(いまさらながら2007年の広告費について)
*インターネット広告費(6,003億円)が、雑誌広告(4,585億円)を抜いて、3位に。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/02/20/18524.html
引き続き、とても期待のもてるいい環境の中で仕事ができていることに感謝です。
ただし、
- 情報大爆発―コミュニケーション・デザインはどう変わるか/秋山 隆平
の中でも書かれていたように、- インターネット広告と、従来のメディアでの広告というのは、
- かなり多分に補完関係になってきていて、
- インターネット広告にしますか?雑誌広告にしますか?
- というのは、
- すし屋に行って、
- トロにしますか?シャリにしますか?
- と言われているようなものだと書いてあったが、全くその通りで、
※さらにいうならば、モバイルにしますか?PCにしますか?
というのも、、、言わずもがな。生活者をバカにした表現かと思います。
最近、特にアメーバで行なわせていただいている
CGMまわりの仕事の中では、従来のメディアと連携した形で
コミュニケーションモデルを組み立ててゆくケースが多く、
ちょっと前のクリックだけを考えていれば仕事になるという
時代があっという間に過ぎ去ったことにあらためて驚きを感じるとともに、
ネット広告が本当の意味でのコミュニケーションメディアとしての
広告性を発揮しはじめていることを実感しています。
しかし、現状のびている”インターネット広告費”は、
広告というよりもある意味”インフォメーション”に特化している領域である
検索まわりや、現状のCPA型モバイル広告などの領域の成長となっていて
いまいま、検索まわりやモバイルまわりしか伸びてないなあという印象で
くくってしまうのは無意味だと思っていて、今の指標が、
インターネットのコミュニケーションメディアとしての広告性の成長を
本来の意味で指し示すものとはいえなくなっているのだと思います。
今後は、今の7兆という広告予算の中のシェアというよりも、
その中でインターネットがどれだけの範囲で影響を及ぼし得ているか、
それを見れるような指標があると、すごく興味深く、かつ日々の仕事に
も気合が入るなあと思いました。