牡羊座その1:牡羊座のカラダ | CRODのブログ 〜サンフランシスコから~

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牡羊座その1:『牡羊座のカラダ』

牡羊座を象徴する体の部位:頭部、顔(どこからどこまで含むかは諸説ありですが、私の中では脳の中の一部、額や目、視力などのイメージ)、筋肉組織や血圧など、瞬発力や熱量、スピード、エネルギーの伝達にかかわる運動部分など
美容と健康のためのお勧め:頭と足先のマッサージ(頭に血が上りやすいので、同時に足先、末端ももんで滞りを防ぐ、整える)。ある程度運動量のある個人(団体)競技などを習慣化する、適度の筋トレで筋力量を保つ。また同時に、適切なクールダウンも覚える。早寝早起き。減塩など血圧への留意(異常が出る前からバランスのよい食事で味覚自体を安定化する)。昼寝など。また牡羊座は日に焼けやすいイメージもあるので、日常的な日焼け対策も大事。


牡羊座のカラダは、例えるなら男女ともに「ややオス傾向の強いカラダ」という感じです。これは守護星である火星の影響が強く反映されているでしょう。
容姿は全体にタフで精力的な印象で、引き締まった筋肉質のタイプ。中肉中背が多いようですが、典型的な牡羊座は、同じ身長の他星座とよりもがちっとしている分、やや小さく見えます(骨格が細くひょろっとしている方が、関節は目立たず手足が長く見え、身長は高く感じます)。骨が太く、強い感じです。特に上半身が発達している場合が多く、首や肩回りなどが強そう、概して体脂肪率は低めでしょう。
顔かたちも同じく男性的な傾向です。眉が発達し強い印象。男性は髭が濃かったり、もみあげが濃かったりします。額が大きく目立ちます。目や鼻は特別大きくはありませんが、視線は鋭く、鼻やあごはとがり気味(まるい、どっしりしている感じではない)でしょう。
また唇の色もしっかり濃い人が多いので、顔の中に黒いところと赤いところのコントラストがはっきりしている、という印象もあるかも。
髪も濃く黒い印象で大体が直毛です。肌は厚くしっかりしていて、どちらかというと浅黒い方。乾燥系よりは脂性気味かも。全体に情熱的な容姿と言えます。

大体の場合、牡羊座の人は(&牡羊座上昇宮生まれ)数ある星座の中でも「ああ牡羊座だろうな」という容姿的な特徴がわかりやすいほうでしょう。たとえるなら、色の赤は、その目を引く色味ゆえに人から認識されやすい(すぐ赤だとわかる)、みたいなことに似ています。
またその分、ちょっとそこに他の要素が入っても、非常に目立ちます。
例として挙げるなら、牡羊座生まれ&牡羊座上昇宮生まれ的容姿に、月のような、やや相殺する力(真反対に近い、やや薄める方向性の要素、イメージでいえば白)が加わると、いきなり「ピンク的容姿」になるみたいなことでしょうか。
牡羊座上昇宮+上昇宮ラインに惑星の月が位置している、のような人がそれに当たりますが、この場合は「勢いやパーソナリティなど内面的、発する特徴的には大いに牡羊座だが、それにしては何となくソフトな、牡羊座にしては温度の低い印象」になる、のようなことです。

大体どの星座も、内面に持っているパーソナリティとそのカラダは、非常にうまく連携していると感じます。人間も動物であるから、そこは当然かもしれませんが、
瞬時に考え、動く。走りまわって何かをつかみたいと考えるタイプには、発達した筋肉とコンパクトなカラダ、雨風にさらされても日を浴びてもたくましく生きのびそうな姿を与え、感じ方も考え方ものんびりで…というようなタイプには、細かいことを気にしすぎない、どんな場所にもなんとな~くなじんでしまう、警戒心のゆるいカラダ。人から警戒されない、ふわふわした(ある種子供っぽいというか)姿を与える。
もちろんそのカラダがあるからこそその性質になる、生き方になるともいえるので、卵が先かニワトリが先か的話ではあるものの、まさに牡羊座はこれに一致したタイプ。
全身で、見るからに「牡羊座だ」という人も、非常に多い気がします。

牡羊座を象徴する部位では必ず頭、脳のようなものがあげられますが、私的には脳の中でも、本能的部分を扱う部分、大脳辺縁系などがそれにあたるのかなというイメージです。いわゆる動物的脳、古い脳と言われるところですね。
本能的な行動や感情、快不快や怒り、恐怖、攻撃、回避など生命維持に直結した部分です。

