「風のおもかげ」という表現 | 稲川圭一のDream In My Life

「風のおもかげ」という表現

 あっという間に2週間が経ってしまい、今頃か・・と言われそうなタイミングです。
 2月22日が終わり、仕事も落ち着いていくという希望的観測でいたのですが、それとは裏腹に仕事量は増えるばかり。心の中の悲鳴と共に、24時間じゃとても足りない日々を生きています。

 2週間前のことが遠い日の事のようになっていますが(笑)、2月22日「風のおもかげ」コンサートは幸福感に満ちた、まさにこれぞLive!の日でした。
 このリンクにあるように、Live当日のギリギリまで精一杯やり尽くし、その上でステージが始まりました。努力という言葉はあまりアピールするものでもないし好みませんが、スムーズに器用に何でも上手にこなすようなことが出来ないので、人知れず地味にコツコツやりました。

 ともあれ、無事にセッティングし、直前リハーサルで一汗掻きつつ、「風のおもかげ」は始まったのでした。
 ※下の写真はリハーサルの模様です。





 第一部は「言霊×音霊のファンタジー」、去年9月21日の初の試みに続く第二弾のお届けでした。
 Kumiさんのピアノ曲に寄り添い、ボクが言葉を紡ぐというもの。そして、それを朗読するという形の表現の場。
 詩であったり、詩のようなストーリーであったり、物語であったり。でも結局は形を変えたボク自身のセルフストーリーになりました。その点ではやはり前回と同様、ファンタジーというよりは、もっと感情の心拍を震わすような人生そのものを謳い上げる内容だったと思います。

 □明王竜(Kumiピアノソロ)
 □空
 □大切なもの~自分を抱きしめて
 □光に向かって
 □奇跡は自分で引き寄せる
 □母と歩いたあぜ道



 第二部は「SEVENTH ROSE with Kumi」という初編制でのLiveを。第一部の、発信側も受信側(お客さん)も緊張し、静かに涙を流す空間とは打って変わり、心地よく流れる解放の音空間でした。
 それにしても楽しかったです。

 □煌きの方へ(Kumiピアノソロ)
 □Harmony(調和)/SEVENTH ROSE
 □愛しきいのちへ/SEVENTH ROSE
 □愛の絆/稲川圭一&Kumi
 □手のひらをほどいて/SEVENTH ROSE with Kumi
 □地球へDIVEした日/SEVENTH ROSE with Kumi
 □時を超えて/SEVENTH ROSE with Kumi
 □プレイヤー/SEVENTH ROSE with Kumi

 □Imagine(アンコール)







 今回もたくさんの方々にお越しいただきました。
 こういう表現の場、新たな試みのコンサートへと目撃に駆けつけて下さったこと、何よりも嬉しく言葉では足りないくらいの感謝の想いでいっぱいなのです。

 相変わらず最高の空間と言える「ギャラリーカフェ・ラルゴ」さんの佇まい、音も含めて美しい在り方に抱かれるようにステージと会場が包まれ、ボクもいつの間にやら朗読の世界に入り込み、感極まって仕方ありませんでした。
 そして、会場からも鼻を啜る音を感じていましたが、第一部が終わった直後にお客さんにご挨拶に廻ると、泣きはらした目をされた方の多いこと。意図して泣かせるつもりで書いて読み上げたものではないのですが、ここまで胸の奥で傾聴していただけたことは本当に有難かったです。

 それと、会場はそれぞれに小さなテーブルを挟み、椅子が2脚という形で散りばめられる配置なので、単独で来られた方は当然ながら小さなテーブルを挟み知らない方とペアのように観るようになるのですが、これがまた嬉しい現象となっていました。
 ご挨拶廻りをさせていただいた時に気づいたのですが、その知らないペア同士が、意気投合したり、深い繋がりがあったり、それぞれの単独の「星」が遠くから見たら星座を描くように瞬いていたのです。
 不思議ですが、それぞれ何気なく選んだ客席が単なる偶然ではなく、必然として準備されていたように縁を繋いでいました。
 ボクがまだ20歳代の頃の職場で縁した大切な友人が駆け付けてくれて、まさに15年以上ぶりの再会を果たしたのですが、その彼女と同じテーブルでペアになったKumiさんのファン(友人)の方がまるで姉妹のように語り合い、「4月の東京のコンサート、2人で行きますね!」って話をしてきてくれた時はとても嬉しい驚きでした。

 その他、諸々・・書ききれない程に暖かく嬉しい時間になりました。

 今回ステージを共にしたSEVENTH ROSEメンバー、そしてKumiさんがいなかったら始まらなかったこのコンサート。毎度のことながら感謝です。
 それを応援してくださった皆さん、何より、会場にお越しくださり見届けて下さった方々、リハーサルから付きっ切りで取材・撮影してくださったChild☆Starさん、素敵な会場のラルゴのスタッフの皆さん、本当に本当にありがとうございました。

 また今後もこの表現を発振してまいります。
 お読みくださりありがとうございました。