私が、ドナーになろうと思った動機は、フルタイムでの仕事が出来ない状況であったので、生活資金が必要であったのがひとつです。
もうひとつは、私自身が二十代後半で、不妊について考えることが多くなったからというのもあります。多くのカップルが不妊治療で苦しんでおり、最後の手段として卵子提供にたどり着くといいます。その切実な願いの助けになれたら、小さな心の拠り所ができるのではないかと思ったからです。
実際にプログラムが開始してからは、何も心配することなく、大きなストレスもなく進んでゆきました。自己注射に最初は抵抗を感じますが大丈夫！と周囲の看護師さんやコーディネーターの方から励まされていざやってみると本当に大丈夫であったりしました。
コーディネーターの方々もとても親身に接してくれ、大きな安心を得ることが出来ました。
レシピエントカップルの思いや願いを叶えることができるよう努力ができたこと、
そしてコーディネーターの方から頂いた以下の言葉は忘れられません。
「貴女は自分自身が持つとても尊いものを提供して、誰かの幸せに貢献しているのだから、必ず幸せになれるわ」
この言葉を頂いて、誰かが幸せになることに陰ながら貢献することができる、その誇りのようなものが自分の中で湧き出る思いがしたのです。
卵子提供が出来たことを心から誇りに思っています。
にほんブログ村
にほんブログ村
