人生における困難には必ず意味があると思います.
余命宣告を受けながらも、悪性リンパ腫と診断され
生きる望みを与えられた意味はなんだろうといつも考えていました.
・人生を見つめ直すため
(聖路加国際病院名誉院長 日野原重明先生によると
日常から距離をおいて自分の内面と向き合うことを
キリスト教ではretreatというそうです.
先日、日野原先生をご訪問し、色々と助言をいただきました.
103歳とは思えないバイタリティーを感じました.)
・生かされていることに気付くため
・いまあるすべてに感謝するため
・家族と過ごす時間をもつため
・人との絆の重要性を感じるため
・患者さんの気持ちが分かるようになるため
・人の痛みが分かるようになるため
等が思い浮かびました.
この頃、齋藤一人さんの影響をうけ、「ついてる」を
口癖にしていました.
不思議なことに「ついてる」と言っていると、病床に
あっても、ついてると思えることがつぎつぎにでてきて、
病気になったことに感謝するようになってました.
ドクター・ジョン・F・ディマティーニ著の「ザ・ミッション」では
人生最大の困難のおかげで、大切なことを実現できたと
思うことを10個書き出すワークがあります.
この方法も非常に有効だと思います.
整形外科医である自分にとって、もっとも
意義のあると思えたのは、運動の重要性を再認識
できたこでした.
D.セルヴァン=シュレベース著
「さよならは何度でも」
(フランス人医師のがん闘病記)
において、化学療法に耐えるには身体を動かすことが
きわめて有効であり、結果、薬の量を減らさずにすみ
治療の効果が高くなることが実証されていると
紹介されています.
運動療法の意義を広く伝えることが今後の自分に
与えられたミッションではないかと漠然と自覚しはじめました.
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