釣られない魚が大物になる―手術職人の生き方論 (生活人新書)/南淵明宏 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館で見つけました。

【本書を通して考えてほしいこと

あなたの仕事、あなたの存在は誰のため? 今あなたがいなくなって困る人はいますか?

ドクターの書籍が続いています。
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「医療否定」は患者にとって幸せか/村田幸生
10の仕事を1の力でミスなく回す トリアージ仕事術/裴英洙

【気になった抜粋】
医者に限らず、職業を持っている人は、皆それぞれの分野での専門家です、その専門家が集まって、この社会は成立している、それが分からずに、自分だけ「特別だ」と考えている人間は、クズです。

退くことのできない人は、弱いのです、回りくどい言い方になりますが、自分の弱さを認識するだけの強さを持てない人、自分を映す鏡を持たない人だと思います。

病気に罹ってしまった人は、何とかその理由を見つけようとします、自分は不摂生をしていたのだろうかと考えている、病気にならなかった人と自分の違いは何だろう、とその隔たりを見つけようとします、しかし、私は多くの患者さんを見ていて思うのですが、病気になるかならないかは、運命でしかありません、まったく説明のつかない理不尽な、不条理なものです。

異性の協力を得られない、それどころか嫌われてしまったら、どんなことでも仕事にならないだろうと思います。

たいていの映画が二時間ちょっとになっています、この二時間という時間に、意味があります、二時間集中できるのはとても大事なことで、世の中、なにか仕事をしようと思ったら二時間は集中できないといけない。

【響いた抜粋と学び】
私が「倫理が大切だ」と言うは、なにも医者に限ったことではないのです、どんな職業にも、職業上守るべき倫理がある、医者にもある医者である私は、その医者の守るべき倫理を守ろうと考えているだけです。

どんな職業にも守るべきものがあります。僕は福祉業界に携わっています。介護に関係する職業だから、専門職だから、「倫理が大切」と言われると違和感を覚えます。
なぜなら、人間として社会に生きるうえで「倫理」はどの場面でも大切だからです。
本来ならば”専門職だから”という理由付けは必要ないんじゃないか? と思ってます。
……守れない人がいるからこそ、意識を高めることが必要だとは理解しています。

どうして嘘をつくのか、これは簡単です、自分が悪いことをしたと思っているからです自分のしたことが悪いことだと自覚しているから、それを隠す、嘘をつく、逆に言うと、嘘をつくことで自分の失態を激しくクローズアップさせ、露呈させてしまうのです。

「嘘をつかない」こともひとつの倫理だと言えますが、それ以上に大切なことは、もし嘘をついたらその後どうなるかを考えることです、自分もおしまいになるけれども、自分が属する業界全体がダメージを受ける。


「倫理」の一つがウソをつかないこと、隠さないことです。ここではなんで嘘をつくのかを教えてくれます。
子育て中の人は思い当たるでしょうし、子供の頃のことを思い出すと納得ですね。

子育て中において、我が家では①家庭学習と宿題をすること、②次の学校の日の準備を終えてからテレビやゲームなどをすること、②子どもの勉強部屋や寝室は自分達で掃除をすること、などを掲げています。

なぜこれらをルール化したのかというと、どうしてもやりたくないことは後回しにしてしまいます。楽しいことを先に、その気持ちは分かりますが必要なことは先に済ませておくこと、習慣化すること、自分達の使うところは自分達で行うこと、を実践を通して伝えたいからです。

そのなかで、仕事から僕が帰ってきて①~③までやってあるか確認すると「忘れていた」というときもあります。

子ども達のことで、僕が心配するのはウソをつくこと以上に”ウソをついてもなんとも思わないこと”です。
ときどき、忘れたりウソをついてやっていなかったりはしているようですが、「悪いことをしている」という意識はあるようなので安心しています。

考えてみると人を助けるというのは、自分が優位な立場にあるから言えることです、自分が安全で、健康で、裕福な立場にあるから、そうでない人に対して施すことができるのです。

この部分から介護業界を考えると、僕たちの業界では目の前のお客様の生活を支えるわけですから、若干の優位な立場が必要でしょう。

給料面や待遇面で他の人よりも必要と読み取れますね。

本題はここからで、それでは給料や待遇はどのように得ていくのか? それは会社や国の支援の責任ではありません。
異業種を見ても今や会社が個人を支える時代……終身雇用、年功序列の時代は終了しています。個人の人生は個人で作り上げるのです。本当は当たり前のことだったのです。

介護業界でも介護の仕事を主にしながら別の仕事で社会貢献をする(利益を生み出す)ことが必要です。

政治家も役人も、ある意味職場で額に汗して働く人ではありません、まったくこの世から絶滅しても、 別段誰も困らない、そんな人はみな虚像家と言えるのではないでしょうか。

最後はケアマネジャーについてです。この資格がなければケアマネジメントの仕事はできません。昨年の帯広市介護支援専門員連絡協議会総会のなかで「ケアマネジャーの資格の存続について」問われていました。

ただ、この資格は本当に必要なのでしょうか? 抜粋のようにこの世から絶滅したとしても、目の前のお客様やご家族様が介護サービスを受けられなくて困る様子が目に浮かびません。
僕たちの資格とはその程度のものなのかもしれないと感じました。
そうならないように専門性を高めることが必要なのかもしれませんね。


【編集後記】
本日は社会福祉士及び介護福祉士国家試験になります。

本日の夕方に解答速報情報をブログで更新します。


受験生の皆様、最後まで諦めず全力です!


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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