世界がもし100人の村だったら 完結編/池田香代子 | ブログ

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こんにちは。岡本大輔です。
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著者 :
マガジンハウス
発売日 : 2008-12-18









【出会い】
TSUTAYA音更店で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
「100村」が発刊されて7年。この間、世界の動向も地球温暖化、新興国の台頭など、よりグローバルかつ多極的な様相が顕著になってきた。本書は、国連の2015年をターゲットにした「開発目標」(全地球レベルのさまざまな改革計画)を含んだ、未来にむけた「100村」完結編。本文デザインはイラストでなくテーマにふさわしい世界の写真を添え、イメージを大幅刷新。
本編の内容も「進む都市化」「若者の失業」「地球温暖化」「二酸化炭素」「再生可能エネルギー」「災害」など、新規項目で構成。未来予測も随所に加え、「2015年までに世界はなにをなすべきか」解説。また「世界を変える人びと」「グッド・ニュース」など、希望に満ちた持続的社会のための活動を報告するコラムも充実。 シリーズ160万部の「100村」はついに完結! 「現代の民話」から、希望ある未来にむけたノンフィクションになった!



【響いた抜粋と学び】
著者の池田さんはドイツ文学翻訳家。口承文芸研究家。再話をてがけた『世界がもし100人の村だったら』がミリオンセラーとなってから、NGOや難民申請者の支援活動をしています。世界平和アピール七人委員会メンバーです(執筆当時)。

都市に住む51人のうち40人は貧しい国の人で11人は豊かな国の人です、17人はスラムに住んでいて、そのうち6人は中国とインドの人です。

全世界の人口を100人の村にしてみると、このような状況です。日本に住んでいると考えられないかもしれませんが、これが現実です。

100人のうち26人は電気が使えません、18人はきれいで安全な水が飲めません。

世界がもし100人の村だったら13人は携帯電話を持っています、17人は家に固定電話があり18人はインターネットを使っています。


1年の間に54万人の妊産婦が亡くなります、亡くなる妊産婦を100人とすると99人は途上国に住み、ほとんどがサハラ以南のアフリカとアジアの女性です。

日本にいると、キレイな水道水が当たり前。携帯電話2台持ち、固定電話あり、インターネットあり。こんな当たり前のことは世界で言うと3割にも満たないわけです。

妊産婦の死亡率も日本では考えられないですよね。

若者を100人とすると14人は仕事がありません、失業者を100人とすると44人が若者です。

若者の失業率は日本だけじゃないんですね。

世界がもし100人の村だったら20人は文字が読めません、そのうち13人は女性です、世界の女性を100人とすると土地をもっているのは15人です、女性が土地をもってはいけないとする国もあります。

このあたりの女性差別問題は必ず取り出されますね。僕は差別自体は悪いとは思いますが、ここではなぜ女性がここまで虐げられたのかを考えてみたいと思います。

男性の方が力が強いから優位、と考えているのか、それともか、そもそも女性は染色体レベルで男性よりも才能があり、女性が力を発揮すれば男性の居場所がなくなるから、それを恐れて女性を差別してきたのか……。

今、日本や欧米、北欧など男女平等に向かっています。女性が力を発揮していくと、女性自身は輝く一方で、家庭の面ではボロボロになっていることもあります(すべてではないでしょうが)。

スウェーデンでは女性の社会進出と共に、家庭が崩壊し、未成年者の犯罪率が高くなったことなどが挙げられているようです。
どこまで因果関係があるかはわかりませんが、子どもを生み、育てる、という大役ができるのは女性なのかな、と感じることがあります。
※ 僕がやりたくないとかそういう話ではなくて。

なので、あまり差別が過ぎるのもどうかと思いますが、誤解を恐れず言うと、女性の社会進出を手放しに喜べないんじゃないか、と思っています。

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著者 :
マガジンハウス
発売日 : 2008-12-18