抗がん剤の副作用 | 余命1か月から生還した医師が教えるセルフヘルスケア

余命1か月から生還した医師が教えるセルフヘルスケア

38歳の誕生日を1ヵ月後に控えた日、余命1ヶ月と告げられました.5ヶ月後、腫瘍は姿を消しました。生を与えられたのは克服法を多くの人に伝える使命を与えられたからだと感じ、ご紹介していくことにしました。

抗がん剤投与前に副作用を抑えるために


吐き気止めの点滴が行われました.




今回3度目の再発で、入院していた


93才のおばあちゃんの話によると


以前は吐き気が死にたくなるほどきつかったのが


(船酔いの100倍きつかったらしいです)


ここ5年で吐き気止めがとてもよくなったとのこと


でした.




吐き気止めが終わるとオレンジ色の見るからに


きつそうな点滴のボトルが用意されました.


吐き気止めが良くなったと言われても、やはり


心配でした.




しかし杞憂に終わりました.




吐き気は全くと言っていいほど出ませんでした.




医学の進歩に感謝です.




とはいえ、3日目から粘膜の障害により口の中から喉が


全体にただれ、胸焼けや胃の不快感、腹部膨満感も


出現し水を飲むことすら辛いものになりました.




また、頭を洗うと毛髪が大量に抜け出しました.


どうせ抜けるならと小学生以来久しぶりの丸坊主に


してしましました.


意外と似合うので良かったです(^ー^)


脱毛は最終的には頭だけではなくあらゆる毛


(鼻毛、眉毛、まつげ、体毛)すべてに至りました.


鼻毛処理がいらなくなったのは楽でした.


しかし眉毛がないせいで目が痒くなったり、痛くなったりが


頻繁になりました.




一番きつかったのは全身の筋肉、関節の痛みと


倦怠感でした.


ちょうどインフルエンザにかかった状態に似て


いました.


動くことも億劫で、じっとしていても体中に痛みが


走るのはなんとも耐えがたいものでした.


さらに動かないことで腸の動きが悪くなり、人生初の


便秘になりました.


便秘がこんなにも辛いとは知りませんでした.


腹痛がきつく、夜も寝られないほどになったため


下剤をのみ、浣腸までしましたが一向に出る気配はなく


困り果てました.


以前希望を与えてくれたアメリカのDrから、


無理に体を動かすようにとアドバイスをいただき


ハッとしました.


便秘の患者さんにいつも同じ事を言ってたのに、


いざ自分のこととなると、それすら気付かなくなって


しまうのが情けなくなりました.




無理して散歩をするようにしたことと、主治医の


先生から処方された漢方薬「麻子仁丸」が効いた


ことで便秘はなんとか改善されました.




整形外科の患者さんはベッドで寝たきりになる


ため便秘を訴えるかたが多かったのですが


いままでは便秘ぐらいと思っていました.


反省しています.


便秘の辛さがわかったのも病気になったおかげです.



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