@上海漂流
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ふぎゃ

ふぎゃぎゃ

摂生

ここふた月ほどは摂生を心がけようと、
お酒を飲む機会を極力減らしています。
よせばいいのに、できないくせに(笑)、
なるべく規則的な生活をしようと思い立ったりしています。

仕事柄、飲むことは多いし、うちの会社には日本人が40人はいます。
ご飯だなんだと、何かと飲むことになるのですが、まずは、自分から誘わない。
で、これだけで半分は減りました。人に誘われたら断らないので、これは継続。
仕事を通じて親しくなった人などは、たまにOKということで。

夜はだいたい社内で仕事してますが、
必要のないときには、きっぱり帰る。そしてなるべく自炊する。
野菜中心のメニューで、食のバランスも少しは改善です。
外食するとつい頼んでしまうビールも家にはありません。

これで飲みに行く回数自体は減りました。財布の中身も結構残るようになりました。
しかーーーし。飲みに行く際に、飲む量が増えてしまいました。
そこへ来て、このところ飲む量が減り、年のせいもあり、
燃費がよくなったのか酔いやすくなってしまいました。で、二日酔いへ。

俺も32歳。まだまだ若いつもりが、酒も弱くなり、体力も落ちて、
ヒトとしての肉体の最盛期が終わりつつあることを実感します。
体のメンテナスを欠かさず、生活をうまくコントロールしなければ。
30後半でいろんな病にかかっていった先輩を見てきたから(笑)。

完全な朝型にする、毎週スポーツをする、のが理想ですが、
結婚して子供でもいなければ難しそうです。
独身貴族という名の売れ残り。自由時間が多くて、ついつい夜遊びです。
独り暮らしが長いのも良し悪しだよなと思います。

大きな船に乗っている。
船は間違った方向に進もうとしている。
船内の一部が故障しそうだ、原因は分かっている。
船底に穴が開いてて水が浸入している。

誰も現実を見ようとしない。俺は声を上げて注意する。
船内の仲良しグループから浮いてしまうかもしれない。
でも、気がつかない、動かない人たちに時には怒鳴る。
俺はこの船のことを真剣に考えているから。

気がつくといろんなことを任される。自分でやってしまう。
間違ってるけど自分でやる方が早いと思ってしまう。
やることが多すぎるようになる。自分のやるべきが圧迫される。
自分を縛り付ける負のスパイラルに陥りそうだ。

疲弊している自分がいる。心を亡くしている自分に気付く。
いろんなことに抗って、こだわって、つまらない信念を持つからだ。
もっと気安く考えるべきなのか。そんな簡単な話じゃやないのに。
物事はそうまくいくわけじゃない。

仕事は疲れるもの、忙しいもの、悩んでしかるべきもの。
それだけやるべき価値のあるものだろう。
でも忙しさに迫られて私生活か充実していないと、少々辛い。
人はたくさんいるのに孤独も少しは感じる。

微笑み

会社にいつも微笑んでくれる中国人の女の子がいます。
別部門の彼女とは全く接点がないし、名前すら知らない。
けど、以前、社内を歩いてて偶然、
ちょっとしたことで手助けして以来の顔なじみです。

社内ですれ違うたび、にっこりと深く微笑み、手を振ってくれます。
彼女に対して特別な感情はないけど、なんだか心が優しくなる気がする。
美人ではないけど、すごくいい笑顔だ。誰が見てもそう思うでしょう。
俺も自然と表情が崩れ、つられて浮かび上がる笑顔を返してしまう。

仕事に忙しく、イライラしたときに社内で出会うと、
なんだか心がほぐされるような気がします。
好きとか惹かれるとかではないけど、
こういうひとこそ魅力的な表情なのだなと思います。

人の顔は人生や生き方がにじみ出るものだと信じています。
いろんなことを経験し、いい味を出している顔もあれば、
皮肉や不平不満に歪んだ顔も、おどおどした自信のない顔もある。
人の顔にも表情にも、何かしら見えてくるような気がする。

俺は美人にはそんなに興味がない。顔の造りがいいだけの人ならたくさんいます。
でも、魅力的な表情が自然と出る人は、
心の優しさが現れるような人は、そんなにいないと思う。
たとえ美人でなくとも、そういった自然な美しさに惹かれるものです。

俺はもちろん別にハンサムではないし(笑)、
何かを感じさせるような味や中身のある顔でもないけど、
特別優しさの現れるような顔でもないだろうけど、
少なくとも、彼女みたいないい微笑だけでもできればなぁと思う、今日この頃です。

ソフトボール大会

昨日は社内でソフトボール大会を開催しました。
仲のいい営業と一緒に企画して、
あちこち声をかけて、嫌がる人も強引に誘って、
女の子も含めて社内の人間を25人ぐらい集めました。
しかもダブルヘッダー!

