私は所用で参加できなかったのですが、先週金曜日に「第一回スタートアップJJJ総会」が開催されました。

 うちの社員なら(また似たような社内イベントやってる)と流しそうなネーミングですが、何故これをやることになったか、経緯をお話ししておこうと思います。

 

 昨年あした会議で一気に9社新会社を立ち上げることが決まりました。image

 これに伴い、新たに考えたのがスタートアップJJJ制度です。
 

 売上高3000億円を超える当社の子会社として新規事業を始める場合、資金、人、ノウハウその他の立ち上げるのに当たって有利な面はたくさんあります。

 一方、不利な面もありますが、それは大きく分けて2つあって、1つは同業種の独立系のスタートアップに対して実態が同じかそれ以上であっても注目されにくい点。もう1つは大企業の目線で見ると、例えば伸びている市場で2年で10億円新しく創ったら結構凄いことですが、3000億円の目線から見るとたった0.3%しか寄与してないので社内で力が入らないということになるのです。売上以外のメディアのユーザー数や視聴数といった指標も同様です。

 それらを解決させる方法があした会議で提案されたのですが、まず前者にはスタートアップ子会社の専門広報担当者をつけて、事業や経営者をクローズアップさせる機会を増やすことにしました。結構頑張ってくれていると思います。
 

 そして後者の解決策が今回のスタートアップJJJ総会に繋がるのですが、まず事業の所属を既存事業(CAJJ)と新規事業(JJJ)とに分けることにしましたimage

 

そして、サイバーエージェントの役員会で、その会社を外の会社だとして、我々が丸ごと買収するとしたら幾らなら買うか?という目線で時価総額を考えました。ただそうすると買った後の手間とか、自分たちでゼロから創った場合との見合いで安く抑えたくなるので、経営はお任せできるマイナー出資でその会社の増資にどのくらいなら応じるかという目線で上乗せした金額を、時価総額として今回発表しました。
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 一番大きかったのはMakuakeを運営しているサイバーエージェント・クラウドファンディングで21億円。2位がサイバーブルで15億円でした。30億円を超えると晴れてスタートアップステージ卒業で CAJJステージに上場となります。

 

 未上場企業の時価総額という指標は同業他社のファイナンス状況や、世の中の注目度、景況感などに大きく左右されてなんとも頼りない指標ではあるのですが、現役の同業界の経営陣の評価なので大きく外れてはいない気がしています。市場の成長性、足元の業績動向、ポジショニング、経営者の注目度なども踏まえて(適当ですが)算出しました。

 ただ発表された側は悲喜こもごもだったようですが、分かりやすい目標を作れたことは良かったと思っています。
 

 この中からCAモバイル、サイバーZ、Cygamesみたいに成長していく会社がまた現れてくれることを期待しています。

 それでは当日の模様は、運営を担当してくれたスーパー推進zの野島さんのリブログでどうぞ↓

 


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”初日に暇な人”

テーマ:

 新年を迎えて今年からはアメブロの更新を増やすということで、ブログチームの皆さんがこのブログのデザインを新しくしてくれました。
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 昨日急いでやってくれたということで、私も早く何か更新しなくてはと朝からずっと頭の中でぐるぐる考えてるのですが、これといったネタが浮かびません。もう2時間以上経過しました。
 

 (もしかして、暇なのか?)
 

 決して暇ではないのですが、そこで頭に浮かんだのが2009年の1月5日に上級執行役員(←昨年10月に新設された新しい肩書き)の内藤貴仁が書いた「初日に暇な人」というタイトルのブログ。

 

 何年経っても毎年のようにこの時期になると弊社社員がバズらせるロングセラー記事になっています。

 短い文章ではありますが、「初日に暇な人」という言葉は、ズバリ端的に仕事が出来る人とそうでない人を選り分けていると思います。

 仕事も初日に何から始めるか考えておけばロスが少ないように、ブログも普段から何を書こうか考えておけばこのように時間を無駄にすることもなかったです。

 

 そんな反省を踏まえて今年のテーマは「先手必勝!」で行こうと思います。仕事もブログも麻雀も、先手を取れば取りうる選択肢が増えて有利にゲーム運びができるものです。

 

 それでは内藤が書いた「初日に暇な人」をリブログでどうぞ。リブログとはこれも昨年アメブロがリリースした新しい機能です。Amebaブログも着々と進化しております。
 今年も1年どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 


2016年を振り返って

テーマ:

 クリスマスから久々の休暇をもらってハワイで過ごし、いま帰りの飛行機の中でブログを書いています。(正確に言うと下書きを書いてます)

 大晦日に向けて挨拶回りや忘年会で落ち着かないこの時期は、意外に休みやすいことに気がついて、近年はここで休暇を取るのが恒例になってきました。

 出国する時に気が付いたのですが、今年は出張、旅行含めてこれが初海外でした。会社を始めて以来、もちろんこんなことは初めてです。創業翌年には韓国、スペインに進出していたし、なんだかんだと海外の仕事が入っていました。

 それほど2016年は年間を通じて、日本国内でAbemaTVの立ち上げに明け暮れた日々でした。

 

