ドアです。相変わらずドアはステンレス地そのまま、半自動扱い時は今や珍しくなった手でガラガラと開け閉めする仕様です。211系ではボタン式となっているので、この時代を感じさせる手の開け閉めはもうこれが最後となってしまうのでしょうね。
もちろん、ロングシートバージョンもありますよ、と。
最前面です。右側にも仕切り窓があったと思われますが、現在は埋められていますね。相変わらず前面展望なんかどこ吹く風です。
天井です。中央の張り出した冷房装置が厳ついですね。蛍光灯も間隔をあけて設置されているため、夜は薄暗く感じます。吊革はロングシート上のみしか設置されていないのが国鉄クオリティですね。
ボックスシートです。国鉄が放った今でも各地に残るベストセラー品です。窓側に肘掛が無くても、背ズリ上端がフレーム仕上げで硬くても、やっぱりボックスシートといえばこれなんです。背ズリ下部と座面の角度の組み合わせはやはり最強です。
ロングシートです。ドア横は2人掛け、最前面は3人掛け、一部車端部は5人掛けとなっています。
お次は更新工事が行われた編成です。見た目はフツーの115系と変わりませんが・・。
車内です。座席や化粧板などにその変化が見て取れます。しかし、JR西日本のトンデモ体質改善40N更新車や体質改善30N更新車はともかくとして、長野地区や新潟地区のリニューアル車 と比べてもその変化のインパクトはあまり大きくなく感じたのもまた事実。西日本に住んでいる弊害でしょうか。
ドアです。化粧板は相変わらず貼られていませんし、半自動扱い時は手でガラガラと開ける仕様のままです。
優先座席を有する車端部です。モケット、吊革共に目立つ色になっています。
トイレを有する車端部です。様々な機能を集約しているため、ちょっとごちゃごちゃした印象は否めません。
最前面です。国鉄型らしい、仕切り窓が小さく高い位置に設置されています。
窓です。リニューアル後もここは変わりません。おいそれといじられない場所なのか、それとも改造が面倒なのか・・。
座席に参りましょう、まずはクロスシートから。ボックスタイプで、リニューアルの中でも一番変化が大きいところです。フレームは元のままのように見えますが、ヘッドレストの装備、そのヘッドレスト上にパイプが走るという独自仕様となっています。
座り心地ですが、従来のボックスシートよりもかなり柔らかいもので、逆にヒップポイントが見つからず体勢が安定しないかもしれません。個人的には超絶的に硬いよりはまぁいいかなとは思っています。新宿からE231系にずっと揺られて小山で乗り換えた時には天地の差を感じたものです。さて、この座席で一番残念なのは新たに設置されたヘッドレストでして、元の背ズリ上部よりも張り出した格好となっています。ということは、このヘッドレストに頭が命中しない身長の方が座ると、ちょっとした地獄を味わうということで・・。この手のヘッドレストはやらかさない方が幸せですね。あまり無理しなさんな・・。
なお、テーブルは地味に変則六角形のものに取り替えられています。かつて急行型車両に搭載されていたテーブルに近いものがありますし、若干面積も広くなっているように見えます。
トイレ横のセミクロス部です。よく見ると、妻面の座席のヘッドレストが半分でスパッと切れていますね。ただでさえ張り出し量が大きいのにそれを半分にしちゃったもんですから、座ってみるとかなりの違和感です。ボックスシート背面はロングシートに座る方が窮屈にならないようにと若干凹んでいますが、凹み量はほんのお世辞程度です。
ドア横の2人掛けロングシート。こちらも従来と比べてフカフカしています。昨今のJR東日本を見ていると、このロングシートに座ると「本当に同じ会社か?」と疑問に思ってしまいます。
車端部は5人掛け、画像は優先座席です。東日本共通の灰色の座面に赤と黒のストライプが走るデザインです。袖仕切りはパイプで構成されたもので、横方向に渡されたパイプは肘掛も兼ねています。
トイレです。中は和式のままとなっています。その横は座席を取り払い、車椅子スペースとしています。冬季にもなるとかなりお寒くなる北関東を走る車両らしく、ヒーターも設置されています。
・・車番、手書きなんですね(^^;;
107系とともに高崎地区を支えてきた湘南色の115系、長い間お疲れ様でした。
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