夜型の俺は頑張って早起き、
7時にはみんなと野球場へ。
上海ではグローブなんか手に入らないくせに、
なぜかしら球場があります。2時間で400元(6000円)。
2つあるグランドの片方は日本人少年たちのリトルリーグが練習してました。

俺は編集、デザイナーでチームをつくり、
日頃の恨みで憎き営業チームと対戦です。
我が軍は未経験者が多く、体力もなく、いかにも負けそうな面子。
士気を高めるために、48歳の弊社社長にも声をかけ、
ネタ的に4番に座ってもらいました。

対する営業チームは人数が多く、経験者もおり、戦力も充実。
仕事ではよく口論するし、対抗意識もあるし、
飲み仲間もいるので盛り上がります。
で、結果は6-5で惜しくも敗戦。
俺がピッチャーをしてるぐらいの戦力でしたが、まぁ善戦でした。

次の試合は混合で、戦力を分配しての試合。
そこでまた任せられたので、
俺はピッチャーとして連投。
しかし12-5の大敗。打たれまくりのエラーしまくりでした。
戦績6打数2安打、2敗。

みんなもういい大人なのに、
声を上げてはしゃぎ、騒いでいました。
社長も部長も同僚も野球少年に戻り、
女の子達も頑張ってバットを振って、走って、
俺も子供の頃のよう楽しめました。

ちょっと人数を集めさえすれば、
お金なんかそんなにかけずとも、
こんな楽しいイベントが出来るものです。
世の中やっぱりマンパワーです。
こんなことが簡単にできる上海生活に感謝です。

とにかく大満足。さて、次回はサッカーだな。
と、いいつつも俺は首から下、全身かなりの筋肉痛です。
しゃがむこともできず、腕も上がりません。
しばらくは歩行も困難で、何も出来ない。
今日は社内のみんながぎこちなく、ちょっと変な動き(笑)。運動不足はいけません。

弱音

今日は風邪でダウン。
季節の変わり目は弱く、だるい。
朝晩は冷え込むので体調管理が難しい。

ベッドで独りもだえていると、
寝付けないまま退屈でもあり、
もしもこのまま死んだら、なんて考える。

携帯もあるし、誰も不意に訪ねては来まい。
死後数週間後、連絡が取れず、
大家か同僚が発見するパターンが濃厚(笑)。

そう考えると俺って結構、孤独だと気付く。
友達はいるけどそうしょっちゅう会わないし。
まぁ寂しいということはないけれど。

実家で葬式したら誰が来てくれるか、誰が泣いてくれるか、
なんて考えているといつしか深い眠りに…。
しかし夜にはもうすっかり快方に。やっぱり健康が一番だ!

何も出来ない

日本から悲しいニュースが届いた。
でも俺にはどうしようもない。
ただ成り行きを見守るしかない。

彼が自分で選んだ道。
選択肢はたくさんあったはずなのに。
その結果招いてしまった事態だ。

つれないだろうか。
でも彼は何もしようとしなかった。
俺にはもう何もアイデアがない。

正直つらい。複雑だよ。
でも、俺は外国にいる。
もう何も出来ないんだ。

投資のススメ

世の中、投資ブームです。
ここ上海でも、「人が集まれば株か給与の話」なんて言われています。
日本人の友人も中国人の友人も株だファンドだと投資してます。
中国には末永く家を為すことを重視し、
発財、理財なんてことばがあるぐらいなので、
日本人の投資とは多少ニュアンスが異なるように感じますが。

俺はお金の運用には興味なしです。収入は決して高くはないけど、文句もないし、
やりたいことがたくさんあり、お金の運用に構っている暇もありません。
たいして貯金はないけど別段、将来に不安はない。
借金してまで買いたいものもないし、ちょっと飲んだり、本やCDを買ったり、
たまに映画を見るだけのお金があればそれでいい。
あまりお金をかけなくても楽しめることを知っているから。

ましてや、お金を増やすことに時間を使うより、心配せず、使いすぎずという意味で、
お金に囚われず、何かを楽しめる時間を持つほうがいいとも思います。
お金という存在は単に手段だという気がするのです。
そりゃたくさんあるに越したことはないけど、必要不可欠な範囲で持っていれば問題ない。
支出が収入を越すなら生活をダウンサイジングし、支出を抑えればいい。
そしてその収入に合わせて、人生を楽しめればいいと思います。

今日は人にはっとすることを言われました。
「もっともっと投資しなさい」。
といってもそれは自分自身に、ということですが。
何かを学ぶことに、経験できることにとにかくお金を使いなさい。
実学を身につけるぐらいの時間はあるでしょ。
誰にも負けないぐらい勉強しないと成功はしないよ。

ある会社の若い社長ですが、彼はとにかく勉強しているのだそうです。
32歳という年齢で海外に駐在で出してもらい、日本ではなかなか出来ない経験をしている。
でも役職に負けないように、さらに飛躍するように、私はとにかく勉強する。
そのための書物にセミナーに参考書にお金は惜しまない。
投資対効果が一番高いものは何だか知っていますか?。
それは自分自身への投資なのです。間違えなく、しかも大きく返ってくる。

…いつも飲んだくれて遊びまわっている32歳独身男である俺は何やってんだー!
俺も日本ではなかなかなり得ない編集長の役職をもらって、
マネージャーとして管理職も務めています。
それに胡坐をかいて怠けて、勉強なんか何ひとつしていません。
先々にやりたいことを成し遂げるためにもっとやらなきゃいけないこともあるはずです。
こんな自分を恥じ入るとともに、もっとしっかりしなきゃと思い直しました。