 2007年~Amebaの立ち上げ、2011年~スマホシフトに続き、私が社長であるにも関わらず、三たびプロデューサー業に専念出来ているのは、広告部門、ゲーム部門、経営本部を始め他部署がそれぞれに頑張ってくれているからです。他の会社の経営者に「うちは任せてるから大丈夫」と話しても、なかなか理解してもらえないこともありますが、当社の自立した社風は本当に頼もしいです。みなさん、いつもありがとうございます。

 

 AbemaTVについては数多くの取材記事が出ていたり、1000万ダウンロードを突破した時に報道ステーションに出演させてもらったりもしたのでここでは割愛しますが、4月11日の開局以降、まずは良いスタートが切れたと言っていいと思います。

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 もちろんまだ「土俵に上がることは出来た」という段階に過ぎませんが、開局前は総合プロデューサーである私の頭の中にしかなかったAbemaTV構想に,

エンジニア、クリエイター、編成、制作、営業、マーケティング、宣伝、経営本部その他みんなが私を信じてついてきてくれました。そして今もなお、成功するか否か、そもそも有り無しすらも分からない事業を「有り」にもって行くべく、AbemaTVのチームメンバー皆が一丸となって全力を注いでいます。特にこの年末年始は勝負を賭けてます。

 

 事業パートナーであるテレビ朝日の皆様は、本来ならかなり難易度が高いこの合弁事業に対し、文字通り社を挙げてバックアップ体制を敷いてくれてます。

 先日のサイバーエージェントの株主総会で、株主から「6対4の合弁事業なのに事業資金の大半をサイバーエージェント側が拠出しているのは何故か?」というご質問がありました。私は「逆にテレビ朝日の株主に言わせれば、『非連結の事業にテレビ局のコア資産である映像コンテンツや人材を出して良いのか』となるだろう」と答えました。実際テレビ局の競合となる事業を自ら育てている可能性すらあります。

 株式比率や取引条件、販管費負担など、現時点でどちらが得か損かと言い出せばきりがなく、合弁事業は先に進まなくなってしまいます。同じ志を持ち、信頼関係があってこそ成り立つものですが、小さいことは後回しにして、「大きな視点から」目標に向かって共に邁進してくれているテレビ朝日の皆様には心から感謝しています。

 また、このような大きな新規事業を仕込む我々を中長期に渡って支えてくれている当社の株主の皆様にも心から感謝申し上げます。

 もちろん必ず成功すると約束することは出来ませんが、信じてくれた人たちの恩に報いるためにも、私はこの事業を絶対に成功させると胸に誓っています。

 
  

 話は変わって、私のもう一つの顔と言っても良い「麻雀」ですが、忙しい1年ではあったのですが、ゴルフと釣りを一切やらなくなったことと会食を少し減らしたことで時間を捻出し、2016年はこれまで以上に競技麻雀にのめり込んだと言って良いかも知れません。結果、我ながら最強位を取った2014年よりも格段に雀力が上がっています。

 今年はRTDマンスリーリーグで準優勝。トッププロのみを14名招待して年間138試合行う長期のリーグ戦で準優勝したという実績がどれほど凄いことかは麻雀ファンや関係者でなければなかなか伝わらないのですが、麻雀に対しても私はプロ同様の努力を積み重ねてきたので自分の結果に満足しています。

 そしてAbemaTVに開設した麻雀チャンネルは思わぬ人気となり、主力コンテンツであるRTDマンスリーに選手として出場していた私は、雀荘に行くと客からサインを求められるという珍事もありました。(なんと書けば良いのか戸惑いました)

 

 2014年最強位、2015年麻雀日本シリーズ準優勝、2016年RTDマンスリーリーグ準優勝と、3年連続大きなタイトル戦で結果を残してきましたが、麻雀の技術レベルはまだトッププロとは差があります。しかし、自分の強みは仕事で培った「忍耐力」と「胆力」だと思っています。つまり麻雀で最も重要な押し引きに関わるところですが、我慢するところと、勝負どころで前に出る度胸、これらの判断を目の前の小さな損か得かではなく、もっと「大きな視点から」行うのです。

 私は我慢なら20代の時すでに一生分の忍耐力を使い果たしてしまいそうな経験をしています。勝負どころでは、リスクや不安を押しのけて決断し、目の前の出来事に焦らず、動じない。常に中長期的な視点から経営判断をしてきました。そんな仕事を通じて身につけたものが、自分の麻雀にフィードバックされていると感じています。

 

 さて、2017年以降も当面、AbemaTVは集中力を切らすことができない、予断を許さない状況が続いていくでしょう。それを耐え抜けば、今度は持久戦に入るという覚悟を持っています。もちろん放っておいてもどんどん伸びていく状態に入るのが理想ですが、ワーストシナリオでも何とかするという構えでいます。

 何が起ころうが、持ち前の忍耐力と胆力で最後まで戦い抜く所存です。

 

 今回、久しぶりのブログとなりましたが、12月9日の更新をもって約2年間続けた日経電子版でのブログを終了しましたので、今後はアメブロの更新頻度を上げていきたいと思います。

 

 それでは今年も1年お疲れ様でした。

 

 私はこの後、1月1日午前0時に新たにAbemaTVに開局するヒップホップチャンネルの生放送現場に駆けつけます。

 今年はヒップホップに麻雀と、期せずして自分が夢中になっていたことが仕事になった年でもありました。

 

 みなさん、良いお年を!