台湾の話① | 天河かなめのブログ

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長く続けられると良いな。

今回、紹介するのは、台湾です。そして、何故、台湾なのかと
言うと、そこに山があるからです(笑)と言う事で、今日は、
台湾の山の話。

台湾の中で、最も高い山は、標高3952mの玉山と言う山です。
人によっては、ニイタカヤマと言えば、判る方がいるかもしれま
せん。

日本統治時代・・・かつて、台湾が日本の一部となっていた一時期
は、日本名で、新高山と呼ばれ、日本一高い山は、今の富士山で
はなく、より標高が高い、この台湾の玉山(新高山)とされてい
ました。

現在は、日本の統治下ではなくなった為、日本一の山でなくなっ
たものの、今でも台湾一、そして、エベレストを除く、アジア周
辺地域で、最も高い山とされています。

とは言え、玉山国家公園(自然生態保護区)に指定されていて、
立入り制限がある為、この山に登るのは、難しいのですが、観光
地として登れる有名な山として、近くの阿里山国家風景區(日本
で言う国定公園)にある、阿里山があります。

そして、更にその先。同じ公園内にある祝山へ向かうと、御来光
を臨む事が出来ます。今の日本の富士山と同様に、台湾でも山へ
登って、日の出を観賞する風習?があって、この祝山は、普段も
混雑するらしいのですが、初日の出の日は、御来光を見に来る観
光客で、更に大混雑するそうです(笑)

因みに、この祝山の標高は2489m。
調べてみたら、男体山とほぼ同じ位の高さなのですが、なんと、
この高さまで、日本統治時代に敷設された鉄道を改良した、阿里
山森林鉄道を使って行けば、何の装備も持たず、気軽に登れてし
まうのです。
と言っても、片道4時間程かけなくてはなりませんが(笑)

途中の阿里山までは、2時間程で行ける、バスと言う交通手段も
あるのですが、山の標高と、台湾の交通事情を知ってしまうと、
ちょっと・・・になります(笑)

それ以外にも、この阿里山森林鉄道が、面白そうだ、と言うのも
あります。そもそも、この森林鉄道は、台湾ヒノキを切り出す為
に、日本統治時代、初めて阿里山に敷設され、その後、観光用路
線として整備されたらしいのですが、当時のルートを、ほぼその
まま使っているので、山へ行く線路が、斜面を恐ろしい程、うね
うねしながら登っていきます(笑)

余談ですが、この阿里山で切り出されている台湾ヒノキ。実は、
明治神宮にある大鳥居(1代目、2代目共)でも使われてます。

さて、阿里山森林鉄道ですが、2000mを超える鉄道としては、
インドのダージリン鉄道、チリ・アルゼンチンを通るアンデス山
鉄道と並び、世界三大登山鉄道と言われているらしいです。

そんなこんなで、いつかは行ってみたいと思っている、台湾の阿
里山と森林鉄道です。

次回へ続く。