと思います。

もっとメジャーな層を対象とした
新しいサービスが出てきてもいい時期
かも知れません。
また、我々もそうですが同業者と競争

してないとなかなか改善スピードというのは

なかなか上がってこないものです。


そんなある日、いつのようにニコ生で

麻雀番組を観ているときに私は思いました。
「そうだ、うちで創ろ」


スマホを前提とした映像配信プラットホーム

を、ニコ生とはかぶらないユーザー層を

対象に、スタイリッシュなデザインで。

それが最初の考え方でした。

日本独自のサービスで、動画市場を開拓

してきたニコニコに敬意を払いつつ、

今後は一緒に盛り上げていきたいと思います。

このブログのタイトルに「誕生秘話」とか

書いて、開始早々自分でブログに

書くほどぜんぜん秘話ではないですが、
皆さま、ぜひFRESH!を使ってみてください。


PCからのアクセスはこちら
https://amebafresh.tv/

スマホは、「AmebaFRESH!」の

アプリをゲットして開くだけです。



昨日、早速自分で出演も果たしました(笑)
参戦中の麻雀日本シリーズ。

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少し前に日経で記事になりましたが、
「テクニカルクリエイター」という職種を
新設しました。

実はこれはあした会議で重要な決議とした
ものですが、決めたのは名称だけです。
でも、この名称を決めたこと自体に
意味があると思っています。

弊社ではビジネス職以外で、
「エンジニア職」と「デザイナー職」に
分けていますが、クリエイティブに関わる
人でこの両方にぴたりと当てはまってない
ように感じている人は社内でも結構いると
思います。

エンジニア職であっても、フロントエンドを
担当する人は特にそうですが、UI、UXなど
ビジュアルデザインには密接に関わるし、
デザイン職であっても、UI、UX全体を
考えれば、インタラクション、操作性、
レイアウト設計、サーバーレスポンスまで
意識する必要があってデザインはその一部
ということになります。

今更言うまでもないことではありますが、
名称をつけるとどうしても、
Webデザイナー、マークアップエンジニア、
フロントデベロッパーなど、
専門性を求める職種になりがちです。
もちろん専門性も大事なのですが、
特にスマホサービスでクリエイティブ
レベルの高いものを創るには、
技術とデザイン、双方の理解がある程度
できる人材が必要だと考えています。

そこで、そういった人材を「エンジニア職」
「デザイナー職」のような名称で、
新しく定義してみてください。

いざ考えてみると、世の中のエンジニアの
イメージ、デザイナーのイメージがあって
この新しい分野の職種を定義するのは
意外と難しいと思います。

弊社でなんとか捻り出した
「テクニカルクリエイター」
という言葉はなんとなくニュアンスを
伝える意味で気に入っています。

昨年会社のロゴを変えたときに、
クリエイティブで勝負する覚悟を示した
つもりです。

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その鍵を握る、「テクニカルクリエイター」
の採用を強化し、また社内でもたくさんの
人材を育てたいと思います。




動画元年

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今年はいよいよ弊社にとって、動画勝負の

年になります。

下期だけで70億円の先行投資を行うこと
は既に発表済みですが、不安はないと

言えばうそになります。

先日撤退を発表していたNOTTVの累積損失
(報道によると500億円以上)には背筋が凍る
思いがしました。

かつて、ゼロからGyaO!を立ち上げていた
有線ブロードネットワークス宇野社長(当時)
の生みの苦しみは、間近で見ていて
胸を締め付けられる思いでした。

もちろん弊社でもいくつかの動画事業
の苦い思い出があります。
ブロードバンド普及字を狙った「メールビジョン」、
Web2.0初期に立ち上げた「アメーバビジョン」、

Ameba芸能人ブログ強化で立ち上げた「アメスタ」、
致命的な失敗は避けましたが、ほとんどが
赤字のまま撤退を余儀なくされています。
唯一黒字化したアメスタも、現在テコ入れ、
再出発の準備中です。

だから、動画事業の難しさは私自身が
百も承知のつもりです。


年末に「虚妄の帝国の終焉」という本を
読み返しました。

虚妄の帝国の終焉 ネット革命の旗手、AOLの栄光と挫折/ディスカヴァー・トゥエンティワン


史上最悪のM&Aと言われた、
AOLとタイムワーナーの合併について
書かれた本で、今から10年前に
発売されています。

この合併が決まったのはネットバブルの
2000年前後です。その後、日本で
ライブドアのニッポン放送株取得が
起きましたが、現在に至るまで、
インターネットと旧来メディアの
新旧メディアの融合は様々な会社が
挑戦していますが、なかなかうまく
いっていません。
しかし、AOLタイムワーナーの合併から
15年経ち、現実的にタイムワーナーが
傘下に抱えていたテレビ、雑誌、音楽は
軒並みインターネットに顧客の時間を
奪われています。
いま足元はそれが加速度を増していると
言ってもいいと思います。
インターネット企業と組むことで変わろう
したジェリー・レビン元タイムワーナーCEO
の発想は、ものすごく長い時間軸で
捉えれば正しかった面もあったのかも
知れません。

ただ、タイミングが早すぎたのだとしたら、
いつだったら正解なのでしょう。


翻ってインターネット側である我々は、
インターネット上で、メディア、広告、
コンテンツといった事業を展開しています。
一方で、通信インフラやデバイス、OS
といったインフラ事業には手を出さない
ことにしています。
だから、参入のタイミングはユーザーの
環境変化に合わせるしかありません。

そのタイミングを見極めるにあたって、
私は最終意思決定者として
いつも心がけていることがあります。

それは、自分が常に一般ユーザーよりも
少しだけ早いユーザーであること。そして、
その自分が自然と使うようになったタイミング
を見逃さないことです。

確かにインターネットは旧来メディアから
顧客を奪っていて、
同じ高品質な映像コンテンツを流すことが
技術的には可能です。
それに高機能デバイスと、高速回線が
あれば普通のユーザーもインターネットで
動画を視聴してもおかしくはない、
理屈で考えると勝機があるようにみえます。
でも、それだけでは大きなリスクを負って
動画事業に本格参入するには不充分だ
と私はずっと思っていました。

なぜなら、普通のユーザーであるはずの
「自分が」、インターネットで動画をあまり
見ていなかったからです。
大事なタイミングを見極めるのに、これ
以上肝心で決定的な理由が他にあるで
しょうか。

それを変えたのはやはりスマホでした。
FacebookなどSNSのインフィード再生に
に違和感がなくなり、スマホデバイスが
オーディオプレイヤーのようなので、
テレビ代わりにYoutubeやニコ生を見る
ことも普通になりました。

これを私は「シグナル」と捉え、動画や
音楽事業に本格参入を決意しました。
今から2年前の話です。

方向性が決まると、一気にそこへ集中
し始めるのは弊社の強みのひとつだと
思います。

既に渋谷クリップクリエイトやサイバーブル
などの動画関連子会社が多数設立され、
社内のあちこちの部署で動画の専門部署
が新設されており、すっかり臨戦態勢が
出来上がっています。

「動画元年」という言葉はインターネット業界
では過去に何度も使われていて、
一体いつなんだという状態ですが、
弊社にとっては2016年が間違いなく
元年です。

1月、2月と重要なリリースを控えており、
不安と期待が入り混じった状況で新年を
迎えましたが、もうやるしかありません。
2016年は大きな飛躍の足場を築きあげる
年にしたいと思います。

皆さま、今年も一年よろしくお願いいたします。