どうも、近代以降?は、脳というと「思考、記憶を司る」、人体全体のコントロールルームという感じで連想されることの方が多いように思いますが、そんな細かいこと・精密なことを牡羊座が担当?と考えると…違和感があります。
でも、占星術で各星座にカラダの部位が最初にあてはめられた時代には、脳の中がその性質や機能によっていくつかにわけられている、というような考え方はなかったでしょうから(何しろはるか昔だし)、その当時の水準に合わせて想像するなら、「脳」とはもう少し大きな意味で、「全身への行動のスイッチがある場所」のようなニュアンスだったのではと。
だとしたら納得がいきます。
「行け!」「逃げろ!」「追え!」「戦え!」のような、生きる生々しさがもっとリアルにあった世界では、きっと“瞬時”の全身への指令が不可欠、かつ日常茶飯事だったでしょうし(そうでないと命を落とすことも非常によくあっただろう)、
そういうときの司令塔は、確かに牡羊座が一番いいように思いますから。

同じく、顔かたちの中でも、
目とそれを縁取る眉は、その人の生命力が最も端的に出やすい部分です。
たとえば、野生の動物たちの世界では「危険な動物と気安く目を合わせるな」とか、「目をそらしたほうが負けの意味になる」などは良く出てきますし、人間同士でも、何かしらの争いの際には、相手を威圧したり、争いの火ぶたを切ったりする際に、見たとか見ないとか、目配せがきっかけとなるシーンがしばしば出てきます。
そんなある種の意志、内なる攻撃性、生命力の強さはまさに牡羊座の世界ですから、
そういう意味でも、このあたりが牡羊座領域というのはうなずけるところです。

さてそんな牡羊座諸君ですが(笑)。
そんなワイルド(そうな)資質を持っているとはいえ、生きている時代は他の11星座と同じ現代です。
もし生きている時代がもっともっと原始的で、それこそ体と本能を使って生き抜く!みたいなシンプルな時代だったら、もっと彼らは生きやすいのでしょう。が、実際にはそうでない分、なかなかいろいろな弊害、健康面での生きづらさも生じるのはやはり仕方ないようです。

これは何となくそう思う、くらいではあるのですが。
牡羊座に起こりうる健康的&メンタル的心の病や不調というのは、大体の場合「自分というものを持てあます」ということから生じている気がします。

牡羊座は非常にパワフルですが、同時に応用が利かない、実にシンプル・単純な生き物です。
力があるので使いたい。できればストレートに発散したい(一発でどーん!と)というのが彼らの願いですが、この世はそれがなかなかうまく行きません。
現代のような世界では、そこまでダイレクトな力は大体危険とみなされますし、
そういう力を望むこと自体も、あまり歓迎されない。そういう世の中です
(まあ昔でも危険は危険だったでしょうが、危険自体がそこここにあったから、目立たなかったのかも)。

また今を生きる牡羊座本人も、そんな文化的背景のすりこみから「何だか暴れたい気持ち」「もっと大きな声を出したい」「完全燃焼したい」などと感じる自分をなかなかまっすぐに正当化しにくいので、
こうしたい!(本能のままに)⇒叶わず(もしくは、十分な量ではなく不完全燃焼感)⇒
やっぱり何か!!⇒やはり叶わず…みたいなことが、人生のいろいろなところで起こりやすく、
知らず知らずのうちに牡羊座はストレスを抱え、それが一定の時間を経てカラダの不調になって出てくるのでしょう。

おそらく一番牡羊座がためやすいのは怒りからのストレスなのですが
(12星座内でダントツに怒りの沸点が低いのが牡羊座です。収まるのも早いですが)、
くそう、とか、どうしたら…!とか…の押さえた思いがカラダに緊張を与え、全身をこわばらせた結果、頭痛や激しい肩こり、腰痛、その感情を抑えるための飲酒や過食、刺激物多量摂取、多すぎる喫煙等からくる、肝臓ほかの障害、高血圧なども起こりやすいのです。
また、牡羊座は体自体全星座内でも頑強な人の方が多いため、逆に早めに養生する習慣がないせいでカラダが本当にギリギリまで無理させられてしまい、結果として、症状として現れたときにはかなり緊急を要することになっているケースが多いようにも思います。

同時に、牡羊座はそもそもが思い込みも強い性格で、自分の強さ(揺らがなさ)を過度に誇る傾向も強いので、普段から「私は丈夫だから」「病院とか行ったことないし」のように考えている場合もとても多く、痛みなどがあってもすぐに対処をしないため、どうしても無駄に無理しがち(でも、そこ無理する必要なかった)という面も非常にあるのでした。


思うに、人はそれぞれ、また星座によっても、持っている気質、エネルギーの質、量も違います。
だからこそ自分はどういう人間であるかは、誰もがきちんと知ろうとすべきだし、
知ったうえでそれを受けいれ、活かす、損なわない。
この工夫は誰であっても必要でしょう。強い弱いは関係ありません。

