仕事の魔法/中村信仁 | ブログ

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おはようございます。

岡本大輔です。



本日の紹介はこちら

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コア・アソシエイツ
発売日:2010-11















【出会い】

営業の魔法/中村信二

を先日紹介したときに
続編ももう一度読みたくなり
帯広図書館で手に取りました。

過去の紹介はこちら
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【本書のテーマ】

仕事を通じて得られる

人生の魔法を教えます。


【岡本大輔の視点】

福祉業界で働き続ける上で

必要な魔法は何?



【抜粋と学び】

歴史を捨てたらおしまい・・・

戦勝国に歴史も文化も

否定されたけれど

歴史は誇りになる。



今から10年以上前に

「ここが変だよ、日本人」

という番組が放送されており、


当時、テレビを見ていた僕は

その番組が大好きでした。



日本人のこういうところが変だとか

何だとか、各界の著名人を迎えて

話し合っていた記憶があります。




あーいう番組が面白がられるところが

日本人のセルフイメージの低さを

物語っているのか・・・と

今にしてみれば感じます。



日本は太平洋戦争に負けました。


しかし、

それは1900年代の出来事であり、


当時の国を動かしていた

人たちの決断は間違いだったと言うこと


であり、


僕たちの歴史が間違っていた

というわけではない



何百年と続く

農耕民族日本の

脈々と流れる

勤勉でモラルの高い人間性は


世界に誇れるものだと

僕は思います。




仕事を通じて人としてのあり方を

しっかり企業が教育する。



福祉業界では

認知症の人への対応として

病気の理解・・・



周辺症状は徘徊や異食、弄便

中核症状には短期記憶障害などなど



それぞれには

どのような対応をしましょう。



といった”やり方”

勉強します。




極端なことを言いますと

徘徊する人には

センサーマットつけて

鳴ったら居室までダッシュしよう


とか


施設の外に出ないように

鍵をかけよう


だとか。



”やり方”というより

蓋の閉め方ですか。



・・・「臭いものには蓋をしろ」


のような手法ですよね。



臭いの根本を取り除くのが

僕たちの仕事ですので



なぜ、お客様は立ち上がるのか?


なぜ、施設の外に行こうとするのか?



・・・認知面が低下して、

施設にいることが理解できないんです


なんてこと言わないでくださいね。




認知面の低下は現状であり、


その人はなぜ、

施設から出たいのか?



例えば、施設にいると不安感が強い

(ように見える、表情が強張っている)


のであれば


なぜ不安感が強いのか?



人はどのようなときに不安感が強くなるのか?



・見ず知らずの場所にいて

・誰も知り合いがいない

・今日どのように過ごしていいかわからない



あなたはこのような場面において


安心して生活ができるのか?





認知面が低下したから

不安感があるのではない。



不安な要素があるから

不安感が強まる。



不安なことがあると

早く安心できる場所に行きたい。


安心できる場所はどこですか?




はい、正解!



「自宅」です。






「デイサービスでも

車の順に名前を呼ぶので

呼ばれた人だけ玄関に来てください」



と声掛けします。




しかし、

認知症の人に限らず


名前が呼ばれなくても

玄関に来るんです。



どうしてでしょうか?





そのお客様の立場になれば、


見ず知らずの場所に来て

一人では家に帰られない


よくわからないけど

やってくるバス(車)に乗れば

自分を家まで連れて行って

くれるようだ。



玄関にいないと

乗り過ごしてしまうんじゃないか?



なんだかやさしい口調で

「大丈夫ですよ」なんて

目の前の若い奴が言ってるけど


自分のことは自分でやるのが

基本だもんな。



目の前のお客様の心の中を

考えたことがありましたか?




働く・・・傍楽、傍にいる人を楽にする。


僕たちの仕事は

何でしょうか?


デイサービスで働くスタッフは

僕たちの施設に来てくれた

お客様を楽にすることです。



目の前のお客様の困ったことを

解決することです。


下肢筋力が低下して

自分でトイレまで移動するのが

大変な人に機能訓練を実施して

筋力を維持・向上して

自分でできることを継続してもらうのです。



そのときに、施設内においては

できるだけ自分で歩けるように

するんです。



なんでもかんでも手を貸さないのです。



そのためにはどうするのか

目の前のお客様が

どれくらいの身体状況なのか

情報収集をするわけです。




外面だけではありません。


お客様がどのようなことに

価値を感じているのか?


これから何をしたいのか?

人としてどうありたいのか?



内面に触れていく

福祉職を目指しています。


【まとめ】
福祉職の魔法・・・

目の前のお客様との関わりから

”手法”にとらわれず(手法を磨くのも大事)

人としての”あり方”を磨き続けよう。


心と技術は両方大事。


認知症の病気の理解と同時に

人としての”あり方”、

人間性を高めよう。





コア・アソシエイツ
発売日:2010-11


チェック項目10箇所。働くことより働き続けることの大切さ、誰を幸せにしたいのか?を問い続けることの大切さ。「ハイ」の返事を早く。人の心は傷つきやすい、相手も自分も傷つかないように礼儀が生まれた。ことばにはその人の想いや人生が詰まっている、命の根っこの違いがことばの違い。人生が大きく開眼する経験・・・大失恋、親の死、大病。歴史を捨てたらおしまい・・・戦勝国に歴史も文化も否定されたけれど歴史は誇りになる。仕事を通じて人としてのあり方をしっかり企業が教育する。働く・・・傍楽、傍にいる人を楽にする。