彼はまた続けます。
「時間もお金も浪費しちゃ駄目だよ。無駄なことに消費しても駄目だよ。自分に投資しなきゃ」。
人生はあっという間に過ぎます。ちゃんと投資が出来る人は他の人と差をつけていくものなのでしょう。
会社を辞めて世界に旅に出て、留学して、海外で働く。
俺は大枠ではそれなりに大きな時間とお金を自分に投資してきたつもりです。
それで満足せず、もっと具体的現実的なことにもしっかり投資していくことを考えていかねば。

悦楽

最近、バンド活動がますます面白いものになってきた。
依然としてレベルは低いし、ギターもうまくならないし、
ライブ慣れしてるわけでもないのですが、
何より自分らで日本語のオリジナル曲を作っているからです。
スタジオに入る毎週土曜日の15時が待ち遠しい限り。

完全に素人の自己満足のマスターべションですが、
何もないゼロからモノを作り上げていくことは本当に興味深いものです。
音を鳴らして曲ができ、一体感が生まれるだけで快感なのに、
自分たちで試行錯誤しながら一つのものを作り上げてく素晴らしさ。
思うようにはいかないけど、魔法がかけられたかのようなひと時です。

俺はボーカルなのでメインで歌うし、
下手でも作るのは好きなので、
とにかく粗製乱造しています。
家にいるときはほぼギターを片手に曲作り、
外にいてもあれこれと歌詞を考えています。

しかしながら思い知らされるのが、日本語の歌詞作りの難しさ。
音に乗りにくいし、すぐに陳腐になってしまう。
詞を書くときにはテーマとシチュエーションを決めるのですが、
なかなかいい言葉が出てこない。説明臭くなる。語彙が少ない。センスなし。
書く仕事しているくせに、自分の言葉に対する感性の低さを突きつけられた感じです。

演奏できるまで完成した曲が溜まれば、
今度はレコーディングしてCDを作るつもりです。安く作るところがあるらしいし。
ベースのKさんはデザイナーなので、ジャケットもこだわって作りたいもの。
全てが初めての経験で、素人の趣味の範囲ですが、だからこそ面白い。
こんなことをできる時間も環境も余裕もある上海生活に感謝。

いままで日本人のミュージシャンのほとんどをしょぼいと、
馬鹿にしてましたが、ごめんなさい。曲作りがいかに難しいか。
歌詞作りがどんなに大変か。そりゃ横文字も使いたくなる。
そしてそれをして人に認められ、職業にしているなんて、あんな人もこんな人でも、
もろ手を挙げてすごいと思う。ひとついい勉強になりました。

中国批判

先日、友人に紹介されて、
70歳のおじいさんと飲む機会がありました。
こちらで様々なビジネスをすべく各地を転々としている方です。
いやはや、こんな歳でも中国に渡ってくるエネルギー、
元商社の人らしいけど、たいしたものです。

というのは最初の印象。
よくしゃべる方で、いろいろ話を聞いていくうちに、
中国の人を見下げたような発言ばかり出てきます。
挙句の果てには中国は駄目だ、程度が低い、遅れている。
横には通訳をしている中国人の若者がいるというのに。

そりゃ中国はまだまだ発展途上国。
まだまだ品質の高いものはできないかもしれない(時間の問題だけど)。
パクッたニセモノ商品が溢れています(日本も60年代、欧米のものをパクッてたでしょ)。
日本人が満足できるレベルのサービスはまだない(でも日本式の過剰なサービスは要らない)。
いい加減すぎる、責任感がない(物事には両面あるし、国民性の違いはあるでしょ)。

商社マン時代には世界を巡ったそうですが、
この人の基準はどうしても日本にあるらしい。
自分の物差しを持つことは必要だけど、
それを押し付けることはおかしいこですと。
そんなに日本のレベルを要求するなら日本に帰れば?

そう、中国批判は聞き飽きます。
中国の人には確かに一癖ある人もいるし、
とっつきにくさもあるでしょう。ここは外国だから。
先進国の俺らからすると信じられないようなこともよく起こる。
でも。あなたは好きでここにいるんじゃないの?そんなに嫌なら帰ればいいじゃん。

ビジネスも同じ。四の五の言うなら、上海ではなくて違うところでやれば?
ここは外国です。そりゃ一筋縄ではいかないはずでしょ。
政府の干渉過多、頻繁な法改正、ビジネス文化の違い。労働に対する意識の違い…。
俺らからすれば中国にはネガティブな要素が多すぎる。そりゃそうだ。
でも文句ばかり言わずに、その中で何ができるか考えてみれば?

中国で働いていて俺が学んだのは、
現実的な解決方法を模索することの大切さです。
「何をやりたいか」から「様々な厳しい現実」を差し引いた、「何をやれるか」です。
もちろん口で言うのは簡単、物事はそんなに簡単にはいきません。
ついつい不平不満を漏らしてしまいがちですが、自戒を込めつつ。

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