特に、今のような寿命の長い方が一般的な世界では、人生自体がそもそも長いのですから、
たとえ牡羊座であっても(汗)、「太く短く生きるぜ!」風なスタイルだけでは難しいのですよ
(確かに人生30年、40年まで生きたら長生きというような時代だったら、牡羊座はそのままで完全にヒーロー&ヒロインだと思いますが。世界は変わったのである)。

ならば今という時代に沿って、「長い時間を戦い抜ける新しいスタイルのヒーロー・ヒロイン像」を、現代の牡羊座は作り上げるべきだ!
それが今を生きるあなたたちの使命だという気もしますね。

では、どんなことをするといいのか…は、改めて次回具体的に考えてみるとして。

まずそれをやる前に、根本的にどうしても余ってしまうエネルギー(言い方を変えるなら攻撃性?)は、最も適した形=体を動かすことで、ある程度は発散したほうがいいと思います。これは年齢を問わず。体のためというよりは心のため、結果として体全体のためです。

現に、定期的にある程度の運動をしている牡羊座は意外と心穏やかな人が多く、じっとしている牡羊座ほど、何かどこかが過度にとがりすぎる(攻撃性の乱用)傾向もあるようです。つまり攻撃性をいい形で使用できていれば(余ってない。使いたい欲が満たされている)、牡羊座はより自分を好ましい形でコントロールできるし、願った場所に集中的にそそぐこともできるようになるのではないかと、私は思います。

もちろん働くことで完全燃焼を狙ってもいいのですが、とはいえ、仕事などは運動よりもはるかに複雑な側面、要素を含むもの。望みどおりに力を使えるチャンスを得ることも難しい上に、必ずしも積極性がプラスに働くともは限りません。懸命に動いたけど、結果としてはマイナス。そういう場合もあるでしょう。
そうなると、体から出て行ったエネルギーはいい形で消化されず、「あれだけやったのに」とネガティブなイメージを連れて戻ってきてしまう可能性もあるため、それもそれで、牡羊座には害になるように感じます。
たとえば営業活動などは、単純に熱心に何回も訪問すればいい、大声で話せばいい、食い下がればいいというものでもありません。でも牡羊座が頑張る(気合い入れる)となるとそういう方向に走る傾向がどうしてもあるし、同時に、もしそれが実際にはうまく行き、顧客を獲得したとしても、たとえば上司なりが適切に認めてくれるとも限りません(これはさまざまな事情から)。となると、そこでまた別のフラストレーションが生まれるわけです。
理想を言えば、牡羊座の持つ情熱、攻撃性は本来特に欲得とかかわらない、非常に純粋なものなので、ただシンプルな形で出て行けば一番いいのです。
が、その動きに他者がある種の色を付けてしまうと(いい評価なり悪い評価なり)、本来持っている率直さ、混じりけのなさが失われ、事態が複雑になればなるだけ、牡羊座は力を失う…という仕組みなのでしょう。
たとえるなら、ただ好きでやっているだけのときが一番いいものを作れていたのに、もっとこうしろ、ああすれば売れるとか、そういう反応を聞きすぎてしまい、気持ちが混乱して、心から歌えなくなったロッカーみたいな感じでしょうか。
この場合、もし悩んだのなら「ちょっと走って頭冷やしてくるわ」が正解だし、そうでないなら、「とにかく数歌って、そこから何かをつかみたい」みたいなのが牡羊座には正解です。苦境を打破する、いい形で元に戻るときなども、おそらくこのパターンですが、
逆に過度に聞き手の反応を見始めたり、上手い話がある…等のプロデュースに乗っかったりすると、自分のエネルギーがまっすぐ出せなくなる…。
もちろん、タイミングによってはそういう全く違うアプローチが良い効果をもたらすときもありますが、それは「何か新しい要素がいるのでは?」と牡羊座が感じ、自ら求めたときに限ります。つまりは走るだけ走って、歌うだけ歌って、そのあとに「もっと別の何かがいる」と本能が知らせたとき。動くことで自分の中の余分な要素、行き場のないエネルギーをうまく排除したからこそ、そこに行きつくこともできる。だからこそ気づいた。そういう話なのではないかと。

また言い方を変えるなら、もともと激しく燃えたい人間なのなら、思い切って燃えてみないと次にはいけない。自分を燃やし切ったからこそ、本当の意味で落ち着くこともできる。
牡羊座にはこういう面がとても強くあるので…。
だからこそ「動くこと、体を十分に動かすこと」がおすすめなのです。
「運動?本当に~?」と思っても、
いざ何かを始めてひと汗かいたら、全く感じることが変わっていた。自分の中の悪いものが、全部空に飛んで行ったみたい。
そういう切り替えが非常に起こりやすいのも、実は…牡羊座なんですよ。