真央ちゃんのことだけではなく日本的先入観が如何に勿体ないことであるか | 愛の夢のつづき

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指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

人は進化できます。具体的な進化の方法をお伝えしています。
羽生結弦選手 浅田真央さんを応援しています。

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浅田真央さんは

 

試合のリンクを去り

 

もう

 

戻っては来ません。

 

 

それは分かっています。

 

 

ただ、、

 

 

 

年齢に対するネガティブな先入観や

 

年を取りながら「磨き続ける」努力への

 

リスペクトが薄い

 

今の日本の価値観,に

 

もう少し柔軟性が加わればいいなと思います。

 

 

 

そういう価値観を持つのは

 

ご本人にとっても損失だと思うのです。

 

 

 

昨季、

 

「浅田真央はもう年だから引退すべき」合唱の

 

中心が60代以上の男性だった

 

ということで

 

最も先入観が強いのは男性高齢者ではありますが

 

広い世代に考えて頂きたいことです。

 

 

 

おじいさんが並ぶ某番組で

 

ソチの直前に、

 

真央ちゃんは金メダル間違いないという

 

話題の中で

 

あるおじいさんが

 

「真央ちゃんは

 

バンクーバーのまんまで

 

いいんだ。

 

あのまんまで金メダルなんだから。」

 

と言った表現をされていたのを

 

思い出します。

 

 

 

そういう風に言われて

 

真央ちゃんは嬉しいかな?と

 

引っかかったので

 

忘れられないのです。

 

 

 

 

評価はしてくださっているけれど

 

真央ちゃんが人生かけて

 

苦しい努力をして

 

いちからやり直したスケーティングの

 

意味も価値も分からずに

 

「バンクーバーのまんまでいい」

 

なんて言われたら

 

私なら悲しいです。。

 

 

 

 

信夫先生の元での

 

スケーティング改造で

 

「何も考えずに跳ぶと

 

前と同じになるし

 

考えながら跳ぶと

 

跳べなくなる」と語り

 

本当に辛い思いをしながら

 

それを乗り越えて頑張り続け

 

手に入れたスケーティングだからこそ

 

あの感動のソチの

 

ラフマニノフがあったのですよね。

 

 

 

ピアノのタッチを変えるのも

 

非常に難しくて、

 

正に「考えなければ前と同じ」という

 

そのままなので

 

大人になってから滑り方を変えたのは

 

さぞ難しかっただろうと想像できます。

 

 

 

そういう痛みこそが

 

「学び」であって

 

宝石をカットしたり研磨したりする

 

痛みなのですよね。

 

 

 

でも、

 

沢山練習しているほど

 

染みついて

 

変えるのが難しいし、

 

増してや

 

10代前半から

 

3Aを跳ぶ天才少女と評価されていたし

 

信夫先生の門を叩いた時点で

 

既に2度の世界女王経験者で

 

五輪銀メダリストだったわけですから

 

そのプライドを

 

かなぐり捨てての努力が

 

どれほど凄いことかと

 

そういう「努力の価値」あっての

 

ソチのFSであり

 

復帰後の蝶々夫人などの

 

素晴らしい演技だったということを

 

「もう年だから」という

 

狭い先入観を持つ人々に

 

分かってほしいなと思います。

 

 

***

 

 

欧米とは比較にならない学歴への拘りも

 

学校を出た後に

 

学ぶとか

 

進化するとかいう発想がない

 

ということですよね。

 

だから、

 

学歴のレベルから

 

一生変わらないと思い込んでいる人が多い。。

 

 

 

それを

 

ピアノでは身に染みて感じながら

 

生きてきました。

 

 

 

30過ぎて食費削って学び

 

必死だったからこその

 

進化ができても

 

「留学歴」ではないので

 

世の中には評価されず

 

悔しいことが沢山ありました。

 

 

 

でも、

 

悔しかったから、、という気持ちよりは

 

「人間って、

 

年をとっても進化できるのに

 

もったいない」

 

という思いがどんどん強くなりました。

 

 

それを伝えたいというのも

 

このブログを続けている

 

理由の一つかなと思います。

 

 

 

***

 

 

 

フィギュアスケートのような

 

選手生命の短い競技では

 

とても分かりやすく

 

生き方が

 

どう演技を変えるかが分かりますね。

 

 

 

結弦くんも天才少年でした。

 

でも、

 

震災前にも結弦くんの演技を見たことがあったのを

 

大分経ってから思い出したのですが

 

震災前の演技には、

 

あまり

 

惹かれなかったのです。

 

 

 

震災という精神的にも物理的にも

 

大変な経験をし

 

それに負けまいと

 

考えられる限りの努力をし、

 

アイスショーで練習をさせてもらったりして

 

人前で60回近くも

 

競技プロを演じたからこそ

 

2011~12年シーズンで

 

世界にブレイクしたと思うのです。

 

 

技術はもちろん大切で

 

オーサーコーチの元で磨いた

 

スケーティングがあったからこその

 

五輪王者・世界王者ですけれど、

 

一気に才能を開花させたのは

 

あの苦しみのシーズンの

 

精神的な成長にあったように

 

私には思えてなりません。

 

 

 

 

 

真央ちゃんのスケート人生も

 

辛いことが多かったかもしれないけれど

 

それを

 

恨んだり憎んだりせずに

 

いつも乗り越え続けてきたからこそ

 

人生最高のトリプルアクセル

 

20代半ばで跳べたのだと思います。

 

 

 

 

天才少女や天才少年も

 

もちろん

 

素晴らしいですけれど

 

ピアノでもスケートでも

 

成長の素晴らしさをこそ味わって

 

【人は変わる

 

だから人生には価値がある】

 

と思えたらいいですね。

 

 

 

 

 

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                 Megumi(野谷 恵)

 

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